株式会社ミックウェア(NASDAQ Global Market ティッカー:MWC、本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長 兼 会長:鳴島健二、以下「ミックウェア」)は、MulticoreWare, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下「MulticoreWare」)との間で、先進運転支援システム(ADAS)の性能最適化および統合、AIを活用した車内ユーザー体験、ならびにエッジ環境におけるphysical AIを中心とした次世代の人工知能(AI)ソリューションに関する協業の可能性を検討することを目的とする基本合意書(以下「本MoU」)を締結しましたので、お知らせいたします。
■市場環境と両社の課題認識
両社は、エッジおよび高性能AIが、自動車、セキュリティおよびロボティクスの将来において重要な基盤となるとの認識を共有しています。
ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)および自律的なphysical AIシステムへの移行が進むなか、ローカル環境でリアルタイムにAI推論を実行するニーズが高まっています。決定論的な実行、厳格なセキュリティおよびリアルタイム制御が求められるミッションクリティカルな用途においては、AIをクラウド上のみで実行することが必ずしも適切ではないためです。
両社は、コストおよび電力効率に優れた電子制御ユニット(ECU)上において、Vision-Language-Action(VLA)モデルおよび大規模言語モデル(Large Language Model:LLM)の実装を進めることにより、ユーザー体験および車両安全性の向上に貢献することを目指します。
■本MoU締結の背景
ミックウェアは、車載インフォテインメント、ナビゲーション、ヒューマンマシンインターフェース、テレマティクス、運転支援およびロケーションベースサービスを含む、自動車・モビリティ関連システムを事業の重点領域としてソフトウェアシステムおよびITソリューションの開発・提供を行っています。
MulticoreWareは、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置くソフトウェアエンジニアリング・テクノロジー企業で、米国、欧州、インドおよび中国においてグローバルに事業を展開しています。同社は、ヘテロジニアスなSystem on a Chip(SoC)およびプラットフォームのアーキテクチャを踏まえたソフトウェア開発に強みを有しています。
両社は、ミックウェアが有する顧客との関係、販売力および車載ソフトウェア分野での経験と、MulticoreWareがADASおよびAI分野で有するエンジニアリング能力を組み合わせることにより、日本を始めとして協業の可能性を検討することとし、本MoUを締結しました。

図:micAuto-PFおよびDynaPlanet-PFを中核とし、ADAS領域への対応拡大を含むミックウェアの成長戦略
■両社の強みの相互補完性
MulticoreWare:ヘテロジニアスなハードウェア基盤に対する最適化能力
MulticoreWareは、ヘテロジニアスなSoCプラットフォーム向けのソフトウェアエンジニアリングおよび最適化において豊富な経験を有しています。ADASの統合・最適化、3D LiDARセンシング、ならびに車室内レーダーおよびカメラのセンサーフュージョンに関する同社の能力は、特定のECUに依存しない(ECU-agnostic)本協業の技術的基盤を構成します。

図:ADAS、エッジAIおよびphysical AIソリューションにおけるミックウェアとの協業可能性に関連する、MulticoreWareの中核技術
ミックウェア:車載ソフトウェアおよびOEM顧客基盤
ミックウェアは、2003年の神戸での創業以来、本田技研工業株式会社およびトヨタ自動車株式会社を含む日本の大手自動車メーカーとの長期的な関係を構築しています。
ミックウェアの車載ソフトウェアプラットフォーム「micAuto-PF」は、AndroidおよびLinuxベースの環境に対応するモジュール型の車載インフォテインメント(IVI)プラットフォームであり、ナビゲーションエンジン、マルチメディア機能、コネクティビティ・プロトコルといったソフトウェアコンポーネントを複数のプロジェクト間で再利用できる構造を備えています。
