DNSと資産可視化にネットワークオブザーバビリティを統合し、AgenticOpsを加速
- Infobloxの可視化範囲を、信頼できるネットワークアイデンティティとDNSコンテキストから、リアルタイムのトラフィックインテリジェンス、経路の可視化、ハイブリッド/マルチクラウド環境全体にわたるAIガイド付きワークフローへと拡張し、AIに対応した単一の運用データ基盤を実現する。
- Infobloxの重要なネットワークサービスと先制的サイバーセキュリティの専門性を、Kentikのネットワークインテリジェンスと可観測性の機能と統合する。
- ネットワークトラフィックに関する複数の信頼性の高いデータソースを統合し、AIを活用した分析により、問題を予防的に特定し、修復するとともに、確信を持って行動するために必要な可視性を組織に提供する。
先制型セキュリティおよびクリティカルネットワークサービスの主要プラットフォームを提供するInfoblox(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、以下Infoblox)は、米国時間2026年7月8日、ネットワークインテリジェンスとオブザーバビリティ(可観測性)分野で知られるKentikの買収に関する最終契約を締結したことを発表しました。Kentikは、ネットワーク、アプリケーション、クラウド環境全体をリアルタイムに可視化し、企業のパフォーマンス最適化とAI駆動のネットワーク運用の加速を支援しています。本買収は、規制当局の承認およびクロージング条件の充足を前提としています。
組織は、ネットワーク、クラウド環境、アプリケーション、AIワークロード、デジタルサービス全体で複雑さが増すなか、より深い可視性、実用的なインテリジェンス、そして運用の統制力を必要としています。さらに、AIがより大きな責任を担うようになるにつれ、AIが判断の根拠とするデータの品質と網羅性が、事業にとって極めて重要なものとなっています。今回のKentik買収により、お客様は自社インフラ全体で何が起きているかを継続的に把握し、問題をより効率的に特定・優先順位付けできるようになるとともに、AIツールを支えるデータ基盤を強化できます。これは、インフラを中核に据えたAI駆動のセキュリティ・ネットワーキングプラットフォームというInfobloxのビジョンを加速させるものです。
Infobloxの最高経営責任者(CEO)であるScott Harrellは、次のように述べています。
「Infobloxは他社にはない独自のポジションにあります。お客様のネットワーク上のあらゆるデバイス、アプリケーション、クラウドワークロードが当社のテクノロジーを経由するため、比類のないネットワークコンテキストを取得できます。Kentikにより、当社はそのコンテキストをさらに拡張・充実させ、ネットワーク、クラウド、セキュリティの各チームが確信を持って行動するために必要な、リアルタイムのハイブリッドクラウドインテリジェンスを提供できるようになります。お客様は、AIエージェントを活用した運用のために信頼性の高いデータと知見を必要としており、それによって事業が求めるレジリエンス(回復力)、パフォーマンス、セキュリティを、これまで以上に高いレベルで実現できます。Kentikとともに、当社はまさにそれを提供できるようになります。」
Infobloxは20年余りにわたり、企業が自社環境を保護し、事業を支えるDNS、DHCP、IPアドレス管理、ネットワークアイデンティティの各サービスを管理するための、信頼される基盤であり続けてきました。Kentikは、これまで各チームに欠けていた、リアルタイムの運用可視性を提供します。最新のインフラを運用するチームのためのネットワークインテリジェンスおよびオブザーバビリティプラットフォームであるKentikは、情報を欠落なく保持したフローデータ、ルーティングと経路のインテリジェンス、クラウドVPCログ、合成テスト、デバイステレメトリを、データセンター、クラウド、WAN、公衆インターネットの全域にわたって取り込みます。このデータから、各チームはトラフィックがどのように流れ、どの経路を通り、どのようなパフォーマンスを示し、どこでユーザー体験が損なわれたかを把握できます。運用チームはこれを活用して、障害のトラブルシューティングを迅速化し、パフォーマンスとコストを最適化し、複数のツールを継ぎ合わせることなく、ハイブリッド/マルチクラウド環境全体でエンドツーエンドの可視性を得られます。
