東京・銀座のギャラリー「ART FOR THOUGHT」にて、9月13日(金)~28日(土)11:00~19:00に、若手作家たちによるグループ展「SQUARE EXHIBITION」を開催!
9月14日(土)15:00~17:00には、オープニングレセプションが開かれ、同展のコーディネーター・小能一樹氏による、展示コンセプト解説も行われる。
Squareの中での表現の可能性を探る
安定感や均衡性をもたらす形、Square(スクエア)。ただ裏を返せば、逃げ場のない形であるとも思える。
「ART FOR THOUGHT」は、縦にも横にも広げることのできない枠は、画家にとってはチャレンジになるのではないかと考えているとのこと。
空間を描くなら横への広さが欲しい、人物の佇まいや存在感を描くなら縦の余白が欲しい。「SQUARE EXHIBITION」では、逃げ場のない囲われたSquareの中で、どのような表現が可能なのか、その可能性を探っていくという。
20人の作家を紹介
「SQUARE EXHIBITION」に出展する、若手作家たちを紹介しよう。
石黒光氏は、2002年、山形県米沢市生まれ。古来から受け継ぐべき大切な内緒話と繋がり、手で思考を重ね、喪の作業と共に描いている。
一倉彩奈氏は、2001年、茨城県出身。主に油画を制作しており、精神分析や仏教・セクシュアリティや自己の受容についての関心が制作の軸になっているという。
井上惟晏氏は、1998年、神奈川県相模原市生まれ、米国フィラデルフィア育ち。東京を拠点に活動中の、油画家及びネオゴスペルミュージシャンだ。
大森恒太氏は、1999年、栃木県出身。今年4月より、武蔵野美術大学大学院に進学している。
尾形瑛羽氏は、2003年、東京都出身。2022年に、武蔵野美術大学通信教育課程油絵学科絵画表現コースに入学した。
菊地虹氏は、1994年、東京都東村山市出身。2023年に立教大学文学研究科教育学専攻博士後期課程に入学し、現在は、東京を拠点に作家活動をしている。
小能一樹氏は、主にキュレーター、インストーラー、カメラマンとして、ギャラリー運営に携わる活動が多く、過去に人物デッサンの技法書を、誠文堂新光社にて出版。現在は、「haco -art brewing gallery-」というギャラリーを藝大の近くで運営しており、系列に「kitchen haco」というカフェが根津にある。
四宮スズカ氏は、2022年に多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻に入学。
白石雄樹氏は、1999年、鹿児島県生まれで、今年、東京藝術大学大学院美術研究科油画技法材料第二研究室を修了した。
じあろ氏は、2002年、岩手県生まれ。現在は、多摩美術大学の4年だ。小さい頃から龍やドラゴンを描くのが好きで、浮世絵や郷土玩具などの日本古来のどこか親しみやすい伝統と、原宿を中心とする日本固有のサブカルチャー文化に注目。
絵画という枠を超えてデジタルイラストや立体、3DCGなど様々なスタイルで活動をしている。
永山健吾氏は、1994年、東京都生まれ。2023年に、東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業し、同年、studio kelcovaに所属した。
なーろん氏は、生まれ江東区育ち。自身にしかできない表現を求め、油彩の絵画を軸に枠に囚われないオールラウンドな、作品を主体とするよりも作家を主体とした現代芸術表現を得意としている。
早川温人氏は、2001年、栃木県足利市生まれ。今年から、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コースに在学中だ。
樋口みゆ氏は、東京都出身。2023年に、東京藝術大学美術学部油画専攻を卒業した。
フランケンキャスリン氏は、2003年生まれのオランダと日本のハーフ。現在、東京藝術大学美術学部絵画科油に在学している。
帆刈万皓氏は、2004年、福島県郡山市出身。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に在学中だ。
マスコマユ氏は、1996年、東京都生まれ。東京藝術大学大学院教育研究助手や、桜美林大学非常勤講師などを務めている。
三好仙理氏は、2004年、広島県福山市生まれ、東京都杉並区育ち。今年現在、武蔵野美術大学油絵学科に在学している。
吉田宇一郎氏は、2000年、広島県生まれだ。
各作家の詳細は、特設ページをチェック!若手作家たちによる、Squareへの挑戦を見届けてみては。
■ART FOR THOUGHT
住所:東京都中央区銀座8-10-4 和孝銀座8丁目ビル1階
WEBサイト:https://artforthought.jp
SQUARE EXHIBITION特設ページ:https://artforthought.jp/blogs/upcoming-exhibitions/square-exhibition
(佐藤ゆり)