創業以来60余年にわたり、家庭で祈りと感謝をする場である神棚の製造・販売・卸しを行ってきた「静岡木工」は、2013年には現代の住宅事情や生活様式に合わせた「モダン神棚」を開発し、神棚普及の促進に努めている。
そんな同社が飲食事業へ進出し、新業態「願(ねがわくば)」を、8月1日(木)に東京ソラマチにオープンする。
ターゲットは10代からの若い世代
神棚を購入する人は40代~60代女性が圧倒的な割合を占めているが、新業態「願」のターゲットは10代からの若い世代。
縁起の良いスイーツを楽しみながら、まるで杜(もり)の中にいるような心落ち着くの内装で日本の文化に触れ、自分自身の願い事と向き合える非日常を感じられる空間となっている。
看板メニュー「御饌パフェ」
「食を通した神事文化の体感」をコンセプトとした同店の看板メニュー「御饌(みけ)パフェ」は、食材、見た目、価格まで縁起のよさにこだわった。
「米」や「塩」などの祭りでお供えする食べ物「御饌」を使用したパフェは、こし餡、抹茶餡、クリーム餡の3種類の味を用意。仕上げには同店イチオシの「願いの塩」でパフェを清め、願いを込めて完成させる。塩は古来清めの意味があると言われており、清々しい気持ちで過ごすことができるように想いを込めて仕上げている。
さらに、同メニューにはオリジナルの「願いみくじ」付き。将来に向けた前向きな言葉や心に響く励ましのメッセージが書かれている。
「末広がり」を意味する「8」にこだわり、価格は888円(税込)。1,000円で支払うと、おつりが「112円(良い福)」と縁起担ぎになる。
そのほか「縁結びのご塩(えん)アイス」550円(税込)、「出雲の和紅茶」3種/400円(税込)。「一粒万倍セット」1,200円(税込)などを用意する。
「願いの石」で願掛け
来店の際に体験してほしい目玉スポットは、願いが叶うかを試す「願いの石」。
やり方はとても簡単。心の中で願い事をしてから石を持った時に、自分が予想していたよりも軽ければ願いが円滑に進み、重ければ努力が必要と言われる試し石だ。「願いの石」はハートの形をしており、店内にも小さなハートの小石が隠れているので、探してみて。
コンパクトな「新・神棚」4種類を開発
「静岡木工」は「願」のオープンに合わせ、今までのイメージを覆した新しい「新・神棚」を4種類開発。
伝統的で厳かな神社の雰囲気を忠実に再現しながら、現代の住環境に合わせスペースを取らないコンパクトな神棚は、神棚に馴染みの薄いZ世代から外国人観光客まで親しまれるデザインを意識している。
神棚のほかにも、日本らしく縁起の良いオリジナル商品を多数取り揃えている。「ラッキーアイテム」としてインバウンドにぴったりなお土産に注目したい。
新業態「願」を、この機会に利用してみては。
■願(ねがわくば)
住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ イーストヤード4階
営業時間:10:00~21:00
公式HP:https://negawakuba.jp
静岡木工:https://shizuokamokko.com
(江崎貴子)