最も重視したい項目は「ワークライフバランス」。仕事は過半数が「満足」と回答するも、入社前後の期待と実感にはギャップも

Z世代向けの企画・エモマーケティング(R)を行う『僕と私と株式会社』は、2026年4月に新入社会人となったZ世代644名を対象に「仕事の満足度」に関する意識調査を実施しました。
入社から約1ヶ月と言えば、これまでは企業や人事担当者にとって、新入社員の現場への適応を見守る時期とされてきました。しかし最近では、Z世代を中心に「静かな退職」や「超早期退職」といった言葉が注目されるなど、入社間もない時期から新卒社員の定着率が課題となっています。
そこで本調査では、26卒新入社員が社会人として働くうえで重視していることや、現在の仕事満足度、入社前後での期待と実感のギャップ、そして転職への意識も調査しました。
さらに、入社直後の満足度だけでは見えにくい新入社員の意識を捉えるため、入社前後の社会人生活に対するギャップをもとに僕と私と株式会社が独自で分析。企業や人事担当者が早期離職を防ぐうえで、どのような点を意識すべきなのかを探りました。
サマリ
- 26卒新入社員は「ワークライフバランス」を重視。人間関係や雇用の安定も上位に
- 入社前後で「市場価値」や「ワークライフバランス」にギャップ。時間の使い方や生活とのバランスの難しさが影響か
- 入社1ヶ月で「転職」を意識する26卒新入社員は約6割。副業・複業も半数以上が意識
- 新卒社員の早期離職を防ぐカギは「安心感」と「無理なく働ける環境」か。仕事満足度との関係性を分析
26卒新入社員は「ワークライフバランス」を重視。人間関係や雇用の安定も上位に

はじめに、2026年4月に入社してから約1ヶ月が経った時点での、社会人として働くうえで特に重視したいものを最大3つまで尋ねました。
その結果、最も多かったのは「ワークライフバランス(32.7%)」で、約3人に1人が回答しました。次いで「人間関係の良い職場(29.5%)」「安定した雇用(26.9%)」が続き、働き方や職場環境に関する項目が上位に並んでいます。
一方、「キャリアの選択肢の広さ」は10.4%にとどまり、選択肢のなかでは最も低い結果となりました。入社から約1ヶ月の時点では、将来的なキャリアの広がりよりも、まずは日々の働きやすさや職場での人間関係、雇用の安定といった身近な環境を重視する傾向がうかがえます。
入社1ヶ月時点では56.8%が「仕事に満足」と回答。26卒新入社員の過半数が現在の仕事に満足

続いて「現在の仕事の満足度」について聞いたところ、全体では「非常に満足」「やや満足」の合計が56.8%となりました。入社から約1ヶ月の時点では、過半数が現在の仕事に満足していることがわかります。
さらに、前問の「社会人として働くうえで特に重視したいもの」として回答が多かった上位6項目ごとに満足度をみると、いずれの項目でも「非常に満足」「やや満足」の合計が50%を超える結果に。
ただし、項目別に見ると差もあり、「収入の高さ」を重視する人の満足度は55.6%と最も低い結果となりました。次いで低かったのは「ワークライフバランス」を重視する人で60.2%。前問で最も多く選ばれた項目でありながら、上位6項目のなかでは相対的に低い結果となっています。
最も満足度が高かったのは、「安定した雇用」を重視する人で67.3%でした。入社から約1ヶ月の時点では雇用の安定性を十分に判断することは難しいものの、現時点では比較的満足度が高い結果となっています。
次いで高かったのは、「自分らしさを大切にできること」を重視する人で65.8%でした。重視する項目で「自分らしさを大切にできること」と回答した26卒新入社員は、現在の職場環境に対して比較的満足している様子がうかがえます。
入社前後で「市場価値」や「ワークライフバランス」にギャップ。時間の使い方や生活とのバランスの難しさが影響か

