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SL排雪列車「キマロキ」シート外し 冬の眠りから目覚める JR名寄本線跡で展示保存 大型連休にさようなら列車HMも

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道北ネット

【名寄】

 SL排雪列車「キマロキ」の冬囲いシート外し作業が、15日午前8時半から名寄市北国博物館北側で行われ、今シーズンの展示公開がスタート。大型連休期間中には名寄本線(1989年廃止)で運行した「SL3重連さようなら列車」の復元ヘッドマークを掲げる予定。
 「キマロキ」は、先頭から機関車(9600型)、マックレー車(かき寄せ式排雪車)、ロータリー車(回転式排雪車)、機関車(D51型)の頭文字を取ったもので、最後尾の車掌車(緩急車)を含めた編成の全長は75m。
 75年にSLが引退し、76年から名寄公園、93年から同館北側のJR名寄本線跡で展示保存。2010年にJR北海道の準鉄道記念物に指定。「キマロキ」編成で保存されているのは国内でも名寄が唯一である。
 名寄SL排雪列車(キマロキ)保存会(菅野雅夫会長)が維持、管理しており、毎年4月中旬から10月中旬まで展示公開。冬場は風雪による傷みから車体を保護するため、冬囲いのブルーシートで覆っている。
 春のシート外しと秋のシート掛けは、以前は同保存会員の手で行っていたが、高齢化のため、現在は所管の同館から事業者に委託している。
 シート外し作業では、同保存会員たちが現場に立ち会い、指導に当たるとともに、作業員たちが車両全体を覆っていたブルーシートやロープ、機関車を囲っていた鉄パイプを撤去した。
 半年間の冬眠から目を覚ました「黒光りの雄姿」が再び現れるとともに、「SLキマロキ」の看板も設置、存在をPRしている。
 また、大型連休期間中の5月2日から6日までは、名寄本線の名寄~上興部間で運行した「SL3重連さようなら列車」の復元ヘッドマークを「キマロキ」に掲げる予定。
 さようなら列車は1975年5月6日、9600型の三重連で運行。当時の写真は白黒がほとんどだったが、このほど、同保存会の志々見敦副会長が知人からカラー写真を受け取り、写真を参考にしながらヘッドマークを再現した。
 ヘッドマークは名寄から上興部に向かう往路のみ取り付けられ、復路では外されていた。同保存会理事で元SL機関士の池田文雄さんが、さようなら列車を運転した。
 シート外し作業で、菅野会長は「SLの雄姿が冬の眠りから目覚めた。日曜日には会員が出て説明する。きれいな状態で見ていただくため、今月23日に一斉清掃を実施。昨年、展示保存50年という一つの節目を迎え、次の半世紀に向けて今のこの状態を維持していくため、会員一同、新たな気持ちでキマロキ保存のために頑張っていきたい」と語っている。

「SL3重連さようなら列車」のヘッドマークを再現した志々見副会長

シートが撤去され、展示公開が始まった「キマロキ」

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