「漢検」資格活用状況調査結果のご報告
全国の大学・短期大学を対象に行った「日本漢字能力検定」の入学試験等における活用状況調査で、入学試験で漢検を評価・活用している大学・短期大学が1,078校中532校、入学試験以外で評価・活用している大学・短期大学が1,078校中58校であるなどの結果がまとまりました。
公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市下京区/代表理事 理事長:久保浩史)は、2015年8月1日から10月31日の3ヶ月間で、全国の大学・短期大学を対象に「日本漢字能力検定(以下、漢検)」の入学試験等における活用状況調査を実施しました。このたび、入学試験で漢検を評価・活用している大学・短期大学が1,078校中532校、入学試験以外で評価・活用している大学・短期大学が1,078校中58校である等調査結果がまとまりましたのでご報告します。
本調査は、文部科学省の「検定試験の評価の在り方に関する有識者会議」より発表された「『検定試験の評価ガイドライン(試案)』について(検討のまとめ)」に基づいておこなうものです。当協会では、学校教育課程や入学試験等での検定の活用状況について実態を把握するだけでなく、生徒や学生、保護者、教員の方々への進路選択の参考や学習の励みになる情報、保有資格を積極的に活用するための情報を開示しております。
漢検を入学試験で活用する大学・短期大学は2012年度入試(2011年度調査)から4年連続で増加しています。本調査では、多くの大学・短期大学が、漢検は「基礎学力の証明になる(190校)」、「学習意欲の指標になる(144校)」と回答しています。調査結果の詳細は、当協会ホームページおよび参考資料をご覧ください。
【大学・短期大学における「漢検」資格活用状況調査(2015年度調査)】
■調査時期:2015年8月1日~2015年10月31日(発表日:2016年1月20日)
■調査・公表の目的:入学試験等における検定の活用状況についての実態把握と、生徒や学生、保護者、教員の方々への進路選択の参考や学習の励みになる情報、保有資格を積極的に活用するための情報の開示。
■調査対象:全国の大学・短期大学1,078校(大学749校、短期大学329校)
※『全国学校総覧 2015年版』掲載の大学・短期大学から、募集停止の学校を除き、新設校を加えた全国の大学・短期大学(当協会調べ)
■調査項目:
・2016年度入学試験や単位認定等における「漢検」の評価または判断材料としての活用有無
・活用している学部、入試種別、科目、対象級、活用の詳細
■調査方法:調査用紙を発送したうえで、FAX・電話で回答を得る。
■調査結果:
回答校数:大学722校(回答率 96.4%)、短期大学319校(回答率 97.0%)
活用校数:大学368校、短期大学196校
活用種類:出願要件 113校、試験免除 15校、点数加算(点数化) 110校、考慮・参考 344校、特待生条件・入学時経済的援助 36校、入学後経済的援助 10校、単位認定 19校、その他 30校
詳細情報:http://www.kanken.or.jp/kanken/investigation/university.html
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