新型コロナによる2年延期を経て、6年ぶり2度目の日本開催「模擬国連世界大会」神戸大会
神戸市外国語大学(以下「本学」)がホスト校を務める模擬国連世界大会(National Model United Nations Conference)の神戸大会(会期:2022年11月20日~26日)において、世界中で起きている様々な国際課題を踏まえ、Z世代を中心とした学生たちが議論するテーマが決定しました。
また、大会参加者も決定し、世界11カ国から前回大会を上回る372人もの学生が神戸を訪れ、様々な国際課題について、議論を交わします。
模擬国連世界大会とは、国際連合が全面的な支援を行う唯一の大会で、実際の国際連合での会議と同様に、参加者が各国代表団として、国際問題の議論を行い、語学力を含む総合的な国際コミュニケーション能力を高めることを目的とした教育活動です。
本学は2016年11月に日本で初めての世界大会を神戸で開催しており、今大会は、新型コロナウイルスの影響による2年の延期を経て、6年ぶり2回目の開催となります。また、コロナ禍後初となる米国外での大会になります。本大会は、大会運営に関わる学生委員会やボランティア学生、そして教職員が協同し、ホスト校として運営してまいります。


【2016年大会の様子】
本学は英語力や会議でのコミュニケーション能力、リサーチ力を磨くため、模擬国連の授業を開講し、毎年模擬国連世界大会へ学生を派遣する等、模擬国連の活動に注力してきました。今後も本学は、模擬国連の活動を通じて、世界に通ずるグローバル人材の育成に努めてまいります。
1.学生の議論するテーマ
模擬国連世界大会では、参加する学生は4つの議場に分かれて議論を行います。各議場では事前に2つのテーマが設定され、大会当日に議論するテーマを1つ決定します。議題のテーマは学生たちが「平和」に焦点を当て、国際課題や社会情勢を踏まえ、決定しています。
また、参加する学生は原則自らの出身国とは異なる国の外交団を担当し、設定されたテーマについて、その国を代表して他国と交渉を行い、担当する国の意見や利害を最終決議に反映させることを目的としています。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/99035/table/5_1_3c23ee9573f3167c722ec5b50eaf64c1.jpg ]
2.参加学生(予定)
現時点での申し込み状況は下記の通りです。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/99035/table/5_2_9ea39f2240866a1cd34acd6e9a2db809.jpg ]
※新型コロナウイルス感染症や国際情勢の影響により、今後変動する可能性があります。
※開催にあたり、マスク着用や消毒など新型コロナウイルス対策を徹底して実施します。
【関連リンク】
令和4年6月6日記者資料提供「模擬国連世界大会」 神戸大会の実施が決定
URL:https://www.city.kobe.lg.jp/a89138/press/199633134786.html
参考1:模擬国連世界大会(National Model United Nations Conference)とは
世界各地で行われている模擬国連活動の中で、最大規模の大会です。春にニューヨークで5,000人規模の大会を、秋には世界各地の大学をホスト校として開催しており、国際連合が全面的な支援を行う唯一の大会です。
本学は2016年11月に日本で初めての世界大会を神戸で開催しており、今大会は、6年ぶり2回目の開催となります。当初は2020年の開催を予定していましたが、新型コロナウイルス流行の影響により、2022年に延期となっていました。
参考2:模擬国連
模擬国連とは、実際の国際連合での会議と同様に、参加者が各国代表団としての役割を担い、会議での議論を通じて国際問題への理解を深めるとともに、交渉力や議論の能力、語学力を含む総合的な国際コミュニケーション能力を高めることを目的とした教育活動です。
参加する会議や設定するテーマについて、他国と議論や交渉を経て、国連決議という合意に向かって全体がまとまっていくプロセスは国連さながらのドラマチックな展開です。
本学では、英語力や会議でのコミュニケーション能力、リサーチ力を磨くため、模擬国連の授業を開講し、毎年模擬国連世界大会へ学生を派遣するなど、模擬国連の活動に注力しています。