
鹿児島堀口製茶は、毎年イギリスで開催される品評会「The Leafies 2025(英国)」にて、「あらびき茶」など出品茶5品が最高賞「金賞」を含む賞を受賞した。
国際的な品評会で5品が受賞

鹿児島堀口製茶は、鹿児島の自然豊かな大隅の大地、志布志市有明町でお茶づくりをはじめて今年で77年。失敗と挑戦を繰り返しながらも自然で美味しいお茶づくりを追求し続けている。
鹿児島堀口製茶が今回出品した「The Leafies」は、UK Tea Academyが主催する国際的なリーフティー(茶葉)の品評会。イギリスの老舗百貨店であるFortnum & Masonがパートナーを務めており、世界中の専門家によって審査が行われる。
「The Leafies 2025」にて鹿児島堀口製茶は、粉末茶部門 金賞で「あらびき茶」、ブレンド茶部門 金賞で「へつか緑茶」、紅茶部門 優秀賞で「カクホリ 紅茶べにふうき」、粉末茶部門 優秀賞で「あらびき玄米茶」、緑茶部門 優秀賞で「栄西物語 – 極 -」の5品が受賞した。
看板商品は一番茶のみを使用した粉末緑茶

「あらびき茶」は、上質な一番茶のみを使用した粉末緑茶で、鹿児島堀口製茶の看板商品だ。高機能性品種「ゆたかみどり」と「さえみどり」の一番茶を使用し、高度な火入れ技術で仕上げた粉末茶。
高機能性品種「ゆたかみどり」と「さえみどり」の一番茶を使用し、高度な火入れ技術で仕上げられた商品だ。一番茶ならではの豊かな風味と、鮮やかな緑色、深いコクを楽しめる。

粒子の細かさを調整したパウダー状で、水にもお湯にも混ざりやすく、料理やスイーツのアレンジにも便利。茶葉をまるごと粉末加工しているため、カテキン、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養も余すことなく摂ることができる。
栄養・おいしさ・手軽さを兼ね備えた、現代のライフスタイルにぴったりのお茶だ。

“進化、深化、身化、心化”の思いを乗せ、“新たに挽いた(創出した)お茶である”という意味合いから“あらびき茶”と名付けられた。
品評会で受賞したお茶
このほかの受賞商品である「へつか緑茶」は、鹿児島県特産の希少柑橘「辺塚だいだい」と深蒸し緑茶をブレンドしたフレーバーティー。辺塚だいだいの穏やかな酸味と緑茶の風味の調和を堪能できる。
「カクホリ紅茶べにふうき」は、ウンカの好影響と独自の低温萎凋製法により、フラワリーな香りと独特のマスカテルフレーバーを味わえる本格和紅茶。国内外で複数の部門別最高賞を受賞している。
「あらびき玄米茶」は、粉末緑茶あらびき茶に九州産玄米をブレンドした粉末茶。香ばしい玄米の香りと爽やかな風味でどんな料理にも合わせやすく、様々なシチュエーションで楽しめる。
「栄西物語 – 極 -」は、強火深蒸し茶「栄西物語」シリーズの最上級グレード茶だそう。従来の栄西物語の香り高さに加え、品種の厳選により上品かつまろやかな味わいを実現した新商品だ。
これらの受賞商品は、公式ECサイトまたは各店舗にて販売中。「へつか緑茶」と「栄西物語 – 極 -」は用意でき次第の販売となる。
世界の新たなニーズに応える「あらびき茶」

鹿児島堀口製茶・和香園代表の堀口大輔氏は、「この度の受賞に関して大変嬉しく思うとともに、日頃よりご支援頂いている皆さまへ、心より感謝申し上げます。
昨今、世界的な抹茶ブームによる日本茶の需要の増加、その中でも抹茶の需要が旺盛である情勢にあります。ただ一方で、抹茶の生産には高度なノウハウや専用の加工設備が必要です。加えて抹茶の生産量自体は、日本茶の生産量の1割程度です。そうした状況の中、私たちが海外で勝負するために6年前から力を入れていたのが、抹茶に勝るとも劣らない粉末緑茶の『あらびき茶』です。

抹茶と同じ粉末タイプのお茶として『あらびき茶』が最高賞を受賞したことには、大きな意義を感じています。手軽で健康的、豊かな味わいの『あらびき茶』が、世界のお茶の新たなニーズに応えるものと確信しています。」とコメントしている。
国際的な品評会で評価された鹿児島堀口製茶のお茶を味わってみては。
■和香園 原田本店
住所:鹿児島県志布志市有明町原田1203-7
和香園公式HP:https://wakohen.co.jp
鹿児島堀口製茶公式HP:https://www.horiguchiseicha.com
(山本えり)