青森県津軽地方の14市町村で構成する観光DMO、Clan PEONY津軽は、弘前市伝統の火祭り・弘前ねぷたの映像と囃子の生演奏を鑑賞しながら飲食を楽しめる、新たな旅行商品「NEPUTA sa KADARE(ねぷた さ かだれ)~弘前ねぷたお囃子ライブ~」を、12月7日(土)より催行する。
津軽観光の新たな魅力を提案する体験型旅行商品
「NEPUTA sa KADARE~弘前ねぷたお囃子ライブ~」は、津軽地域観光情報サイト「Time Trip TSUGARU」内で展開している体験型旅行商品「ツガルツナガル体験」の新しいコンテンツとして造成したもの。
2025年2月末まで全12回、毎週土曜日(一部月曜日に催行)に実施し、厳冬の津軽に真夏の熱気を吹き込み、津軽観光の新たな魅力を提案する。
青森県津軽地方の夏の風物詩 弘前ねぷた
青森県津軽地方の夏を彩る祭りである「ねぷた」「ねぶた」。弘前市では「弘前ねぷたまつり」が毎年8月1日~7日に開催され、三国志や水滸伝などの武者絵を題材とした勇壮で絢爛な扇形や人形型のねぷたが城下町を練り歩く。
国重要無形民俗文化財に指定されており、60を超える団体が参加し、祭り囃子に合わせた「ヤーヤドー」の掛け声が特徴。全国各地にみられた「眠り流し」という行事がルーツとされ、藩政時代には葛飾北斎をはじめとする江戸の浮世絵師による武者絵や京都・上方の文化が取り入れられ、独自の祭りへと昇華した。
文献には1722(享保7)年に登場。300年以上を経た現在も津軽の人々を「じゃわめがせる」夏の風物詩として続いている。
弘前ねぷたの熱気を本番さながらに体験できる
夏の限られた時期にしか味わえない弘前ねぷたの魅力を冬に楽しめるのが、今回造成した旅行商品「NEPUTA sa KADARE」。
“ねぷた さ かだれ”とは、津軽弁で「ねぷたに参加して!」の意味で、弘前市の繁華街に位置する津軽弘前屋台村かだれ横丁を会場に、実際の運行に参加する団体が囃子の生演奏を週替わりで披露する。
演奏を披露するのは青柳ねぷた愛好会・大沢ねぷた愛好会・青藍会・津軽笛の会・弘前銀座街協会・弘前ネプタ愛好会(※)。
観覧者が演奏を体験してお囃子に飛び入りする場面もあるという。
会場には熟練の現役絵師である三浦呑龍(みうら・どんりゅう)氏の「川中島の戦い」(2.7m×4m)と、
川村麗巴(かわむら・れいは)氏の「趙雲奮戦の図」(2.8m×3.3m)の大迫力のねぷた絵を展示。角灯篭や愛らしい金魚ねぷたの装飾、客席に実際の祭りで使用されたねぷた絵の端切れを材料にしたランプなどを配すなど、会場をねぷた一色に染め上げる。
舌でも津軽を満喫!
食事は、郷土料理を詰め込んだプレートを提供。津軽の食文化をぎゅっと凝縮した、彩り豊かで目にも楽しい一皿となっている。
「郷土料理プレートプラン」の価格は通常料金/3,500円(税込)、津軽地域の宿泊者/3,000円(税込)。「おつまみ一品プラン」は通常料金/2,000円(税込)、津軽地域の宿泊者/1,500円(税込)。各プランともドリンク1杯がついてくる。
さらに、別料金で青森県の地酒飲み比べセットも用意。施設内の屋台からの注文・出前もできるため、舌でも津軽を満喫することができる。
「NEPUTA sa KADARE」の詳細とアクセス
開催日は、12月7日(土)・14日(土)・21日(土)、2025年1月4日(土)・11日(土)・18日(土)・25日(土)・2月1日(土)・8日(土)・10日(月)・15日(土)・22日(土)の全12回。いずれも第1部は17:00〜、第2部は18:30~で内容は各部とも同一となる。
弘前へのアクセスは、弘前駅から津軽弘前屋台村かだれ横丁まで車10分、徒歩25分。
販売およびプランの詳細は津軽地域観光情報サイト「Time Trip TSUGARU」にて確認を。
真冬の青森で夏の火祭り「弘前ねぷた」の熱気を体感できる「NEPUTA sa KADARE」へ、足を運んでみては。
■津軽弘前屋台村かだれ横丁
住所:青森県弘前市百石町2-1
公式サイト:https://kadare.info/
津軽地域観光情報サイトTime Trip TSUGARU:https://www.trip-tsugaru.com/
※出演団体は変更の場合があります
(丸本チャ子)