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人には言えない“女性のいびき”――自覚率は6割超、約3人に1人が「若い頃より悪化」と実感

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30~60代女性200名に「いびきの変化」に関する実態調査。恥ずかしさや思い込みによる“見過ごし”の可能性も明らかに

「いびき=男性の問題」というイメージが根強く残る中、実は多くの女性が自らのいびきや、それに伴う睡眠の質の低下に悩んでいる実態が浮かび上がりました。一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、全国の30~60代の女性200名を対象に「女性のいびきと更年期・睡眠の変化」に関する実態調査を実施。その結果、6割以上の女性がいびきを自覚し、約3人に1人が若い頃と比べて悪化を感じている一方で、「恥ずかしい」「女性なのに」という気持ちから誰にも相談できず、一人で抱え込んでいる現状が見えてきました。更年期障害の症状とも混同されやすい“女性のいびき”の隠れた実態と、言い出しにくさによる見過ごしの課題に光を当てます。

調査背景

一般的にいびきは男性に多いと思われがちですが、女性も妊娠・出産や、更年期・閉経を境にいびきをかきやすくなることが知られています。しかし、女性の場合は大きないびき音だけでなく、夜間の目覚めや不眠、日中の強い倦怠感、気分の落ち込みといった形で症状が現れやすく、更年期特有の不調と混同されて見過ごされるケースが少なくありません。さらに「女性がいびきをかくのは恥ずかしい」という心理的ハードルが、医療機関や専門家への相談を遠ざけています。こうした背景から、「女性たちがいびきや睡眠に対してどのような変化を実感し、どんな感情を抱いているのか」を明らかにするため、本調査を実施しました。

調査サマリー

- いびきをかくことがある(「たまにかく」以上)女性は全体の66.0%
- 若い頃と比べて自分のいびきや睡眠に変化(悪化や新規発生)を感じる人は34.0%
- いびきに対する感情は「恥ずかしい」が18.4%で最多、不眠や倦怠感など睡眠の質の低下も集中
- 対策は「特に何もしていない」が42.3%。婦人科や睡眠外来など医療機関への相談者は0.0%
- 「女性はホルモン変化でいびきが増えやすい」ことについて、64.0%が「初めて知り、詳しく知りたい」と回答

詳細データ

Q1:あなた自身、いびきをかくことはありますか?

- 疲れているときなどにたまにかく:31.5%
- ときどきかく:25.5%
- 自分ではわからない:24.0%
- かかない:10.0%
- ほぼ毎晩かく:9.0%

→ 「疲れているときなどにたまにかく」「ときどきかく」「ほぼ毎晩かく」を合わせると、全体の66.0%が自らのいびきを自覚しています。「自分ではわからない(24.0%)」という潜在層を含めると、いびきは女性にとってもごく身近な日常的な現象であることがわかります。
Q2:若い頃と比べて、自分のいびきや睡眠に変化を感じることはありますか?

- あまり変わらない:38.0%
- 覚えていない・わからない:24.5%
- 以前よりいびきがひどくなった気がする:21.0%
- 以前はかかなかったが、かくようになった:13.0%
- 若い頃よりかかなくなった:3.5%

→ 「ひどくなった気がする(21.0%)」「かくようになった(13.0%)」を合わせ、34.0%(約3人に1人)が年齢を重ねる中での悪化を実感しています。年齢と共に睡眠の質やいびきの状態に何らかの変化が訪れている女性が少なくない様子がうかがえます。
Q3:いびきや睡眠の変化を感じ始めたのは、どんな時期・きっかけと重なっていますか?

- 仕事や家事で疲れがたまった時期:20.4%
- ストレスが強かった時期:18.9%
- そもそも変化を感じていない:13.6%
- 鼻炎・アレルギーが悪化した時期:12.1%
- 体重が増えた時期:10.4%
- その他:24.6%(更年期・閉経の前後:7.4%、特に思い当たる時期はない:7.1%、妊娠・出産の前後:4.1% など)

→ 日々の疲れやストレスが引き金として上位に挙がったほか、詳細分析(「その他」内)では「更年期・閉経の前後」「妊娠・出産の前後」といった女性特有のライフステージの変化をきっかけに挙げる声も確認されました。身体的・精神的な負荷に加え、ホルモンの大きな変動期が睡眠の変化と重なっていることがわかります。
Q4:いびきや睡眠について、ご自身に当てはまる気持ち・状態はありますか?

