
「石砬」のサウナ
東京都中央区の「アクアイグニス」が運営する、三重県三重郡菰野町にあるアクアイグニスの別邸「湯の山 素粋居(そすいきょ)」では、広島県広島市の「マルニ木工」と宮崎県宮崎市の「Libertyship」が共同開発した家具品質のサウナ「kupu sauna」を導入した。また、客室には「マルニ木工」のととのいチェア「kupu sauna チェア」も設置した。
美術館のような居心地の良い宿

「湯の山 素粋居」は、「アクアイグニス」の別邸として2020年7月にオープンした。湯の山温泉の麓にある極上の天然温泉と、贅沢な食事を楽しむ離れ宿になっている。素のままで美しい8つの素材をテーマにした12棟のヴィラを用意し、美術館のような現代美術・工芸・古美術・アンティークをしつらえた居心地の良い空間だ。

「木刻」のサウナ

鈴鹿山脈の地下水を活用した石砬の水風呂
新たにサウナを導入したのは、木をテーマにした客室「木刻(きのとき)」と、石をテーマにした客室「石砬(せきろう)」の2棟。
それぞれの客室のテーマに合わせ、「木刻」には檜の水風呂、「石砬」には地元菰野町で産出する菰野石の巨石を削り出した約2トンもある石の水風呂を設置した。

石風呂設置工事の様子

石を掘り出すところからスタート
水風呂には鈴鹿山脈から湧き出る地下水を活用。100年以上の歳月をかけて自然に磨かれた天然のミネラルを豊富に含む銘水で、自然の恵みを存分に体感できる。

ぎりぎりまで薄く削っていく途中の様子
石の水風呂の原石は約6トン。回のサウナのために、菰野町の石材店「山口石材」の石工・山口洋一氏が、「素粋居でしか体験できない、特別なものを」と自ら石を選定し山から掘り出すところからスタートした。通常の石風呂に比べ、ぎりぎりまで薄く削り約2トンに仕上げた内側は、なめらかに研磨され、底部分は滑らないように細かな工夫がされている。
一番茶を贅沢に使用したほうじ茶ロウリュも楽しめる

「kupu sauna」の内部
ハーフドーム型の曲面構造が特徴の「kupu sauna」は、ロウリュ時に発生した蒸気がドーム内面の曲線を伝って循環し、入浴者の背中へ柔らかく落ちる体感を生み出す。

水沢の茶畑

ほうじ茶ロウリュ
素粋居では、茶の産地として知られる三重県四日市市水沢町の茶葉を使用した、ほうじ茶ロウリュを楽しめる。香りの強い一番茶を贅沢に使用し、ほうじ茶の香ばしい香りで、より深いリラックス効果が期待できる。

「kupu sauna」を手がける「マルニ木工」は、1928年に広島で創業した。「工芸の工業化」を掲げ、世界中の建築家・デザイナーに愛されるプロダクトを生み出してきた。
家具製造で培ってきた木工技術を、熱と蒸気にさらされるサウナという極限環境へ応用するため、デザインオフィスkumanoの主宰でプロダクトデザイナーの熊野亘氏と、サウナ開発における温熱・体感設計のノウハウを持つ宮崎県宮崎市の「Libertyship」の「ONE SAUNA」が参画。
家具レベルの仕上げ精度と、プロダクトデザイナーによる機能美・造形美を両立したサウナ「kupu sauna」が完成した。また、今回の「kupu sauna」には地産地消のサウナづくりをコンセプトに「奈良・吉野ヒノキ」を使用。柔らかな肌触りと過度に熱くなりすぎない特性を持つ吉野ヒノキの良さを、家具品質の仕上げで最大限に引き出している。
天然温泉と贅沢な食事が楽しめる「湯の山 素粋居」に、新たにサウナが誕生。日常の慌ただしさを忘れ、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがだろうか。
■湯の山 素粋居
住所:三重県三重郡菰野町菰野4842-1
公式HP:https://sosuikyo.com
(ASANO)