購入時のプライバシーに配慮したLINE公式アカウントでのチャットボットを運用開始 緊急避妊薬を取り巻く現状の課題をふまえた啓発活動の実施も
アリナミン製薬株式会社(本社:東京都千代田区、以下「当社」)は、緊急避妊薬『レソエル(R)72』(要指導医薬品、以下「本製品」)を3月9日(月)より、全国で発売します。
本製品は、多くの医療現場で処方されている医療用医薬品の緊急避妊薬『レボノルゲストレル錠1.5mg「F」』(富士製薬工業製)をスイッチOTC化したものです。

【参考】2026年2月10日当社リリース
「緊急避妊薬『レソエル(R)72』の製造販売承認取得および販売開始のお知らせ」
本製品は、緊急避妊薬を必要とする方がより適切なタイミングでアクセスできるよう、購入から服用に至るまでの物理的・心理的障壁の軽減を目指した手に取りやすい価格設定や、わかりやすさと心理的負担への配慮を両立したパッケージデザインが特長です。国内製造による調達コストの最適化に加え、広く医療現場で処方されている規模を活かすことにより、税込6,930円での発売を実現しました。
パッケージには「72時間以内に服用」という重要な情報を明確に表示しながら、購入時に過度な心理的負担を与えないデザインを採用しています。
製品名は“女性(レディ)一人一人に手を差しのべ、寄り添う=手をそえる”という意味を合わせ、72時間以内に服用が必要という数字的メッセージも加えた造語としております。
さらに、使用者に対して薬局やドラッグストアへの来店前の準備支援から服用後のフォローまでを行うLINE公式アカウントでのチャットボット機能を提供し、使用者のプライバシーや心理的負担に配慮したサポート体制も整えています。当社が実施した調査にて、薬局やドラッグストアで購入する際の不安・抵抗として、「服用後の体調への不安」「費用面」「薬局やドラッグストアで購入しているところを人に見られたくない」といった声が多く挙げられています。本製品はこうした課題や使用者の不安軽減に少しでも貢献できる存在となることを目指します。
緊急避妊薬『レソエル(R)72』について
公式サイト
Q. レソエル72はどのような薬ですか?
A. レソエル72は避妊に失敗したとき、または避妊をしなかった性交後、緊急に避妊を行うときに用いるお薬です。確実な避妊ができなかった性交から、72時間(3日)以内に服用すると、妊娠を防ぐことができます。性交後早く薬を服用したほうが効果(妊娠阻止率)が高いことがわかっていますが、完全に妊娠を防止できるものではありません。なお、本製品は、多くの医療現場で処方されている医療用医薬品『レボノルゲストレル錠1.5mg「F」』(富士製薬工業製)をスイッチOTC化したものです。
Q. レソエル72による避妊の仕組みは?
A. 主に排卵を抑えることで、妊娠を防ぐと考えられています。また、受精卵の着床を防いだり、子宮内に精子を入りにくくしたりするはたらきもあると考えられています。
Q. レソエル72はどのように入手できますか?
A. レソエル72は、緊急避妊薬の取扱いに係る研修を修了した薬剤師(以下、研修修了薬剤師)がいる薬局・ドラッグストアでのみご購入いただけます。以下のURLより取扱店舗の検索をし、在庫の有無や、研修修了薬剤師が対応可能かどうか電話で確認の上、店舗までお越しください。店舗では、使用者の購入前に「適正使用のためのチェックシート」を用いて、服用が可能かどうか取扱店舗の研修修了薬剤師が確認をします。購入後は、研修修了薬剤師の面前(研修修了薬剤師の立会いの下)ですぐに服用いただきます。「適正使用のための チェックシート」は来店前にLINE上で入力をしたり、事前に印刷・記入をしてから持参することも可能です。
- 取扱店舗の検索:https://lesoeru72.mapion.co.jp/
- 適正使用のためのチェックシート:https://alinamin-kenko.jp/products/upload/lesoeru72/lesoeru72_checksheet.pdf
- こちらの動画でも購入・服用までの手順をご確認いただけます:https://youtu.be/mS8ZM42LxWE
Q. レソエル72の価格はいくらですか?
A. 1箱(1錠)あたりメーカー希望小売価格 税込6,930円(税抜価格6,300円)です。
Q. レソエル72は未成年でも購入できますか?
A. 未成年でも購入することができます。また、購入にあたっての保護者の付き添い等は不要です。
但し、緊急避妊薬の適正使用を確保するため、研修修了薬剤師が確認を行った上で販売されます。
緊急避妊薬『レソエル(R)72』LINE公式アカウントのチャットボット機能について

