文化庁では2015年(平成27年)度より、地域のさまざまな歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定。ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形のさまざまな文化財群を総合的に活用する取り組みを支援している。
今回、104全ての日本遺産の物語を辿るショートムービーを毎日発信する「まいにち日本遺産」を、10月25日(金)より文化庁公式SNSで投稿スタートする。
全ての日本遺産を網羅した104本の動画が毎日投稿
文化庁はこのたび、全国に104ある日本遺産それぞれの物語(ストーリー)を国内外に訴求するため、日本遺産の広報にかかわる取り組みである「クロスメディアを活用した日本遺産の魅力発信事業」において、動画の制作・発信等のさまざまな取り組みを実施する。
「まいにち日本遺産」と題し、全ての日本遺産を網羅した104本の動画を制作し、文化庁公式SNS(Instagram、X、YouTube)にて、約60秒の縦型ショート動画を1日1本ずつ毎日投稿していく。
スマートフォンで気軽に視聴でき、若い世代をはじめ幅広い世代に親しみのある縦型ショート動画を毎日発信することで、日本遺産の物語の視聴を習慣にしてもらうこと。また、短いストーリーの中から、日本遺産に行くとどんな体験ができるのかを追体験し、それぞれの発見を楽しんでもらうことを目的としている。
メインビジュアルはQuizKnock代表の伊沢拓司さん
メインビジュアルにはQuizKnockで代表を務める伊沢拓司さんを起用し、伊沢さんをはじめとする著名人・インフルエンサーとコラボレーションし、動画投稿を行っていく。そして、国外向けのプロモーション動画も制作し、国内外に向けて日本遺産の魅力を訴求していく。
伊沢さんは1994年茨城県生まれ、埼玉県育ち。開成中学校・高等学校、東京大学経済学部卒業。「全国高等学校クイズ選手権」で史上初の個人2連覇を達成。
2016年に東大発の知識集団・QuizKnockを立ち上げ、現在YouTubeチャンネルは登録者数230万人を突破(2024年10月現在)。2019年にQuizKnockを設立し、CEOに就任。
これまで『東大王』『アイ・アム・冒険少年』(ともにTBS系)など多くのテレビ番組に出演してきたほか、全国の学校を無償訪問するプロジェクト「QK GO」の立ち上げ、復興庁・内閣府の有識者会議への参加など、幅広く活動中。主な著書は『勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法 』(KADOKAWA)、『クイズ思考の解体』(朝日新聞出版)。
全国8エリアの主要駅で交通広告を展開
「まいにち日本遺産」のスタートに先駆け、北海道から九州まで全国8エリアの主要駅で10月21日(月)より交通広告を順次展開。
場所はJR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、福岡地下鉄駅内の広告。伊沢さんをメインビジュアルに起用した広告で「まいにち日本遺産104」を訴求する。
「日本遺産フェスティバル in 極上の会津」を東北で初開催
また2024年秋、全国各地の日本遺産が一堂に集まる「日本遺産フェスティバル in 極上の会津」を東北で初めて、会津地域で開催する。
開催日は10月26日(土)10:00~17:00と27日(日)10:00~16:00で、メイン会場は福島県会津若松市の會津風雅堂、鶴ヶ城体育館、会津若松市文化センター。入場無料で事前申込不要となっている。
日本遺産に興味がある人は、文化庁のSNSや「日本遺産フェスティバル in 極上の会津」をチェックしよう。
日本遺産公式X:https://x.com/jp_heritage_go
日本遺産公式Instagram:https://www.instagram.com/jp_heritage_go
文化庁公式YouTube :https://www.youtube.com/@bunkachannel
(佐藤 ひより)