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信州のみそ屋「新田醸造」がロゴ・味噌などのパッケージデザインを変更!

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「信州白樺印みそ」を醸造する信州のみそ屋「新田醸造(にったじょうぞう)」は、4月1日(月)よりロゴ・味噌などのパッケージデザインを変更、ならびに同日よりオンラインストアのリニューアルを行った。

根本からの再出発を狙う


今の新田醸造には、とりくむべき様々な課題が横たわっている。資金の調達、紙文化の管理体制、直売所の老朽化、多すぎる商品アイテム数、100年以上使われている木桶の保全、従業員の高齢化など。山積した課題のなか、局所的な対処にとどまらない新田醸造の根本からの再出発を狙ったほうがより効果が高いと考え、同社はロゴ・パッケージ・オンラインサイトのリニューアルを行う決断をした。

この詳しい経緯とリニューアルのために行ったことに関しては、6代目・新田慶秋氏がnoteに詳細を記している。

新しさと美しさを兼ね備えたロゴ


同社の商品を手にとる人には馴染みのある従来の新田醸造のロゴは、2017年頃に策定された比較的新しいもの。清潔感と優しさを兼ね備えており、味噌蔵という言葉の響きから連想されるような古めかしい印象はすでに払拭されているロゴだった。

これまでのロゴが培ってきた「お客様の新田醸造に対する印象も大切にしたい」という理由から、従来のロゴを踏襲しながら、デザイナーの手によって新しく生まれ変わることとなった。


そして誕生したのが、このロゴだ。


新しさと美しさを兼ね備え、枠を設けないことで「味噌の可能性を、とき放つ」コンセプトを表現している。またシンボルの中心には「味噌の模式図」が描かれており、味噌の原材料である大豆と米麹が、それぞれ「円形の豆」と「米の花」のモチーフで描かれている。



新しいロゴを活用して、具体的な味噌の商品パッケージやその他のアイテムにデザインを展開していく。

長野県坂城町に根ざして味噌を醸造


新田醸造は、長野県坂城町に根ざして味噌を醸造する信州のみそ屋。江戸末期に北国街道の上田宿と坂木宿との合いの宿であった「鼠宿」において、新田甚左衛門(にったじんざえもん)が立ち上げた商店が前身だと言われている。

新田家の旧庄屋屋敷の屋根裏に、屋敷建造年が書かれたお札が置かれていたということから、口伝では安政2年創業と言われているが、当時の記録はあまり残っておらずいつ商売を始めたか正確な時期は分かっていないという。

戦後、4代目店主の新田信吉(にったしんきち)が新田醸造を継いだときは、細々と味噌と醤油を売る小さな蔵だった。信吉が1954年に「信州白樺印みそ」の源流となる味噌を開発し、以後は味噌の製造に一本化。1978年に法人化し、現在は信州、その美しい風土の中で育まれた味噌製造の伝統を、IT業界出身の若夫婦(6代目)を中心に現代のビジネスモデルへと昇華させる試みに取り組んでいる。

時代とともに変わっていく「新田醸造」を、この機会にチェックしてみては。

新田醸造:https://www.nitta-jozo.co.jp
note:https://note.com/nitta_jozo/n/n140060aa1064

(江崎貴子)

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