ミックウェアは、IVI領域のTier 1ソフトウェアサプライヤーからSDV領域のTier 1ソフトウェアサプライヤーへの進化を成長戦略として掲げており、そのなかで、IVIで培った基盤を活かしたADASおよび自動運転(AD)領域への展開と、コックピットから走行系までを統合したソリューションの実現を目指しています。本MoUは、この方針に沿った取り組みです。
■本MoUの内容
本MoUにおいて、両社は以下の領域を含む協業の可能性について協議・検討を進めます。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/22552/table/64_1_ab19328027bb094dc0b78f6c022193c2.jpg?v=202609092145 ]
■本MoUの位置づけおよび今後について
本MoUは、協業の可能性に関する協議の開始について、現時点における両社の相互理解を確認するものです。本MoUは、いずれの当事者に対しても、何らかの契約の締結または特定の協業活動の実施を義務づけるものではありません。
具体的な協業活動を実施する場合には、両社が合意のうえ、個別の契約を締結することとしています。現時点において、具体的な共同開発、製品化、商用化その他の確定的な事業上の合意が成立したものではありません。
本MoUの有効期間は、発効日から2027年6月8日までとし、いずれの当事者も相手方への書面による通知により終了させることができます。
■コメント
株式会社ミックウェア 代表取締役社長 兼 会長 鳴島 健二
「エッジAIおよび高性能AIは、自動車、セキュリティ、ロボティクスにおける次世代イノベーションを支える基盤であると考えています。直近のセキュリティ分野でのアライアンスを含むミックウェアの戦略的エコシステムと、多様なハードウェアアーキテクチャにわたってAIを最適化するMulticoreWareの能力を組み合わせることで、変化する業界のニーズに応える大規模な機械学習ソリューションの実装に向けて取り組んでまいります。」
MulticoreWare, Inc. President & CEO AGK Karunakaran
「モビリティとロボティクスの次のフロンティアは、高度に最適化されたphysical AIに大きく依存しています。MulticoreWareの中核である高性能ソフトウェアに関する専門性と、ミックウェアが有する自動車業界での確かな経験を組み合わせることで、両社は優れたソリューションを提供できる立ち位置にあります。両社は、ADASアルゴリズム性能の限界を押し広げるとともに、複雑なphysicall AIシステムがエッジ環境で安全かつ円滑に動作できるよう取り組んでまいります。」
■会社概要
株式会社ミックウェア
上場市場 Nasdaq Global Market(ティッカー:MWC)
所在地 兵庫県神戸市中央区浪花町59 神戸朝日ビルディング
代表者 代表取締役社長 兼 会長 兼 CEO 鳴島 健二
事業内容 コンピュータシステムの企画、開発、製作、販売
URL https://www.micware.co.jp/
MulticoreWare, Inc.
所在地 米国カリフォルニア州サンノゼ
代表者 President & CEO AGK Karunakaran
事業内容 ソフトウェア製品、ソリューションおよびエンジニアリングサービスの提供
URL https://multicorewareinc.com/
■MulticoreWareについて
MulticoreWare, Inc.は、physical AI、エージェンティックAI、ロボティクス、エッジインテリジェンスおよびアクセラレーテッドコンピューティングの各領域におけるイノベーションを加速するAIソフトウェアソリューションおよびエンジニアリングサービスを提供するグローバルなテクノロジー企業です。マルチモーダルAI、Vision-Language-Action(VLA)モデル、センサーによる知覚およびフュージョン、AI最適化、組込みシステム、高性能ソフトウェアに関する専門性を活かし、先進的なAI技術を量産適用可能なソリューションへと転換することを支援しています。同社の技術は、自動車、ロボティクス、産業オートメーション、スマートシティ、ヘルスケア、防衛およびインテリジェントエッジデバイスの各分野で活用されており、またビデオコーデック技術は次世代の映像体験を世界規模で支えています。
詳細は同社ウェブサイト(https://multicorewareinc.com/)をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社ミックウェア 広報担当
メール mic_pr@micware.co.jp
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