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介護食デザートを高齢者施設に届け、食べる幸せを提供。敬老の日プロジェクト開始

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ilocakeは、今年2月より嚥下障害の人から健常者まで誰でも食べられる介護施設向け介護食デザート提供サービス「kailo cake(カイロケーキ)」を立ち上げ、この度、敬老の日に「kailo cake」の介護食デザートとして提供している「メルシープディング」を届ける「敬老の日プロジェクト」を7月3日(水)より開始した。

プロジェクトを立ち上げた経緯


健康な人にとって、好きな時にたくさんの種類の中から食を選択することはできるが、介護食となると一気に選択肢が狭まってしまうもの。

その理由の一つが高齢に伴う嚥下機能の低下。しかし、現状、少子高齢化が問題になっているにもかかわらず嚥下食(嚥下に考慮された食事)の種類が少なく“食”への関心が薄くなっていく高齢者がたくさんいるのが現状だ。


そこで、ilocakeは、介護度に関係なく食べられる介護食デザート「メルシープディング」を高齢者施設に届けるプロジェクトを始動。

「#何歳になっても食を楽しめる社会」実現・食への興味関心を高めてもらうきっかけの第一歩として、今回クラウドファンディングを通じて「300人の高齢者にお届けする・敬老の日プロジェクト」を立ち上げた。

デザートを通じて食べる幸せを届けたい


「メルシープディング」とはパティシエの経験を活かし、ぎりぎりの柔らかさを保ったなめらかプリン。通常介護食でよく利用されるとろみ剤といった硬さ調整剤を使用せず食材本来の力を利用して固めている。

何度も試作を重ね、摂食嚥下の医師や管理栄養士・言語聴覚士といった専門家の意見を取り入れ開発。学会分類では1j・嚥下食ピラミッドではL1の分類にあたる。

食事量が少なくなった高齢者にとって簡単にエネルギーを摂取でき、栄養面でも優れているのが特徴。「おいしく栄養を摂ることのできる最適な方法」の一つとしても考えられ、実際に2023年モニター時には介護度問わず約160人が実食し、99%が完食したという。

手間なく提供でき介護者の負担も少ない


また、冷凍商品のため忙しい介護現場でも解凍するのみで提供が可能。手軽に利用できるのも魅力となっている。

介護施設現場からも「普段胃瘻で食事を食べない方もメルシープディングは完食しました」「ロスの心配がなく安心して利用できます」などの声が届いている。

今後の展望について

現在法人向けサービスとしてメルシープディングを販売しているが、今後は、要望の多い個人に向けての販売準備も実施。敬老の日プロジェクトを通じてたくさんの人にまずは「介護食」の現状を知ってもらい、より多くの人に届けたいという想いが込められている。

パティシエが作る介護食デザートサービス「kailo cake」を、チェックしてみては。

ilocake公式サイト:https://kailocake.com
readyfor公式サイト:https://readyfor.jp
プロジェクト名:何歳になっても食を楽しめる社会|敬老の日介護食デザートプロジェクト

(丸本チャ子)

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