事業・プロジェクトの文脈を蓄積し、AI設問作成・AIインタビュアーに反映。リサーチャーの意図に沿ったAIリサーチを実現します。
株式会社Lupe(本社:東京都世田谷区/代表取締役 竹田宗平)は、2026年6月28日、リサーチプラットフォーム Lupe(ルーペ)に新機能「コンテキスト」を追加し、本日より提供を開始しました。コンテキストは、既存のLupeご利用者に標準機能として追加され、月額利用料は無料、リサーチ実費のみでご利用いただけます。(URL:https://lupe.co.jp/service)
「コンテキスト」は、事業やプロジェクトの構造・文脈を、ワークスペース コンテキスト / プロジェクト コンテキスト / グローバル コンテキスト の3つの階層で蓄積・更新していく機能です。蓄積された文脈を、Lupeがすでに提供しているAI設問作成やAIインタビュアーといったAI機能に渡すことで、リサーチャーの意図や事業理解を反映した、精度の高いリサーチを実現します。

背景:AIがリサーチを担うほど、問われるのはリサーチャーの「構造化・文脈力」
Lupeは、AIによってリサーチの「質を上げること」を追求しています。リサーチの質は、リサーチャーが事業やプロジェクトを、どれだけ構造的・文脈的に理解できているかにかかっています。リサーチを通じて新たな構造・文脈を見出していくのも、リサーチャーの役割です。そして、リサーチャーが捉えた構造と文脈を、どこまで解像度高く実査に反映できるか。それを担うプラットフォームを、Lupeは目指しています。
アンケートの設問作成や、インタビューの実施・要約といったリサーチの実務は、AIによって大きく効率化できるようになりました。Lupeも、AI設問作成・AIインタビュアー・AIサマリーレポートを通じて、定量・定性の両面でリサーチを支援しています。
しかし、AIに任せるだけでは、リサーチの「質」は上がりません。AIが実行を担うほど、リサーチャーに問われるのは、課題を構造化し、文脈として紡ぐ力です。Lupeは、この「構造化・文脈力」こそがAIのパフォーマンスを決定づけると考え、それをプラットフォーム上で支える機能として「コンテキスト」を開発しました。
「コンテキスト」とは:リサーチの文脈を3階層で蓄積し、AIに渡す
「コンテキスト」は、リサーチの前提となる構造・文脈を、3つの階層で蓄積・更新する機能です。
- ワークスペース コンテキスト(編集可能):個々のリサーチに限らず、それらを内包する組織や事業など、全体の前提となる文脈。例えば、事業全体のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)、KGI・KPI、重点テーマや課題などが含まれます。
- プロジェクト コンテキスト(編集可能):個々の調査プロジェクトに紐づく文脈。所属組織や担当ミッションなど当該調査に直接関係する内容と、調査の詳細な与件を蓄積します。
- グローバル コンテキスト(プリセット):Lupeが培ってきたリサーチの専門性。フレームワークや分析手法を、あらかじめ標準で備えています。
ワークスペース コンテキスト・プロジェクト コンテキストの2階層は、クライアント自身が編集し、自社の文脈を育てていく領域です。その土台として、Lupeの専門性を収めたグローバル コンテキストがプリセットされています。クライアントが構築する固有の文脈と、Lupeが提供する普遍的な専門性。この両方を掛け合わせることで、AIは事業理解に根ざしたリサーチを実行できるようになります。さらに、リサーチパートナーであるLupeのリサーチャーが、文脈の構築から設計・分析までを伴走・支援します。
蓄積されたコンテキストは、Lupeの各AI機能に反映されます。
- AI設問作成:事業やプロジェクトの文脈を踏まえ、リサーチャーの意図に沿った設問・選択肢を生成します。
- AIインタビュアー:調査の背景や狙いを理解した上で、対象者への質問・深掘りを行います。
これにより、AIは汎用的な処理にとどまらず、その事業・そのプロジェクトの文脈を踏まえたリサーチの実行役として機能します。リサーチャーは、構造化と文脈づくり、そしてインサイトに集中できるようになります。
リサーチを、組織全体の資産に
コンテキストに蓄積された文脈は、ひとつの調査のためだけのものではありません。リサーチを通じて新たに得られた構造・文脈は、コンテキストに蓄積・更新され、次のリサーチの精度を高めていきます。
事業全体の文脈を、リサーチャーとAIが常に最新化し、設計・実査に反映する。そこで得られたインサイトは、目の前の調査目的に答えるだけでなく、リサーチの現場を越えて、組織全体へと浸透していきます。Lupeは、リサーチを個々の調査で完結させず、組織に共有・浸透していく資産として積み上げていくことを目指しています。
Lupeは、人の洞察をAIで拡張する「AI-Hybrid Research」を追求します
Lupeは「使う人の気持ちを創る人たちに」をミッションに掲げ、リサーチの技術を磨くことで、企業の意思決定に資するインサイトを届けてきました。
Human Insight, AI Scale をコンセプトに、人の洞察力をAIが拡張する AI-Hybrid Research を追求しています。今回の「コンテキスト」は、その中核を担う機能です。
なお、本日2026年6月28日に開催された「RESEARCH Conference 2026」にて、「AI-Hybrid Research の実践」をテーマに発表を行いました。詳細はこちらでフルバージョンの動画にて公開していますので、ぜひご覧ください。
代表コメント|株式会社Lupe 代表取締役 竹田宗平
リサーチの実務は、これまでその多くを、設問づくりや実査、集計といった「実行」が占めていました。AIがその実行を担えるようになったいま、リサーチャーはこれまで以上に、事業やプロジェクトを深く理解し、本質的な問いを立て、得られた声を紡ぎ合わせ、深く洞察するという、内面的で、探究的な仕事に集中できるようになります。
「コンテキスト」は、リサーチャーが捉えた構造と文脈を、AIに渡すための機能です。今までと同じことをAIに任せて終わりではなく、人の洞察をAIで拡張する。リサーチャーの仕事は、なくなるどころか、ますます難しく、面白くなっていく。私たちはそう考えています。
企業情報
会社名:株式会社Lupe
所在地:東京都世田谷区
代表者:代表取締役 竹田宗平
事業内容:リサーチプラットフォームの開発・提供、リサーチパートナーとしての共創型支援
URL:https://lupe.co.jp/
本サービスURL:https://lupe.co.jp/service
本リリースに関するお問い合わせ
株式会社Lupe E-mail:info@lupe.co.jp Web:https://lupe.co.jp