Ferment Baseから、「どぶろく」が大好きな学生3人で作り上げた新商品、アルコール入りの大人のアイスクリーム「白」が登場した。
日本の伝統食文化の魅力を世界に発信
Ferment Baseは、廃れてきてしまっている日本の伝統食文化の魅力を世界に発信していき、次世代に繋いでいくことを目標に取り組む、宇都宮大学の認定企業。今回は、日本の伝統酒「どぶろく」が大好きな学生が、「どぶろく」をふんだんに混ぜたアイスクリーム「白」を作り上げた。
日本酒の原種「どぶろく」
「どぶろく」は、日本酒の原種(原酒)。お米の甘みと適度な酸味、華やかな香りと口の中ではじけるような不思議な感覚が楽しめるのが特長で、脂質の吸収を抑えたり、美肌効果、腸内環境を改善する働きがあると言われている。
明治時代以前は各個人の家で作られ、それぞれの家庭の味があり、皆で味を競い合う程一般的なものだったとのこと。しかし現在は、例え個人で楽しむだけでも許可無く作ることができなくなり、「どぶろく」文化は廃れていってしまった。
酵母菌を生きたまま摂取できる面白いお酒
また、「どぶろく」は発酵し続けており、酵母菌を生きたまま摂取できる面白いお酒。
Ferment Baseは、その生命力の塊である「どぶろく」の魅力を広く伝えるため、アイスクリームに「どぶろく」をふんだんに混ぜ込み、まずはその魅力を知ってもらいたいと考えている。
アルコール度数は3%と5%
アイスクリーム「白」は、江戸時代から酒作りをしている外池酒造のこだわりの「どぶろく」と、那須野ヶ原・千本松の新鮮で濃厚な生乳を使用した、伝統的な風味を現代のデザートとして新しく開発。
アルコール度数は3%、5%のものがあり、訪日インバウンドの人々や、日本酒好きの人にオススメだ。
今後は各県ごとの「どぶろくアイス」を開発
今回登場したアイスクリーム「白」では、Ferment Baseの本社がある栃木県の素材を利用。今後は、各県の自慢の「どぶろく」と生乳を利用した「どぶろくアイス」を開発・販売していき、日本全国の「どぶろく」「どぶろくアイス」を食べることができるECや実店舗を作っていきたいと考えているという。
お酒好きの人や、どんな味になっているか興味がある人は、日本の伝統酒「どぶろく」を使ったアイスクリーム「白」を味わってみては。
■Ferment Base
住所:栃木県宇都宮市陽東7-1-2 宇都宮大学陽東キャンパス CDI北棟 1-1(東)
オンラインショップ:https://fermentbase.official.ec
(佐藤ゆり)