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アウンコンサルティング株式会社

「世界18か国・地域における主要生成AIの検索ボリューム調査」について

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 グローバルマーケティング事業(※1)を展開しているアウンコンサルティング株式会社(東証スタンダード市場:2459、本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:信太明、以下「アウンコンサルティング」)はこの度、世界18か国・地域を対象に、2023年11月1日から2024年10月31日までの1年間における、主要な生成AIの検索ボリューム(※2)を調査しました。 この調査では、主要な生成AIツール(ChatGPT、Copilot、Gemini、Perplexity など)に焦点を当て、国・地域ごとの人気度や市場トレンドを明らかにしています。

(※1)海外SEO (検索エンジン最適化)、および海外広告 (サービス概要:https://www.auncon.co.jp/service/)
(※2)検索ボリュームとは、特定のキーワードにおける、検索エンジンでの検索回数を示す指標です。今回の調査では、各生成AIをキーワードとし、各国の検索ボリュームをAhrefsより取得しています。推定値であることにご留意ください。

■主要な生成AIの検索ボリューム
今回の調査結果から、生成AIツールの検索ボリュームには国・地域ごとに大きな差は無いものの、各生成AIの取り組みにより変動があることが明らかになりました。特にChatGPTの圧倒的な人気が際立つ一方で、GeminiやPerplexity、Copilotも注目を集めており、今後の動向に注目です。
■ChatGPTの圧倒的な人気
 ChatGPTは、ほとんどの国・地域で最も検索されている生成AIツールであり、その検索ボリュームは他のツールを大きく上回っています。
 早期の市場投入と広範な認知度、シンプルでユーザーフレンドリーなインターフェースに加え、利用用途も教育、ビジネス、エンターテインメントなど、多岐にわたるといった点が、ChatGPTの人気や圧倒的な検索ボリュームの要因と言えます。

■その他の生成AI
・ベトナムではGeminiの検索ボリュームがChatGPTを超える
 ChatGPTに次いで、Geminiの検索ボリュームが高く、2024年10月時点での生成AIごとの検索ボリュームをランキング形式にした結果、8か国でGeminiが2位となり、ベトナムでは1位という結果となりました。

 GeminiはGoogleのサービスと統合されているため、特にGoogle検索のシェア率(※)の高いベトナム、タイ、マレーシアではGeminiの検索ボリュームの高さが目立ち、さらに多言語対応が進んでおり、タイ語やベトナム語を含む多くの言語で高精度な応答を提供できる点も、高い検索ボリュームの要因と言えます。生成AIの分野においてもGoogleのシェアの高さが見受けられます。

(※)世界の主要検索エンジンシェアについては、アウンコンサルティングによる以下の記事もご参照ください。世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】

・日本や韓国をはじめとした各国のPerplexityへの注目
 Perplexityは、各国の主要な通信事業者との提携を行っており、2024年2月には、韓国のSK Telecomとの提携、2024年4月にはドイツのDeutsche Telekomとの提携、更に2024年6月には日本のソフトバンクとの提携が発表され、AI技術に関心のあるユーザーや企業、新興国からも注目が集まり、国際的な認知度をさらに高めました。
 これを受け、特に日本や韓国では検索ボリュームが上昇しており、その他の国においても、2024年以降、各国の検索ボリュームが増加傾向にあります。

 更なる多言語対応によるグローバル展開や、各通信事業者との提携によるインフラやデータ活用を通じた精度の向上、豊富なナレッジを活用した技術革新の促進などを通じて、利用ユーザーの拡大や、進化の加速が期待でき、今後の展開に注目です。

・Copilotの検索ボリュームとその特徴
 Copilotはその他の生成AIと比較すると、検索ボリュームとしてはやや低い結果となりましたが、その要因はターゲットや特徴の違いであると考えられます。
 CopilotはMicrosoft が提供する対話型の生成AIで、ビジネスユーザーが主な対象であり、企業内での業務効率化やプロジェクト管理の支援、文書作成や専門用語の活用が得意とされています。また、ライセンス購入により、Word・Excel・PowerPointなどといったMicrosoftアプリケーションでの作業支援も可能になるなど、主にビジネスシーンでの活用が期待できます。
 上記の様な、GeminiやPerplexityとのターゲットや特徴の違いが、検索ボリュームの数値にも反映されています。

              【2024年10月時点の検索ボリューム順位】

※CopilotはBing Chatから名称変更(2023年11月)、 GeminiはBardから名称変更(2024年2月)しました。

■中国におけるAI市場
 中国では、ChatGPTなどの各種生成AIの国内利用が制限されているため、生成AIの利用は、中国製のものに限定されています。 その様な状況で、中国での生成AI市場は急速に拡大しており、特にBaiduの「文心一言(アーニーボット)」やAlibabaの「通義千問(トンイー・チェンウェン)」が注目されています。また、世界知的所有権機関(WIPO)(※)によると、中国の生成AIに関する特許出願件数は3万8000件を超え、これは米国の6倍であり、世界第1位となっています。
 中国のAI市場はグローバルなビジネス戦略を立てる上で欠かせない要素となります。今後も中国市場の動向に注目です。

(※)出典:世界知的所有権機関(WIPO). - 特許ランドスケープレポート - 生成型人工知能 (GenAI). https://www.wipo.int/web-publications/patent-landscape-report-generative-artificial-intelligence-genai/en/key-findings-and-insights.html (参照 2024-11-6)

 生成AIの普及とともに、SEO戦略の重要性もますます高まっております。今後も引き続き、ビジネスの成長において、最新のAI市場には注視が必要です。

本調査レポートの完全版は、アウンコンサルティングウェブサイトをご覧ください。

詳細を見る

調査概要
【調査主旨】
世界18か国・地域における主要生成AIの検索ボリューム

【調査要綱】
- 対象国・地域: OECD加盟主要国を中心にアウンコンサルティングにて抽出した18か国・地域
- 調査対象時期:2023年11月1日~2024年10月31日
- データ取得方法: ahrefs(https://app.ahrefs.com/)の「Keywords Explorer」にて、各生成AIをキーワードとし、各国の検索ボリュームを取得
- 調査実施期間:2024年11月6日~2024年11月20日

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