夏の高校野球もたけなわ、酷暑・豪雨下でも「カメラ位置を無人に」出来る、IP67 ‐40℃~+60℃までの過酷環境に耐える高性能カメラで撮影スタッフの健康・安全と映像クオリティの両立を支援
日本ラッド株式会社(東証スタンダード上場、本社:東京都港区赤坂1-12-32、代表取締役社長:大塚 隆之、以下「日本ラッド」)は、米国Bolin Technology(ボーリン・テクノロジー)社の国内唯一の技術及び販売パートナーとして、昨年来放送事業者向け屋外PTZカメラのスタジアムやリモート環境における導入提案を強化してきております。
第108回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)が8月5日に開幕し、屋外スポーツ中継への注目が高まる時期となりましたが、近年の苛烈な気候状況、特に酷暑や急な豪雨の下で撮影にあたるカメラマン・中継スタッフの皆様の負担は大変大きいと言え、法令による連続時間管理義務等もあいまって、定点設置型リモートカメラでの放送品質・映像表現精度も担保したカバレッジ要求が大きくなってきております。
今回以下に事例として、九州テレ・コミュニケーションズ株式会社 TVSテレビ佐世保様におけるBolin社製EXU248Fの導入実績と、2年にわたる運用現場の声を紹介します。
※本リリースで紹介する事例は地方大会・地域イベントでの導入事例であり、全国大会または阪神甲子園球場への導入を示すものではありません。

スタジアムのセンター観客席に設置されたBolin EXU248F。カメラ位置を無人とし、中継席からリモート操作。
猛暑下の中継現場で、「人を置かないカメラ位置」をつくる
夏の高校野球や屋外イベントの中継では、炎天下に複数のカメラとスタッフを長時間配置する一方、適切な交代・休憩を確保する必要があります。さらに、天候が急変すれば、レインカバーの装着・取り外しや曇りへの対応、機材の退避のためにスタッフがカメラ位置へ移動しなければなりません。
また2025年6月に施行された改正労働安全衛生規則により、一定の暑熱環境下での作業について報告体制・手順の整備等が求められる中、カメラ位置の無人化は、暑熱環境にスタッフが滞在する時間と、急な天候変化時の移動を減らし、休憩・交代を組みやすい中継体制づくりに大きく寄与します。
安全のために「撮れない画」を増やすのではなく、人を置かないカメラ位置を増やす。
それが日本ラッドが提案するスタジアム・リモート運用の考え方です。
- いち早く導入したTVSテレビ佐世保様の事例
そこでTVSテレビ佐世保様では、夏の高校野球地方大会や地域のお祭りなど、屋外中継における雨・高温・人員配置の課題を解決するため、屋外用PTZカメラを検討されました。比較検討の結果、要求条件を満たす機種としてBolin EXU248Fを1年前に採用。センター側の観客席に設置し、カメラ側を無人としたリモート運用を開始しました。

採用機種:Bolin EXU248F
選定時に重視した条件

高い防塵防水性と耐候性、映像性能と強力なズーム、多様な放送出力とリモート制御が可能で可搬性にも優れる高耐久筐体
九州テレ・コミュニケーションズ株式会社 TVSテレビ佐世保 放送局長 末次 博己 様の声
「センター観客席に設置した屋外用カメラ側を無人とし、リモート制御だけでPC映像撮影ができています。2年目の夏の大会でもトラブルはありません。豪雨で他のカメラを退避させた後も、このカメラで放送映像を確保できました。導入できて良かったと思います」