緊急避妊薬『レソエル(R)72』の購入障壁の軽減と適正使用を支援するため、LINE公式アカウントを活用したチャットボット機能を提供します。服用希望者の心理的負担やプライバシーに配慮しながら、来店前準備から服用後フォローまでをワンストップで支援する仕組みです。
※アリナミン製薬の健康情報LINE公式アカウントを友だち追加いただくことで本機能をご利用いただけます。
● 来店前に準備できる「チェックシート」機能

服用希望者は、薬局来店前にLINE上で「適正使用のためのチェックシート」に回答することができます。緊急避妊薬の販売ルール上、チェックシートを 店頭で紙に記入することは必須になりますが、事前に内容確認と準備を行うことで、店舗滞在時間の短縮につながります。
● プライバシーに最大限配慮した設計
通知画面には製品名や「妊娠」「避妊」などの文言が表示されない設計とし、アカウント名やメッセージ表現にも配慮しています。また、個人情報の入力は不要で、安心して利用できる環境を整えています。
● 店舗で提示できる「購入希望」画面

LINE上には「『レソエル(R)72』の購入を希望します」と表示される画面を用意しており、 来店時に提示することで意思表示が可能です。口頭で申し出る必要や陳列棚におもむく必要がなく、手元のスマートフォンを見せるだけで良いため、服用希望者の心理的ハードル軽減につながります。
● 服用3週間後のフォローアップ機能
緊急避妊薬は服用して終わりではなく、その後に妊娠検査薬などで妊娠の有無を確認するまでが重要です。本機能では服用から3週間後に、妊娠の有無を確認する事を促すメッセージを自動配信。追加でアプリをインストールすることは不要で、LINE上で継続的なフォローを行います。
● 店舗検索やQ&Aなどのサポート機能
LINEでは、取扱店舗検索、よくあるご質問、相談窓口の案内(ワンストップ支援センター等)なども提供し、使用者が必要な情報にスムーズにアクセスできる環境を整えています。
緊急避妊薬を取り巻く現状と、当社の今後の取り組みについて
本製品の発売にあたり、当社は全国の20代~40代の女性1,000名を対象に、緊急避妊薬に関する調査を実施しました。その結果、市販化に対する前向きな反応に加え、さらなる課題も明らかになりました。
● 緊急避妊薬の市販化は支持されている傾向
これまで緊急避妊薬を服用したことがある方の購入障壁は「費用が高額で負担だった」(36.7%)が最も多く、次いで、「医師やスタッフに伝えることに心理的な抵抗があった(恥ずかしい・話しづらい)」(22.3%)と、費用面および心理的負担が主な購入までの障壁となっていたことが明らかになりました。さらに、診療時間に間に合わない、診察や処方に時間がかかる、移動が大変といったアクセス面の課題も見られました。
加えて、緊急避妊薬の市販化については、「強く賛成」(26.2%)、「どちらかといえば賛成」(40.3%)を合わせて66.5%が賛成と回答しました。「どちらかといえば反対」(3.2%)、「強く反対」(1.2%)は合計4.4%にとどまり、反対意見は少数であることがわかりました。この結果から、緊急避妊薬の市販化は多くの女性に支持されていることが示されました。

図1

図2
緊急避妊薬の市販化 賛成の方の声(一部抜粋)
・ 緊急性の高い物だから、入手経路が広がるのはいいこと。(32歳女性・強く賛成)
・ 望まない性交渉だった場合や産婦人科が遠方にしかない地域に住んでいる方にとって、薬剤師在中の薬局にて 購入しその場で服用できることで救われる女性もいると思うから。(39歳女性・強く賛成)
・ 緊急避妊薬はすぐに服用することが大事であるが、産婦人科など病院では夜間や休日の対応が難しいことがある。そういった時にドラッグストアで販売されていると、購入もしやすくなると思う。(23歳女性・強く賛成)
● 不安要素は「服用後の体調」や「費用面」
自身が実際に緊急避妊薬を必要とする状況になり、薬局やドラッグストアで購入する場合の不安や抵抗感は、「服用後の体調への不安」(37.9%)、「費用面」(34.5%)が上位となりました。加えて、「薬局やドラッグストアで購入しているところを人に見られたくない」(27.2%)、「薬剤師が男性である場合への不安」(26.5%)など、心理的安全性に関わる懸念も多く挙げられています。「不安・抵抗はない」「わからない」との回答は計19.0%にとどまり、約8割が何らかの不安や抵抗感を抱いている実態が明らかとなりました。
本製品の発売にあたっては、価格面や心理的安全性への配慮に取り組んでいますが、こうした不安をさらに軽減していくためには、今後も継続的な取り組みが重要と考えています。

