熊本県阿蘇郡産山村にてこれまで「うぶやま牧場」として運営されてきた施設の内外装をリノベーションし、レストラン要素とオリジナル商品開発を強化した「UBUYAMA PLACE(ウブヤマプレイス)」として生まれ変わり、7月13日(土)にグランドオープンする。
MOTHERSの保村良豪代表と、和牛生産等を行うカミチクグループの上村昌志代表が、「食」産業に従事する企業として六次産業における地域活性への取り組みを行うことに決めたことによるものだ。
レストランを通じて村に貢献
「UBUYAMA PLACE」は、生産者の強みと、東京を中心に23年培われたレストランのサービスや調理の強みを掛け合わせたピッツェリアだ。
すぐ近くで搾られたミルクを使って開発されたオリジナルチーズを使用し、イタリアから輸入した国内最大級の薪窯で熟練の職人が焼くナポリピッツァのほか、和牛の鉄板焼きやミルクジェラートなどが販売される。
「UBUYAMA PLACE」があるエリアは一番近くのコンビニエンスストアまで20km以上の距離があり、都市部と比べると生活に不便がある。
しかし、保村代表、上村代表はそれ以上に産山村の価値や可能性を高く評価しており、レストランを通じて人の流れを創り地の物を広く知ってもらい、施設のコンテンツを増やしながら雇用創出を実現して村に貢献したいという、たった1つのレストランの話に留まらない、大きなビジョンを描いているという。
どの時間帯でも満足感の高い食事とサービスを提供
同店のコンセプトは、「ALL DAY PIZZERIA(オールデイピッツェリア)」。
「ALL DAY PIZZERIA」とは、朝食・ランチ・カフェ・ディナーと、どの時間帯に訪れてもウリのあるメニューでもてなす、という意味のコンセプトだ。
新鮮な阿蘇の朝の空気を吸いながら食べる焼きたてフォカッチャと採れたて野菜のサラダ、昼は産山村で作られたチーズを使った本格ナポリピッツァ、カフェタイムはハンモックに揺られながらミルクジェラートとオリジナルコーヒーを。夜はしっかりとボリュームのある和牛とワインが楽しめる。
ドライブ客、ファミリー客、周辺のリゾートやゴルフ客、どんな人がどの時間帯に訪れても、満足感の高い食事とサービスで出迎えてくれる。
店内は大きな窓に囲まれ、大草原を見渡すことができる。木目を使ったデザインの家具でリラックスしながら、食事を楽しもう。
「UBUYAMA 646 PIZZA PROJECT」を実施
同店の門出を村民全員と祝い、一緒に盛り上げるサポーターになってもらいたい、単なる施設のリニューアルではなく、ビジョンを共有して村で一丸となって取り組んでいきたい――その想いから、産山村全「646」世帯の人々にまずはピッツァを楽しんでもらう「UBUYAMA 646 PIZZA PROJECT」が実施される。
「UBUYAMA 646 PIZZA PROJECT」は、産山村行政や自治体の協力も得て、官民のリレーションにて村を活性化していく取り組みとして、今後も推進していく予定だという。
「UBUYAMA 646 PIZZA PROJECT」は、招待客を対象としたプレオープン日の7月7日(日)、七夕の日にスタート。この日は、事前に産山学園の生徒が書いた「夢短冊」を吊った笹がレストラン内に飾られた。
「UBUYAMA PLACE」のスタートが七夕の日になった理由は、同店が子供達の夢と一緒にスタートし、その夢を1つでも多く叶えられるよう村に貢献できる施設にしていく、という意味が込められているためだとか。
ピッツァを囲みながら様々な人がこの場を楽しみ、会話し、議論し、アイデアを考え、物事が生まれる起点となる施設を目指す「UBUYAMA PLACE」に訪れてみては。
■UBUYAMA PLACE
住所:熊本県阿蘇郡産山村山鹿2100-3
URL:https://ubuyama-place.com
(yukari)