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【福島県旧白沢村(本宮市)】自然に囲まれた中にある暮らし

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福島県旧白沢村(本宮市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、福島県旧白沢村(本宮市)を写真とともに紹介する。

Vol.273/福島県旧白沢村(本宮市)

次にやってきたのは、本宮市の旧白沢村。本宮市街地は阿武隈川も流れていて、景色も開けていた。そこから東へ進んだ先に旧白沢村があるけれど、徐々に木々が増え、自然に囲まれた風景へと変わっていった。村の大半は阿武隈山地の西の縁にあたる。平均標高もおよそ300mで、小さな丘陵地の地形だった。

白沢総合支所までやってきて、周囲を散策する。カブでの移動中は雨が降っていたものの、散策の途中には雨が止み、空が明るくなった。やはり自然に囲まれている地形なので、雨が降っている薄暗さと、雨上がりの明るさは、雰囲気が全然違うように感じられる。

白沢総合支所

市街地を散策する

広場かな

雨が降る中で

そして、雨も上がってきた

君の名は…

市街地は静かな住宅地が広がっていて、イベントができそうな、綺麗に芝生が刈られた広場もあった。大きく建設中、もしくは修復中の工事現場もあって、非常に目立って見える。白沢総合支所では慌ただしく動く人の姿もあった。ここに広がる暮らしもあるのだ。

そして、今度は二本松市方面へ向かう予定だったので、北に進む山道を抜けていった。やはりずっと自然の中の道で、同じ本宮市でも市街地とはまるで違う場所にいる感覚だ。まもなく二本松市に入るとき、不思議な豚の像が建っていて、なんだろうと思いながら、次のまちへと進んでいった。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

   

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