
那須町観光協会は、5月31日(日)、国指定名勝の史跡「殺生石」で「第38回 那須御神火祭(なすごじんかさい)」を開催する。茶臼岳の噴火を鎮める祈りから始まった伝統行事で、白装束の参加者が松明を掲げる幻想的な「御神火祭」をはじめ、さまざまな催しが行われる。
無病息災を祈る伝統の火祭り

「那須御神火祭」は、古来より何度となく噴火する茶臼岳の怒りを鎮めるため、人々が那須温泉神社(なすゆぜんじんじゃ)に詣で、無間地獄の火を採火し「御神火」として崇めるようになったのが始まりだ。以来、無病息災と豊作を祈念する行事としてこの那須湯本にて行われるようになった。暗闇の中、白装束の参加者たちが松明を掲げる光景は幻想的である。
会場となる殺生石は、「白面金毛九尾狐」が石に身を変えたという伝説が残る地でもある。当日は、「九尾の狐」の伝説にちなんだ「狐のフェイスペイント」体験や、地元グルメが集う「九尾の市」も同時開催され、那須の歴史と文化を一日中体感できる。
イベントの主な見どころ・体験
「那須御神火祭」の見どころは多岐にわたる。

14:30から開催される「九尾の市」では、那須周辺の人気フードやグッズが集結。那須ドッグデッキガーデン、ホテルブランヴェール那須、那須ハイランドパーク、那須高原 南ヶ丘牧場、那須高原今牧場チーズ工房、ホテルサンバレー那須、プロジェクト9b、那須町観光協会が出店する。また、「パンのフェスアワード2025」を受賞した那須の3店舗、ベーカリー ペニーレイン那須本店、Komorebi Table(ホテルエピナール那須)、パン香房ベル・フルールも勢揃いする。

また、15:00からは参加型の「狐のフェイスペイント体験」も実施。自らも九尾の狐になりきり、祭り気分を一層盛り上げることができる。

白面金毛九尾狐太鼓
19:00からは「大迫力の炎と音の共演」を楽しめる。白装束に狐の面をかぶった参加者による松明行列と、御神火の点火、そして白面金毛九尾狐太鼓の演奏が披露される。
イベント詳細
当日のタイムスケジュールは以下の通りだ。
14:30から「九尾の市」が始まり、15:00からは「那須野ヶ原九媚堂演武劇」と「フェイスペイント」(18:00まで)が行われる。16:00には「コスプレ百鬼夜行」、16:30には「子狐たいまつ行列」が続く。
そのほか、17:20には「よさこい(東山道三蔵)」、17:40には「那須野湯もみ唄三味線と津軽三味線」、18:30には「那須の語り部『九尾の狐』」など、多彩なプログラムが用意されている。

松明行列は19:00に出発し、19:20からの神事の後、19:30に御神火が点火される。19:40からは「白面金毛九尾狐太鼓」の演奏があり、20:00に終了予定だ。
松明行列への参加は10歳以上が対象で、小学生は保護者の同伴が必要。募集人数は先着120名(うち事前予約100名)で、事前予約者は16:00~17:30、当日申込者は16:30~17:30に那須町観光協会窓口にて受付を行う。参加費は2,000円(狐面・白装束付き)。なお、募集は定員になり次第締め切りとなる。手荷物は有料のロッカーを利用しよう。
当日は会場周辺で片側交互通行規制が実施される。また、旧那須小学校校庭や那須高原ビジターセンターに無料の臨時駐車場が設けられ、15:00~21:00の間、旧那須小学校駐車場から那須湯本間でシャトルバスが運行される。なお、殺生石・那須温泉神社周辺の駐車場は利用できない。また、ドローンでの撮影は禁止されている。
御神火祭担当者は、「昨年は強風により中止となってしまったので今年は2年分の思いで楽しんでもらえるように準備しております。幻想的で迫力満点の御神火祭を体感してください。お待ちしております」とコメントしている。
この日しか味わえない幻想的な火祭りを体感しに、「九尾の狐」の伝説の地「殺生石」へ足を運んでみてはいかがだろうか。
■第38回 那須御神火祭
日時:5月31日(日)14:30~20:00(予定)
会場:那須町湯本 史跡・殺生石(栃木県那須郡那須町湯本)
那須温泉神社(栃木県那須郡那須町湯本182)
詳細:https://www.nasukogen.org/news/detail.php?n=0654
松明行列参加予約:https://www.asoview.com/channel/ticket/RxAOvjt5W7/ticket0000050476
(Kanako Aida)