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【埼玉県・愛知県】野菜を好きな分だけ収穫できるサブスク「はたけビュッフェ」が埼玉&愛知でオープン!

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愛知県豊田市・岡崎市で多品目野菜の生産・販売ならびに農家支援サービスを行うノーティストは、月定額で利用者が農場から好きな野菜を好きな分だけ収穫できるサブスクリプションサービス「はたけビュッフェ」を、5月上旬より全国の農家へと事業展開する。

八百屋で野菜を選ぶように農場で収穫する


同サービスは、年間約100種類(※1)以上の野菜が栽培された農場へ利用者が出向き、八百屋で野菜を選ぶように食べたいものを収穫できるというもの。

イチゴやブルーベリーなどの観光農園に近いイメージだが、小売店へ買い物に行くついでに農場へ野菜を収穫しに行く「生活農園」という位置づけになっている。

毎日でも、週一回でも、好きな時に好きなタイミングで、子どもと一緒に、買い物のついでに、ちょっとした運動を兼ねて。手軽に新鮮な野菜が手に入る、生活に密着したサービスだ。

定員30家族に対して200家族以上の申し込み!

同社代表の松本氏は、2003年より農薬を使わずに育てた多種類の野菜を詰め合わせセットの形で、一般家庭向けにインターネット通販を行ってきた。また、生産者や野菜のことを知ってもらえるよう詳しい野菜の説明書を同梱したり、ホームページやSNS、積極的に農家直送の良さを伝える活動を行ってきた。

しかし、個別配送コストの負担増、オーガニック野菜の割高感による買い控え、野菜の面白さや奥深さを伝えきれないもどかしさなどからインターネット通販による限界を感じることもあったという。

そこで、もっと気軽に、手軽に、農家から直接野菜を買えるようにしたいという想いから、2023年に顔の見える関係を築きやすい地域密着型の収穫農園GGfield(ジージーフィールド)を開始した。

この収穫農園モデルを1年間運営・実証したところ、定員30家族に対して200家族以上の申し込みがあるなど、消費者ニーズの大きさを実感したという。加えて、生産者にとっても収益や労働の改善に直結する手ごたえを得たため、これを他農家にも勧めていくためシステム・プラットフォーム開発が行われてきた。

そして今回、サービス名をGGfieldから「はたけビュッフェ」に変更し、同社と提携する埼玉県さいたま市緑区の齋藤郁也氏と、愛知県岡崎市上青野町のゆっくり自然農園の2農家にて開園に至った。

はたけビュッフェの特徴


同サービスの価格は、大人一人につき月3,240円(税込)~で、高校生以下は無料。なお、世帯ごとの申込みとなるため、たとえば大人二人世帯なら月6,480円~で利用可能だ。ただし、地域、農家ごとに価格は異なる。

同サービスは月定額制のため、利用者は市場価格の変動に左右されることなく欲しい分の野菜を手に入れられるのが特徴。新鮮な旬の野菜を欲しいときにいつでも味わうことができ、生産現場・生産者を知ることで食に対する安心感を得られるのもメリットだ。

野菜の収穫方法や保存方法など、野菜の扱い方について生産者からアドバイスをもらえるので、安心して収穫体験を楽しむことができ、食育にもつながる。

また、農協、卸売市場、実需者、小売業者などの仲介業者を通さず、流通業者も介さず消費者へダイレクトに届くため、配送コストゼロで環境負荷の軽減にもなる。

なお、「【都市別】生鮮野菜への支出額・消費量ランキング」によれば、二人以上世帯の平均的な生鮮野菜年間購入額は約75,000円で、月あたりに換算すると約6,250円。同サービスを利用すれば、利用者自身が多様な野菜の収穫体験をしながら、一般的な生鮮野菜購入額に近い料金でより多くの野菜を食べられる。

今後は全国の農家や地域へ事業を展開


同サービスは、生産者にとってもメリットがある。収穫から出荷までの作業を利用者が担うことで、生産者は労働時間を約6割削減でき(※2)、より効率的な生産が可能になるという。

同社は、都市近郊農業における新しい生産・販売方法のひとつとして、野菜の収穫農園市場を創出・拡大していくため、全国の農家や地域へ事業展開を進めていくとのこと。

興味がある人は、まずは「はたけビュッフェ」の公式サイトをチェックしてみては。

「はたけビュッフェ」公式サイト:https://hatakebuffet.com

※1 提携農家による。野菜の種類は約20~50品目、品種数は約50~150種類
※2 農業の「働き⽅改⾰」主要品⽬ごとの課題と経営者の取組(例)より

(オガワユウコ)

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