九州テレ・コミュニケーションズ株式会社 TVSテレビ佐世保 放送局長 末次 博己 様(左)放送部 折原 匠馬様(右)
導入で得られた3つの効果
1 撮影スタッフの暑熱・雨天負担を軽減
センター側のカメラ位置を無人化し、中継席などからリモート操作。炎天下にスタッフが常駐する必要を減らし、天候急変時にカメラ位置へ駆けつける場面も抑えられます。限られた人員を、交代・休憩を含めて柔軟に配置しやすくなりました。
2 豪雨時にも放送をつなぐ「最後の一台」
IP67の耐候性能とワイパーを備えるため、豪雨で試合が中断し、他の有人カメラを退避させた後も、EXU248Fの映像を放送の「逃げ画」として使用。安全確保と中継継続の両面で効果を発揮しています。
3 高画質・高倍率で映像シーンを増やす
フルHD時最大48倍のズームにより、センター側からでもPC映像の撮影、競技の細部を捉えられます。地域のお祭りでは、ステージと広告看板の間に設置し、低い位置から見上げる映像も撮影。1.0型センサーと明るいレンズにより、暗所でも明るくクリアな映像を得られています。

リモート操作風景
猛暑対策だけではない。放送品質を妥協しないプロ仕様
EXU248Fは、耐候性だけを重視した監視用途のカメラではありません。SONY製1.0型センサー、Zeissレンズ、光学式手ブレ補正、カラーマトリクスやNDフィルター、Genlockなど、放送現場で求められる機能をきめ細かく備えています。SDI、NDI、HDMI、IP等の同時出力にも対応し、既存のベースバンド運用からIPベースのリモート制作まで、段階的なシステム構成が可能です。
今後の展開
日本ラッドは本事例をモデルケースとし、放送事業者、ケーブルテレビ事業者、映像制作会社、スタジアム・競技場運営者に向けて、Bolin屋外PTZカメラを活用したリモート中継の提案を強化してまいります。機材の単体販売にとどまらず、製品デモ、設置条件・撮影位置の検討、既存設備との接続、IP伝送を含むシステム設計、運用立ち上げまでを支援します。
Bolinカメラが持つ、他にはない高耐候性と48倍ズームをはじめとした高画質特性を切り口に、野球場・競技場のセンターカメラや固定アングル、屋上カメラ、地域イベント、屋外ライブ、定点中継など、「人を常駐させにくいが、放送品質の映像が必要な場所」を対象に、現場の安全性と映像表現の両方を高める運用を提案しシェアを拡大してまいります。
Bolin Technologyについて
Bolin Technology(本社 米国)は、放送、プロフェッショナルAV、ライブイベント業界向けの高性能PTZカメラ、カメラ制御システム、AV over IPソリューションの主要設計・製造メーカーです。自社開発・製造で知られるBolinは、高度な光学性能、精密機械技術、長期信頼性を兼ね備えた製品を提供しています。
Bolin Technologyウェブサイト:https://bolintechnology.com/
日本ラッド株式会社について
― 顧客企業のホームドクターとして ―
所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル30階
代表取締役社長:大塚 隆之
上場市場:東証スタンダード(証券コード:4736)
日本ラッドは創業56年目を迎える、ソフトウェアの受託開発、ハード・ソフトを組み合わせたシステムインテグレーションを主業務とした東証スタンダード上場企業です。1971年の創業以来革新的なコア技術によるソリューション提供、フルターンキーのシステム構築・運用サービス等を展開しています。2023年の創業家バトンタッチ以降テクノロジーへの注力を更に加速し、AI、IoT、セキュリティ等最先端の技術領域でのプロダクト・ソリューション開発を積極的に行いつつ、クラウド、医療、動画解析等既存領域での更なる高付加価値サービスの開発に取り組んでいます。製造業DX、インダストリアルIoT分野における第一人者を目指して、産業用コンピュータの分野において世界トップシェアの台湾アドバンテック社と戦略的事業・資本提携を実施、AI分野でも自社プロダクトの開発等を積極的に展開しております。
日本ラッド株式会社ウェブサイト:https://www.nippon-rad.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
営業問い合わせ先:ims-info@nippon-rad.co.jp
製品情報:https://www.nippon-rad.co.jp/avsolution/bolin/
リリース問い合わせ先:press-release@nippon-rad.co.jp