年間24講義56時間を就業時間に確保し、OJT依存から脱却。来春の新卒入社を前にカリキュラムを体系化・初公開

人材定着が建設業界の喫緊の課題となる中、1955年創業の八木建設株式会社(本社:埼玉県本庄市)は、若手技術者の計画的な育成と建築人材の確保を目的とした社内大学「YAGIビルドアカデミー」を2026年7月に開校します。
3年間を育成の基本サイクルとし、年間24講義・計56時間を就業時間内で実施。施工管理技士の資格取得支援も含め、若手が責任ある現場管理者へと安心して成長するための教育環境を整備しました。
――ロゴデザインコンセプト
木造非住宅を推進する姿勢を表す”木造ビル”と、日本で最も親しまれる”杉”をモチーフに学びと成長をデザインに込めています
▍建設業界の“育成の属人化”を解消するモデルケースへ

働き方改革により指導時間の確保が難しくなり、先輩が教えた内容が会社の方針と異なっていてもそのまま受け継がれてしまうなど、建築業界ではOJTだけでは補いきれない課題が生じています。
当社においても、若手が判断に迷いながら業務を進めていたケースがあり、教育を個人任せにしてきた体制に限界を感じました。こうした状況を踏まえ、会社として責任を持って育成の仕組みを示す必要性を強く認識しました。
▍3年間で成長できるカリキュラムを整備
そこで八木建設では「木造非住宅のプロを育てる 基礎を学ぶ大学」をコンセプトに社内大学を設け、就業時間内に月2回、140分の講義を行い、年間24講義・計56時間の学びを提供します。

<年間カリキュラム>
1年目は、現場で必要な基礎を体系的に学び、2年目は、更地から完成するまでの流れを理解し、木造住宅の責任者としての不安を軽減する内容としました。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/137815/table/9_1_7e6ab8ddf3dee116cbd7775eb325c3c2.jpg?v=202512110146 ]
※受講者:丸数字8.17.20.㉒・・・新入社員・2 年目・3年目/それ以外・・・新入社員・2 年目
3年間は社会人として成長する期間と位置づけ、キャリア形成の後押しとなる施工管理技士の資格取得も後押しします。
また、同世代で横のつながりを育み、悩みや不安を共有しやすい環境づくりも目指します。
▍講師育成と教材整備で学びの質を向上

講義イメージ
講義は主任・管理職が担い、将来的には若手職員を講師に抜擢することで教える経験そのものを成長の機会とする狙いがあります。
テキスト作成には経営層も参画し、社内に蓄積された知識を体系化した教材としてまとめる予定です。さらに、専門分野を持つ外部教育機関との連携や外部講師の招聘により、学びの質を高めていきます。
▍学校向け企業説明会でカリキュラムを提示予定

YAGIビルドアカデミーのパンフレット
学校向け企業説明会では、簡単な紹介段階にも関わらず、前向きな反応が見られました。開校発表を機に、今後の説明会ではカリキュラムを提示し、教育体制の“見える化”を進めていきます。
こうした取り組みを通じて学生・学校双方からの信頼向上と採用力の強化につなげるとともに、地域の教育機関との連携も視野に入れながら、次世代の建築人材の育成に取り組んでまいります。
▼「YAGIビルドアカデミー」パンフレット(PDF)のダウンロードはこちら
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▍代表コメント

八木建設株式会社 代表取締役社長 八木雅之
「OJTだけでは、若手の潜在能力を引き出しきれず、企業としての責任も果たせないと痛感した出来事がありました。規模の拡大に伴い、この状況を変えたいと強く思っています。社内学校を通じ、人として、そして地域の現場を支える責任者として成長できる環境を整えていきたいと思います」
▶note(4代目地場ゼネコン社長):https://note.com/masayuki4891
会社概要

社 名:八木建設株式会社
住 所:埼玉県本庄市中央2-6-20
設 立:1955年3月
代表者:八木雅之(やぎ まさゆき)
事業内容:総合建設業
▶公式サイトURL:https://www.yagi-con.co.jp
▶X:https://x.com/yagikensetsu
▶Instagram:https://www.instagram.com/yagikensetsu/
▶youtube:https://www.youtube.com/channel/UCyHUAHoZtP_I6OtsvfFcK1Q