ここからは、社会人生活に対する「入社前の期待」と「入社後の実感」の違いを見ていきます。
今回の調査では、回答者644名のうちの376名に対しては、入社前の2026年3月にも同じ項目で「これからの社会人生活にどのようなことを期待しますか」と尋ねていました。そこで、実際に社会人となった2026年5月時点での「現在あなたは社会人生活でどのようなことを実感していますか」という回答と比較しました。
まず全体として、「入社前の期待」と比べると「入社後の実感」は低い傾向となりました。特に差が大きかったのは、「仕事が人生のすべてにならない」「仕事とプライベートの両立」「将来のキャリア選択肢を広げる」「市場価値が高まる」といった項目です。
なかでも、「仕事が人生のすべてにならない」「仕事とプライベートの両立」は、前問で重視する人が多かったワークライフバランスにも関わる項目といえます。入社前に期待していたほどには、仕事と私生活の両立を実感できておらず、実際に働きはじめるなかで、時間の使い方や生活とのバランスに難しさを感じていることがうかがえます。
また、「将来のキャリア選択肢を広げる」「市場価値が高まる」といったキャリア形成に関する項目でも、期待と実感の間に差が表れています。ただ、入社から約1ヶ月の時点では、日々の業務や研修に向き合う場面も多く、入社前に描いていたキャリアへの期待をまだ十分には実感しづらい段階にいることも理由のひとつとして考えられます。
入社1ヶ月で「転職」を意識する26卒新入社員は約6割。副業・複業も半数以上が意識

現在の仕事への満足度や、入社前後のギャップを踏まえ、就職直後のキャリアに対する意識についても聞きました。
その結果、最も意識している人が多かったのは「資格取得」で、「具体的に情報収集や行動をしている」「考えたり意識したりしている」の合計は69.9%となりました。入社直後の時点でも、スキルアップや今後のキャリアに向けた準備を意識している26卒新入社員が多いことがわかります。
一方で、「転職」を意識している人も56.9%にのぼりました。さらに、「副業・複業」を意識している人も57.6%となり、いずれも半数を超える結果となっています。そのうえ、「転職」と「副業・複業」については、「具体的に情報収集や行動をしている」と答えた人が約2割に。
入社から約1ヶ月という早い段階であっても、現在の会社で働き続けることだけに限らず、別のキャリアや働き方の選択肢を視野に入れている26卒新入社員が一定数いることがうかがえます。
今回の調査では、入社直後の26卒新入社員が、仕事への満足感を持ちながらも、将来の働き方やキャリアについてすでに考えはじめている実態が見えてきました。では、新卒社員の早期離職を防ぐために、企業や人事担当者はどのような点を意識すればよいのでしょうか。
「Zview lab.(R)」では、今回の調査をもとに、現在の仕事に対する満足度と社会人生活で実感していることの関係性を分析。早期離職を防ぐヒントになりうる項目について、さらに詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
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調査概要
調査名:26卒の新社会人に聞いた!仕事の満足度に関する意識調査
対象条件:26年4月に新社会人になったZ世代(18~27歳)
調査期間:2026年5月18日~26日
調査方法:インターネットを利用したアンケート
調査有効回答数:644名
調査を引用いただく際は、出典元が「僕と私と」であることを明記いただきますようお願いいたします。
Z世代のホンネを独自調査します

僕と私と株式会社では、まだ世間には知られていないリアルなZ世代の本音や、最新の流行を、今後も独自調査により解き明かしていきます。
クライアントのニーズに合わせて、アンケートなどからデータを取得・分析する定量調査に加え、想定ターゲットへのデプスインタビュー、実際にテスト商品を使用してのワークショップなどの定性調査なども行なっています。
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また、企業様との共同調査も行っていますので、ご興味のある方は以下のメールアドレスからぜひお問い合わせください。
僕と私と株式会社 担当:福永
guava@boku-to-watashi-and.com
僕と私と株式会社は、Z世代を代表する企画・エモマーケティング会社です。また、リモート制度やサウナ採用、地方へのワーケーションなどを取り入れた新しい働き方も実践中。「メンバー全員天才」を目指し、社内からも多くの企業が生まれています。
僕と私と株式会社について

僕と私と株式会社は、Z世代を代表する企画・マーケティング会社です。独自のエモマーケティング(R)︎をベースに、インサイト調査からプロモーションまでを一貫して行っています。
また、「自分らしさを咲かせる」ウェルネス・カンパニーとして、リモート制度やサウナ採用、地方へのワーケーションなどを取り入れた新しい働き方も実践。麻辣湯やパーソナルジムなどの店舗事業も展開しています。
(1)企画・エモマーケティング(R)
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