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【東京都檜原村・あきる野市】紅葉の美しい秋川渓谷で、現代アート芸術祭「あきがわアートストリーム2024」開催

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11月1日(金)~12月1日(日)の期間、東京都檜原村・あきる野市の、紅葉の美しい秋川渓谷を舞台に、現代アート芸術祭「あきがわアートストリーム2024」が開催される。13組の芸術家による多彩なアート作品が、奥行き20kmの渓谷地帯8カ所の会場で展示される。

「あきがわアートストリーム」について

「あきがわアートストリーム2023」の展示より ミヤケマイ『きおくのちから』

今年で4年目を迎える「あきがわアートストリーム」は、世界最先端のアートコミュニティである TOKYOのプロジェクトシーンと、何百年もの歴史が続く山郷の美しい風土を地域コミュニティとともに、ダブルでアップデートし続け進化するアントレプレナーシップあふれる芸術祭。

回を重ねるごとに、最新の芸術と豊かな山郷の風土の生み出す磁場が、地域の人々にも期待されるようになり、これまで開かれてこなかったさまざまな魅力的な場を会場として展開し、檜原村の山上からあきる野市までの20kmに会場を配した、紅葉の渓谷をまるまるたのしめる芸術祭として、アップデートを続けている。

各会場で行われるアート展示

UEDA MAKI『嗅覚のための迷路』 ※あきがわアートストリームバーションの新作を展示

「あきがわアートストリーム2024」では、麓のあきる野市五日市(JR「武蔵五日市」駅下車)にて、地域最大の蔵「大きな蔵」が会場として開かれ、「香り」を「鑑賞」する嗅覚アートの世界第一人者・MAKI UEDA氏による、山の薫りをめぐるここだけの作品を展開。新たなセンス(感覚)を通じて山へと誘う。

anno lab『Alice in the Picture Frame(額縁の中のアリス)』

築年数がわからないほど村に根付いた古民家に生まれたアートセンター「アーツキャンプひのはら」では、最後の文化庁メディア芸術祭でアート部門の大賞を受賞した福岡のコレクティブ「anno lab(あのラボ)」による不思議なインタラクティブ作品を展示。

浅野暢晴『縁側から遠くを見る』

さらに、浅野暢晴氏による、別の意味でふしぎな様相で全国にファンの多い彫刻クリーチャー「トリックスター」や、山からの収穫を作品に昇華した、ミヤケマイ氏の新解釈インスタレーション、菅谷杏樹氏の新作も展開され、五感に訴求するアート体験を楽しむことができる。

島﨑良平『百騒一睡』部分:2022

奥多摩地域最大の名所としても知られる、払沢の滝のアプローチにあるギャラリーでは、村を拠点に新たな浮世絵を描く新進画家・島﨑良平氏の大作が展示されるなど、絵画、彫刻からデジタルや嗅覚といった最新のメディアートまで、TOKYOの源流の風土を活かした多彩でサスティナブルなアートを体験。

檜原村に新たに誕生した、ワーケ―ション&アクティビティ拠点「ヴィレッヂヒノハラ」の会場では、山の野生動物の専門家・松山龍太氏によるはく製や毛皮のアーカイブと、ハンターを目指す若手美術家・金子萌氏の創作を会期中オンゴーイングで展開するなど、多彩な作家による、公開制作展示が実施される。

展示以外の企画にも注目

展示のみならず、「あきがわライブストリーム2024」では、11月3日(日)に、世界の古今東西の音楽を奏でる雅楽奏者であり知性でうならせる才媛芸人・カニササレアヤコによるアート展示会場ライブ、17日(日)に、尺八演奏家・籔内洋介氏の展示会場ライブを実施。

DAICE DANCE (右)・カニササレアヤコ(左)

終盤を飾る11月23日(土)には、山の頂にある重要文化財「小林家住宅」のガーデンを会場に、秋天を突き抜ける爽やかなサウンドを奏でる、DISHI DANCE氏によるDJプレイや、カニササレアヤコ氏による雅楽ライブも行われる。

また、11月2日(土)・3日(日)には、五日市の蔵の風情を活かしたクリエイティブ体験の開発をテーマに、「大きな家」会場前にて、藝大生工芸作家を中心としたクラフトマーケットのβ版を開催。大きなポテンシャルを秘めた秋川渓谷エリアに、芸術祭だけではないアート体験の日常的可能性を作り出す。

ほかにも、スタンプラリーや、作家によるワークショップ、トークプログラムなど、多彩にカルチャーで山郷をまるごとたのしめる体験企画を用意。詳細や会場へのアクセスは、公式サイトやSNSを確認しよう。

東京の最奥・檜原村からあきる野市まで流れる秋川渓谷で展開される、山をまるごと楽しめる芸術祭に参加してみては。

■「あきがわライブストリーム2024」開催概要
期間:11月1日(金)~12月1日(日)
※金・土・日・月のみオープン
※一部施設は公開日程が異なる場合がある
公開時間:10:30~16:30
入場料:パスポートチケット1,500円、檜原・あきる野住民割引/前売り1,300円
※あきがわライブストリームも鑑賞可能
公式HP:https://artstream.tokyo
Instagram:https://www.instagram.com/akigawa_art

(佐藤ゆり)

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