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株式会社neoAI

三井住友DSアセットマネジメント × neoAI、約1,100ファンドの投資信託約款管理業務をAIで刷新

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―従来約130時間を要する法令改正等の対応作業を数分で完了、法定文書領域でAIエージェント活用の基盤を確立

株式会社neoAI(本社:東京都港区、代表取締役CEO:千葉 駿介、以下「neoAI」)は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:荻原 亘、以下「三井住友DSアセットマネジメント」)と共同で、投資信託約款(以下「約款」)管理業務をAIネイティブに再構築するプラットフォームを開発し、本番稼働を開始しました。約1,100ファンドに散在していた約款のWordファイルを横断的に検索・編集できる業務基盤へと再構築し、法令改正等の対応における固有名詞等の一括変更作業では、従来約130時間を要すると試算していた作業を数分で完了できることを確認しています。 本プラットフォームは2026年度頭の約款の一括変更対応に合わせてリリースし、すでに現場業務で運用されています。

背景 ― 業務コンテキストが個別ファイルに散在する構造
約款は、微細な変更でも新旧対照表の作成と金融庁への届出、法定開示書類への添付が必要な法定文書です。三井住友DSアセットマネジメントでは約款をWordファイルで管理しており、法令改正等で多くのファンドに波及する条文変更が発生すると、対象ファンドの特定から金融庁への届出まで膨大な時間がかかる手作業となっていました。約款本文・変更履歴・関連法令といった業務コンテキストが、個別のWordファイルと担当者の知見に分散していることが、変更業務の負荷を生む構造的な要因でした。

両社はこの構造的課題を解決するため、約款管理をAIネイティブな業務基盤へ再構築することを目的に協業を開始しました。

本プラットフォームが提供する価値
1. 約1,100ファンドの約款知識をAIがすぐ引き出せる業務基盤へ
約1,100ファンド分の既存約款を条文単位に取り込み、ファンド属性や条文内容に応じたタグをAIが自動付与する構造化パイプラインを構築しました。Wordファイルを横断的に開いてキーワード検索したり目視で探したりする作業は不要となり、自然言語入力とタグフィルタリングで目的の条文に即座に到達できます。PoC(概念実証)では、自然言語入力からの検索タグ抽出精度として 93.3%(KPI90%を超過達成) を確認しました。どのファンドにどの条文が適用され、法令改正時等が何に波及するかという約款業務のロジックをタグ設計に落とし込んだことが、この精度を支えています。

また、本プラットフォームはneoAI Chatを技術基盤として構築しており、認証・連携・セキュリティといった共通機能を再利用しつつ、金融ドメイン固有の構造化パイプラインや承認ワークフローを個別実装しています。ゼロから開発不要な共通基盤の上に、高度な業務要件への対応を積み上げる開発アプローチが、短期間での本番稼働を支えました。

2. 法令改正への一括対応で、従来約130時間の作業を数分で完了
多くのファンドが対象となる条文変更が発生した場合、今回構築した業務基盤をもとにした対象条文の検索とキーワードの一括置換により、対象特定から変更反映までの一括処理を実現しました。変更前後の条文差分を自動検出し、金融庁届出に必要な新旧対照表を規定のWord形式で自動出力します。また、各履歴の約款をWord形式で出力することが可能となっています。変更履歴の追跡と承認ワークフローにより法定文書としての正確性と監査性を担保しつつ、変更内容の妥当性判断と最終承認は人間が行う設計としています。

今後の展望
本プラットフォームによって、約款業務に必要なコンテキストがAIでの読み書き可能な構造化データとして集約されました。この AIネイティブなデータ基盤を起点に、新規約款のドラフト生成、社内他システムとのデータ連携を順次強化し、AIエージェントが約款業務のより広範な工程を自律的に担う方向で機能を拡張してまいります。

neoAIは、松尾研発のスタートアップとして、最先端AI技術の研究知見と企業現場での実装経験を活かし、ドキュメント管理をひとつの注力テーマとして、業務のAIX(AIトランスフォーメーション)を推進してまいります。

各社コメント
三井住友DSアセットマネジメント 常務執行役員 土屋 裕子氏から
投資信託約款は、わずかな文言の変更にも高い正確性と履歴管理が求められる文書であり、その業務はこれまで担当者一人ひとりの経験に支えられてきました。今回、その知見を個人の記憶から組織の基盤へと移し替えられたことに、大きな意味があると考えています。今後も、正確性を保ちながらAIを活用し、開示業務のさらなる高度化に取り組んでまいります。
株式会社neoAI 代表取締役CEO 千葉 駿介氏から
投資信託約款という高い正確性が求められる領域で、AIが扱える構造化データ基盤を共同で構築できたことは、生成AIの社会実装における重要な一歩です。本基盤を起点に、法定文書管理や資産運用業務におけるAIネイティブな業務環境の実現を、三井住友DSアセットマネジメント様とともに推進してまいります。

インタビューについて
本プレスリリースに伴って、三井住友DSアセットマネジメント様とのインタビュー記事を公開させていただいております。
インタビュー記事はこちら
三井住友DSアセットマネジメントとneoAIが挑んだ、AIネイティブな約款管理プラットフォーム構築

三井住友DSアセットマネジメント株式会社 概要
- 会社名:三井住友DSアセットマネジメント株式会社
- 代表者:荻原 亘
- 所在地:東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー26階
- URL:https://www.smd-am.co.jp/

株式会社neoAI 概要
- 会社名:株式会社neoAI
- 代表者:千葉駿介
- 所在地:東京都港区虎ノ門一丁目10番5号KDX虎ノ門一丁目ビル3階
- URL:https://neoai.jp/

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