図3
● 十分な理解がないまま使用されることへの不安も
市販化に対する世の中への影響についての不安の声も一定数見られました。世の中への不安としては、「男性側が後で薬を飲んでもらえばいいと考え、避妊への意識が薄れるのではないか」(39.9%)が最も高く、「若い世代、特に未成年が安易に利用してしまうのではないか」(32.3%)、「正しい知識を持たないまま使う人が増えるのではないか」(27.8%)などが上位に挙がりました。男性側の意識や未成年の利用に対する懸念、十分な理解がないまま使用されることへの不安が強い傾向が明らかとなり、当事者ならびに社会に対して正しい知識を広く届けていくことの重要性が浮き彫りとなりました。

図4
● 緊急避妊薬を取り巻く現状の課題をふまえた啓発活動を実施
緊急避妊薬の市販化はゴールではなく、必要とする方が適切なタイミングで安心してアクセスできる社会を実現するための入口であると当社は考えています。製品を発売するだけでなく、アクセス環境のさらなる改善、正しい知識の普及、そして心理的安全性の確保に向けた取り組みを継続していくことが重要です。
そこで当社は、緊急避妊薬の提供にとどまらず、正しい情報に触れる機会を増やすことを目的とした啓発活動を実施します。LINE公式の活用に加え、他SNSにおける正しい情報の発信を進めるほか、学生世代を含む若年層への情報発信など、多様な取り組みを検討し、社会全体で正しい理解が広がる環境づくりを推進します。
当社は、女性のWell-beingに寄り添う企業として、適切な情報提供とともに『レソエル(R)72』をお届けし、誰もが必要な時に必要な医薬品にアクセスできる社会づくりに貢献してまいります。
製品概要
- 製品名 :「レソエル(R)72」 (要指導医薬品)
- 発売日:2026 年3 月9 日(月)
- 容量:1 錠
- メーカー希望小売価格: 税込6,930円(税抜価格6,300円)
- 効能・効果:緊急避妊
<効能・効果に関連する注意>
・本剤は、妊娠を完全に防止できるものではありません。
・本剤は、避妊に失敗したとき、又は避妊しなかった性交後に緊急的に用いるもので、性交前に本剤を服用しても妊娠を防止することはできません。
・本剤服用後も妊娠する可能性があるため、適切な避妊を行ってください。
- 用法・用量:性交後72 時間以内に本剤1 錠を薬剤師から受け取り、その場で服用する。
- 有効成分:レボノルゲストレル 配合量:1.50 mg
- 添加物:トウモロコシデンプン、ポビドン、デンプングリコール酸Na、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg、乳糖水和物
- 製造販売元:富士製薬工業株式会社
- 販売元:アリナミン製薬株式会社
- お客様からのお問い合わせ先:アリナミン製薬株式会社 お客様相談室 0120-567-087 受付時間 9:00~17:00 (土、日、祝日を除く)
【参考】緊急避妊薬に関する調査結果
<調査概要>
調査名称:緊急避妊薬に関する調査 調査期間:2026年2月6日(金)~2月8日(日)
調査方法:インターネット調査 調査委託先:楽天インサイト 調査対象:全国の20代~40代の女性1,000名
※本資料に含まれる調査結果をご掲載いただく際は、事前連絡の上、必ず『アリナミン製薬調べ』と明記下さい。
● 約3割が望まない妊娠の不安を経験、認知は約9割も「何となく」半数
これまでに望まない妊娠の可能性があり不安になったことについて、全体の約3割が不安を経験していることがわかりました。緊急避妊薬の認知については、「内容まで知っていた」(40.5%)、「何となく聞いたことがある」(49.4%)をあわせ、約9割が認知している結果となりました。ただし、そのうち約半数は「何となく聞いたことがある」レベルにとどまっています。また、服用経験がある人は13.9%となっています。

