様々な業種にチャレンジしてきたフレイムは、約4年前より自身が慣れ親しんだという観光地・宮島の新たな特産品として、宮島島内での塩作りを計画していた。
ようやく始動した神の島・宮島の海水のみからできた「みやじまの塩」プロジェクト。同社は、その運営資金をクラウドファンディングサイト「CANPFIRE」にて、5月27日(月)~6月30日(日)の期間に募集し、募集金額350万円を目指す。
塩づくりを支援した「サンワールドつるみ」
宮島の特産品として浮上するのは「もみじ饅頭」や「杓子」。同社は、これらに続くものはいつになったら生まれるのだろうという疑問から、宮島の海水に着目し宮島での塩作りを考案した。
そんな宮島島内での塩作りを同社が決意したのは、コロナ禍の2020年。身動きが取れず2年ほど過ぎたころ、宮島で空き物件あると話が舞い込んだことで本格始動。
しかし同社は、何から手を付けて良いか分からず、日本各地の塩を買い漁り、各地の塩工房に足を運んだ。
弟子入りを散々断られ、実際行う製法も決まらず行き詰まっていた頃、大分県の最東端に位置する「サンワールドつるみ」の浜田社長と出会ったという。
同社は、月に1度大分で修業を行い、塩作りの技術を取得。宮島の海水を毎回2~3t運び、試作を繰り返し、納得のいく塩が完成した。
商品化にあたり、宮島のシンボル「大鳥居」をイメージさせるロゴ、パッケージデザインに取り入れ、宮島の厳かで神々しさを表現。食用としてはもちろん、パッケージのまま神棚や玄関に盛塩代わりとして使用できるようなデザインに仕上げられている。
「みやじまの塩」白・黒は、六角形のロゴマークに合わせた六角柱のパッケージ。
神棚や玄関にそのまま飾れる上品なデザインが魅力で、同商品の価格は1,900円(税込)だ。
「みやじまの塩 お守り型持ち塩(和紙)」は、黄×水色(金運)、緑×オレンジ(開運)、ピンク×ピンク(恋愛成就)の、好みのカラーを選べる3色展開。
中にはみやじまの塩が入っている。価格は、750円(税込)だ。
「島全体が金閣寺」と例えられる宮島の問題
特別名勝及び特別史跡の二重指定がある宮島には、問題があった。「島全体が金閣寺」と例えられる島内では、個人の判断で勝手に手を付けてはいけないとう。
現状建っている平家を工房に変える手続きをしていると、次から次に問題浮上。建物を調べると、かなりの補強が必要だということが発覚した。
また、同社は、塩を焚く釜を「サンワールドつるみ」の浜田社長より譲り受けていたが、腐食が進み修繕が必要と発覚。設備や工房の改修、修繕、製作費だけで軽く2,000万オーバーすることが分かった。
同社は、「みやじまの塩」プロジェクトを何としても成し遂げたいと、クラウドファンディングを通して、支援や協力を募ろうと決意した。
修繕費と、運用費の支援を募る
宮島島内で製塩が行われ、神の島「宮島」の海水のみから生まれた100%宮島産の塩。クラウドファンディングでは、「みやじまの塩工房」の修繕費と今後の運用費の一部として支援を募る。
返礼品は「みやじまの塩 六角柱 白黒ペアセット」や「みやじまの塩 お守り型持ち塩3個セット(和紙)」の他、「クラウドファンディング限定 お守り型持ち塩三色セット(布)」などを展開。他にもクラウドファンディング限定返礼品が揃っているため、気になる人はプロジェクトページを確認しよう。
この機会に、100%宮島産の「みやじまの塩」を製作するフレイムのプロジェクトをチェックしてみては。
CANPFIRE:https://camp-fire.jp
プロジェクト名:世界的に有名な宮島島内で本気の塩づくりに挑戦!宮島の新たな特産物を生み出します! ※プロジェクトは、5月27日(月)より開始
サンワールドつるみ:https://shop.nihonmono.jp/collections/producer-c2-8_1
(江崎貴子)