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国際チーズコンテストWCCC2024にて日本のチーズが世界TOP20に!6つのメダルも獲得

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3月5日(火)~7日(木)の期間に行われた国際チーズコンテスト「World Championship Cheese Contest 2024(WCCC2024)」にて、チームJAPANは「長万部ラクレット」のTOP20選出をはじめ、金メダル3、銀メダル2、銅メダル1の合計6つのメダルを獲得した。

34品の国産ナチュラルチーズを出品


WCCC2024は、アメリカの酪農地帯でもあるウィスコンシン州のマディソンにて、1957年から隔年で行われている世界的にも最大級のチーズコンテスト。同大会へ日本のチーズを出品するにあたり、国の支援を得て国産ナチュラルチーズブランド化推進委員会を設置しチームJAPANで出品に臨んだ。


今大会では世界25カ国から3,302品が出品。日本からは28工房34品の国産ナチュラルチーズを出品し、TOP20をはじめ、金メダル3、銀メダル2、銅メダル1を獲得。2022年の前回大会の金3、銀1を大きく上回り大躍進した。

3品が金メダルを獲得


金メダルを受賞し、世界TOP20に選出されたのは、北海道・長万部町の川瀬チーズ工房が手がける「長万部ラクレット」。牧場の新鮮なホルスタイン種とブラウンスイス種の原料乳で生産。良質な土や草で、健康な乳牛を飼養する事に心がけており、成分無調整の生乳を使用して作り、2カ月以上熟成させている。


岩手県の葛巻町畜産開発公社・くずまき高原牧場が手がける「プチ・カチョカヴァロ」。ひょうたんの様な形で、内容量は70gと小さくして食べきれる大きさに。一つずつ手作りで製造しており、外側は硬く熟成し内側に行くほど柔らかい食感でコクのあるミルキーな味わい。


埼玉県・加藤牧場バッフィの「加藤牧場濃厚カマンベール」は、乳牛共進会や生乳品質共励会において常にトップクラスの成績をおさめる自社牧場の生乳を使用。エサや健康管理に気を配った牛の良質な乳を余すことなく伝えられるようチーズを製造。生乳にクリームを加えて、食べやすくクリーミーに仕上げている。

銀メダル二つと銅メダル一つを受賞


銅メダルを受賞した神奈川県・タカナシ乳業の「ブリーズ・ドゥ・メール カマンベール250 g」は、北海道で育ったノルマンド牛とホルスタイン牛のミルクを使用。フランスの伝統的な製法“MOULE A LA LOUCHE(ムール・ア・ラ・ルーシュ)”によって、一つひとつ丁寧な手仕事で作られている。


同じく銅メダルを受賞した広島県・チーズ工房乳ぃーずの物語。の「雪子」は、広島・庄原に降る雪をイメージした、雪のように白く見た目も美しいチーズ。舌触りは滑らかで、酵母の香りを感じられ、塩分は控えめでマイルドで優しい風味。


銅メダルを受賞した千葉県・高秀牧場チーズ工房の「さけるミルク(たまり醤油)」は、自社牧場の牛乳から作ったストリングチーズを、日本独特の調味料であるたまり醤油に漬け込み、豊かな風味を作り出している。

このほかの出品チーズは、チーズプロフェッショナル協会の公式サイトにてチェックしてみて。

WCCC2024の受賞品をはじめ、日本各地でつくられている国産のチーズを味わってみては。

チーズプロフェッショナル協会公式サイト:https://www.cheese-professional.com

(山本えり)

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