- いびきをかくことが恥ずかしい:18.4%
- 朝すっきり起きられない・熟睡感がない:15.2%
- 日中の強い眠気・だるさがある:11.0%
- 夜中に何度も目が覚める:10.5%
- 家族やパートナーに指摘されて気にしている:10.5%
- その他:34.4%(気分の落ち込み・イライラを感じる:7.6%、更年期の症状の一つかもしれないと思う:7.4%、「女性なのに」と引け目を感じる:6.9% など)

→ 「恥ずかしい」という精神的な悩みが最多となりました。また、「朝すっきりしない」「日中の眠気」「夜中の中途覚醒」といった実質的な睡眠の質の低下が上位を占めています。さらに詳細分析(「その他」内)では、「『女性なのに』と引け目を感じる」「更年期の症状の一つかもしれないと思う」といった声も寄せられており、言いにくさと不調が複雑に絡み合っている実態が浮き彫りになりました。
Q5:いびきや睡眠の変化に対して、行っていることはありますか?

- 特に何もしていない:42.3%
- 横向き寝を意識する:26.6%
- 枕を変える・調整する:14.1%
- 体重管理・運動をする:6.0%
- 寝る前の飲酒を控える:4.0%
- その他:7.0%

→ 4割以上が「特に何もしていない」と回答し、行っている対策も寝姿勢や枕の調整といった自己流の工夫が中心となっています。特筆すべきは、全回答の中で「婦人科で相談した」「いびき外来・睡眠外来を受診した」という人が誰一人としていなかった(ともに0.0%)点です。悩みを抱えながらも、医療機関への相談に踏み切れない心理的・構造的なハードルの高さが示されました。
Q6:「女性はホルモンの変化でいびきが増えやすい」と言われることを知っていましたか?

- 今回はじめて知り、詳しく知りたいと思った:64.0%
- 今回はじめて知ったが、自分には関係ないと思う:21.0%
- 知っていたが、特に対策はしていない:13.0%
- 知っていて、すでに対策をしている:2.0%

→ 女性ホルモンの変化といびきの関係性を「初めて知った」という人は合計で85.0%に達しました。さらに、そのうち64.0%が「詳しく知りたいと思った」と回答しており、これまで知識を得る機会がなかっただけで、メカニズムや正しい対策に対する知的好奇心と関心は極めて高いことが読み取れます。

調査結果のまとめ

今回の調査では、女性のいびきが決して稀なものではなく、40代以降の更年期やライフステージの変化と伴って悪化を感じる人が多数存在することが明らかになりました。しかし、「女性なのに」「恥ずかしい」という心理的なバリアや、「いびきは男性のもの」という思い込みから、医療機関に相談されることなく“見過ごされている”現状があります。その結果、日中の強い倦怠感や不眠、さらには睡眠時無呼吸症候群(SAS)などのリスクを一人で抱え込んでしまうケースも少なくありません。女性ホルモンの変化といびきの関係性を正しく知り、「言いにくさ」を解消して相談しやすい環境を整えることが、今後の女性のヘルスケアにおいて急務と言えます。

一般社団法人 いびき無呼吸改善協会のコメント

「いびきをかくのは恥ずかしい」「家族に指摘されて引け目を感じる」――今回の調査では、多くの女性がこういった精神的な苦しさを抱えていることがわかりました。しかし、女性のいびきや睡眠の質の低下は、決して個人の怠惰や体型だけの問題ではありません。特に40代以降の更年期・閉経の時期には、気道の張りを保つ女性ホルモン(プロゲステロン)が急激に減少するため、これまでいびきとは無縁だった方でも気道が狭くなりやすくなります。
「女性だから」と恥ずかしがる必要は全くありません。日中のだるさや気分が落ち込むといった症状は、単なる更年期の倦怠感ではなく、いびきや睡眠時無呼吸による深刻な睡眠不足が原因となっている場合もあります。自己流の対策で我慢を続けず、まずは婦人科や睡眠の専門外来など、信頼できる医療機関や専門家に相談していただくことを強くお勧めします。

調査概要

- 調査主体:一般社団法人 いびき無呼吸改善協会
- 調査期間:2026年7月24日~2026年7月27日
- 調査対象:全国の30~60代の女性
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 有効回答数:200名

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