両社の統合プラットフォームにより、お客様はネットワークおよびクラウド環境全体で起きている事象を、より包括的かつリアルタイムに把握できるようになります。Infobloxはネットワーク上に何が存在し、なぜそれが信頼に足るのかを把握しており、Kentikはトラフィックがネットワーク上をどのように移動し、適切に機能しているかを把握しています。その結果として生まれるのが、インフラを中核に据えた先進的なネットワーク・セキュリティインテリジェンスプラットフォームです。これは、ネットワークアイデンティティ、DNSコンテキスト、リアルタイムのトラフィック挙動、AIガイド付きワークフローを統合する単一のプラットフォームです。このプラットフォームは、お客様に次の主要なメリットをもたらします。
- ハイブリッド/マルチクラウドのオブザーバビリティ:InfobloxのDNS情報、資産コンテキスト、ユーザーアイデンティティによって強化されたKentikのトポロジーマップにより、各フローはトラフィックがどこへ向かったかだけでなく、誰が送信し、何に到達したかまで明らかにします。ネットワークチームと運用チームは、あらゆる送信元と宛先の背後にある完全なコンテキストとともに、トラフィックを相関分析された単一のビューで把握できます。
- セキュリティインテリジェンス:InfobloxのDNSを基盤とする先制的脅威インテリジェンスが、Kentikのフローデータと相関づけられます。これらのテクノロジーの組み合わせにより、対象の資産が実際に通信したかどうか、どれだけのデータがネットワーク外へ送出されたか、その後どの資産に到達したかを確認でき、トリアージ時間の短縮と対応判断の確度向上につながります。これらはすべて、単一のプラットフォーム上で実現されます。
- AI対応のデータ基盤:クリーンで継続的に更新されるデータ層を提供する共有データ基盤により、各チームはシグナルを実用的なインサイトへ変え、その結果を迅速なアクションにつなげます。Infoblox Model Context Protocol(MCP)サーバーのようなオープンプロトコルを介した統合により、将来的にはこの基盤を、すでに利用しているオーケストレーションツールやAIツールと連携できるようになります。
Kentikの最高経営責任者(CEO)であるAvi Freedmanは、次のように述べています。
「Kentikはこれまで、複雑さを増すネットワークを、勘ではなくインテリジェンスに基づいて運用できるよう支援することをビジョンに掲げてきました。そしてInfobloxは、お客様が日々依存するインフラを支える、信頼できる情報とネットワークアイデンティティの基盤です。その信頼できるインフラ情報とKentikのネットワークインテリジェンスプラットフォームを組み合わせることで、運用の自動化、トラブルシューティングの迅速化、セキュリティの強化、そして今日のネットワーク運用に求められるスピードへの対応を実現する、強力で新たな機会が生まれます。」
本件では、Oppenheimer & Co. Inc.がKentikの独占的なファイナンシャルアドバイザーを、Fenwick & West LLPがKentikのリーガルアドバイザーを務めます。また、Cleary Gottlieb Steen & Hamilton LLPがInfobloxのリーガルアドバイザーを務めます。
詳細については、Infoblox公式ブログをご覧ください。
本リリースは、Infoblox Inc.が現地時間2026年7月8日に配信した英文リリースに基づき作成した日本語抄訳です。その内容および解釈については、英文が優先されます。
Infobloxについて
Infobloxは、先制的サイバーセキュリティとハイブリッド・マルチクラウドネットワーキングの主要プラットフォームとして、企業の回復力と俊敏性を支えています。新興企業からFortune 100企業の過半数を含む5,700社以上のお客様に信頼され、重要なネットワークサービスをシームレスに統合・保護・自動化することで、企業が妥協なく迅速にビジネスを展開できるよう支援しています。詳細はInfoblox.comをご覧いただくか、LinkedInで当社をフォローしてください。