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豊橋市

【本陣・旅籠屋・商家が同時に見学できる日本唯一の宿場町】二川宿の3つの建造物を景観重要建造物に指定

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愛知県豊橋市は、2023年3月16日(木)、旧東海道の宿場町であった二川宿の本陣・旧旅籠屋の清明屋・旧商家の駒屋、3つの歴史的建造物を景観重要建造物に指定しました。
これは、昨年度、景観重要建造物第1号として指定した豊橋市公会堂に引き続き、2度目の指定となります。

景観重要建造物とは

歴史・文化的な価値や学術的な価値の高さを問うものではなく、良好な景観をつくるために重要な建造物。
建造物の保全と継承のため、市長が景観法に基づき指定します。

指定された3つの歴史的建造物

江戸時代の伝統的な形態を残す3つの建造物は、それぞれが⼆川宿の景観の主役であり、歴史的なまち並み景観をつくる規範となっています。

■二川宿本陣

二川宿本陣は、市の指定史跡であり、江戸時代後期から参勤交代の大名などが宿泊した宿です。

旧東海道に面する主屋の南は、切妻桟瓦葺き(きりづまさんかわらぶき)の玄関棟と入母屋桟瓦葺き(いりもやさんかわらぶき)の書院棟の屋根並が繋がり、本陣の風格を生み出しています。

■旧旅籠屋「清明屋」

江戸時代から明治初年まで庶民向けの宿を営んだ旧旅籠屋「晴明屋」は、市指定有形文化財です。
旅籠屋とは江戸時代に盛んになった形式の旅館で、一泊二食付きの宿屋でした。

表構えは漆喰塗の壁面に全面出格子となっており、東西には建物の外に突き出した袖壁が設けられ、情緒ある景観を生み出しています。

■旧商家「駒屋」

江戸時代後期から大正時代に商家を営んだ旧商家「駒屋」は、市指定有形文化財です。

敷地西側の瀬古道に沿って、主家から、道具や資材置き場であった北倉まで、板と漆喰の壁面が連続しています。その眺めは⼆川宿で最も趣のある景観を創り出しています。

東海道五十三次の33番目の宿場である二川宿は、本陣・旅籠屋・商家の3か所を見学できる日本で唯一の宿場町です。
ぜひ訪れていただき、その歴史を肌で感じてみてくださいね。

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