図5

図6
● 服用経験者が感じた最大の壁は「費用」と「心理的抵抗」
緊急避妊薬を服用したことがある方に、購入までの障壁を聞いたところ、「費用が高額で負担だった」(36.7%)が最も多く、次いで、「医師やスタッフに伝えることに心理的な抵抗があった(恥ずかしい・話しづらい)」(22.3%)が続きました。そのほかにも、「診察時間に間に合わなかった」「診察や処方に時間がかかり、すぐに入手できなかった」など、アクセス面での課題も一定数挙げられました。これらの結果から、医療機関へのアクセスのしづらさに加え、費用面と心理的負担が購入までの大きな障壁となっていた実態が明らかとなりました。(図1)
● 市販化の認知は約8割も、販売ルールの理解には差
緊急避妊薬を認知している方に緊急避妊薬の市販化について聞いたところ、緊急避妊薬の市販化については、「詳しく知っていた」(20.1%)、「なんとなく知っていた」(57.7%)をあわせ、77.8%が認知している結果となりました。一方で、市販化の具体的な内容については理解に差が見られました。「医師の処方箋がなくても薬局・ドラッグストアで購入できる」ことの認知度は76.1%と比較的高い水準にあるものの、「研修を受けた薬剤師による対面販売が義務付けられている」(54.2%)、「薬剤師の面前での服用が義務付けられている」(54.1%)は約半数にとどまりました。さらに、「使用年齢に制限はなく、未成年でも保護者の同意なしで購入できる」ことの認知度は41.9%と低く、市販化の仕組みや運用ルールについては十分に浸透していない実態が明らかとなりました。

図7
● 市販化に66.5%が賛成、反対は4.4%。必要となった場合の想定購入先は「薬局・ドラッグストア」が最多
緊急避妊薬の市販化については、「強く賛成」(26.2%)、「どちらかといえば賛成」(40.3%)をあわせ、66.5%が賛成と回答しました。「どちらとも言えない」は29.1%だった一方で、「どちらかといえば反対」(3.2%)、「強く反対」(1.2%)は合計4.4%にとどまり、反対意見は少数であることがわかりました。 (図2)
● 購入を検討する場合の不安や抵抗感の声も。服用後の体調と費用面が上位に
自身が緊急避妊薬を必要とする状況になり、薬局やドラッグストアでの購入を検討する場合の不安や抵抗感については、「服用後の体調への不安」(37.9%)、「費用面」(34.5%)が上位となりました。また、「薬局やドラッグストアで購入しているところを人に見られたくない」(27.2%)、「薬剤師が男性である場合への不安」(26.5%)など、心理的安全性に関わる項目も多く挙げられました。「不安・抵抗はない」「わからない」との回答は計19.0%にとどまり、約8割が何らかの不安を抱えている状況が明らかとなりました。(図3)
● 市販化の社会的影響に不安の声、男性の意識や未成年利用への懸念が上位
緊急避妊薬が薬局やドラッグストアで購入できるようになったことによる世の中への影響については、「男性側が後で薬を飲んでもらえばいいと考え、避妊への意識が薄れるのではないか」(39.9%)が最も高く、「若い世代、特に未成年が安易に利用してしまうのではないか」(32.3%)、「正しい知識を持たないまま使う人が増えるのではないか」(27.8%)が続きました。男性側の意識や未成年の利用、十分な理解がないまま使用されることへの懸念が上位に挙がる結果となりました。(図4)
● 7割近くが「手に取りやすい価格」を支持、ためらいの軽減に期待
市販の緊急避妊薬について、「できるだけ手に取りやすい価格で提供されることが望ましい」との問いに対し、「そう思う」(29.7%)、「ややそう思う」(35.4%)をあわせて65.1%が賛同しました。「あまりそう思わない」「そう思わない」は計9.8%にとどまり、価格面への配慮を求める声が多数を占めました。その理由としては、「金銭的負担が理由で購入をためらう人が減ると思うから」(33.6%)、「緊急時にすぐ購入できる可能性が上がると思うから」(32.4%)が上位に挙がり、価格が購入のハードルとなることへの懸念がうかがえました。購入をためらわずに済む環境づくりへの期待がうかがえる結果となっています。

図8
アリナミン製薬株式会社について
アリナミン製薬株式会社は、武田薬品工業株式会社の一般用医薬品部門の子会社であった武田コンシューマーヘルスケア株式会社が 2021 年 4 月に独立・社名変更し、アリナミン、ベンザブロックをはじめとする医薬品、医薬部外品等の製造および販売を行っています。
アリナミン製薬グループは、「明日の元気を変えていく」というコーポレート・メッセージのもと、高品質で優れた製品・サービスと適切な情報の提供を通じて、人々の健康に貢献することを使命としています。
以上