株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下「FRONTEO」)と株式会社スコヒアファーマ(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:渡部 正教、以下「スコヒアファーマ」)は、FRONTEOのAI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory(以下「DDAIF」)」*1を活用し、スコヒアファーマが保有する化合物の新規適応症探索(ドラッグリポジショニング)に関する契約を締結しました。
また、本契約の締結に合わせ、スコヒアファーマが実施した第三者割当増資を引き受け、同社への出資を行いました。本出資は、FRONTEOが2026年2月より展開している「DDAIF Innovation Bridge」(「DDAIF」による技術支援と出資を組み合わせた取り組み)の新規案件として実施されたものです。

■背景および本契約の概要
ドラッグリポジショニングは、既存の創薬化合物に対して新たな適応症(治療対象となる疾患)を見出す創薬手法です。新薬をゼロから開発する場合と比較して、化合物の探索・合成・最適化工程が短縮され、また化合物に関する安全性等の既知情報を活用できるため、創薬に必要な期間の短縮やコスト低減が期待されます。
本契約では、FRONTEOの方程式駆動型AI「KIBIT(キビット)」*2が持つ、論文に未記載の疾患と標的分子*3の新しい関連性を発見する技術を活用し、スコヒアファーマの化合物が作用する標的分子について新規適応症の探索を行います。
■スコヒアファーマについて
スコヒアファーマは、内分泌・循環器・腎・代謝領域に特化した創薬ベンチャーとして、2017年に設立されました。創薬ターゲットの探索から臨床開発までを一貫して担う研究開発体制を持ち、希少疾患や肥満症領域を重点領域に据えています。Neurocrine Biosciences社、Huadong Medicine社、Kuria Therapeutics社へのライセンス導出実績があるほか、Celltrion社との肥満症領域での戦略的コラボレーションも進めています。
■スコヒアファーマ 代表取締役社長CEO兼CSO 渡部 正教氏のコメント
「FRONTEO社が有する独自のAI技術「KIBIT」と、創薬に精通した研究者の高い専門性に着目し、このたび当社化合物の新規適応症探索に関する本契約を締結いたしました。
本契約に基づき、FRONTEO社のAI創薬支援サービス「DDAIF」を活用し、従来の手法では見いだすことが難しかった新たな適応症の発見を目指します。FRONTEO社のAI技術とスコヒアファーマが有する創薬知見を融合させることで、革新的な治療可能性の創出に取り組んでまいります。
今後も、「新薬を患者さんに届け、笑顔あふれる社会づくりに貢献する」というミッションのもと、研究開発を推進してまいります。」
■FRONTEO 取締役/CSO(Chief Science Officer) 豊柴 博義のコメント
「FRONTEOは、独自のAIと解析技術により、学術論文にまだ報告されていない疾患と標的分子の関係性や疾患メカニズムを発見することを強みとしています。今回、スコヒアファーマ様が保有するユニークな化合物と当社の「DDAIF」を掛け合わせることで、従来の研究手法では見出し得なかった新たな適応症の可能性を発見できると期待しています。本取り組みが、革新的な医薬品の創出と未充足の医療ニーズの解消に貢献することを目指してまいります。」
FRONTEOは、スコヒアファーマが保有する創薬シーズの可能性をAI技術で多角的に評価し、新たな医薬品・治療法の選択肢を広げるとともに、未充足の医療ニーズの解消に貢献することを目指します。
*1 DDAIF:AIと創薬に精通したFRONTEOの創薬エキスパートが、KIBITの自然言語処理技術と独自の解析手法を駆使し、標的分子・適応症探索やその裏付けとなる仮説を提供するAI創薬支援サービス
*2 方程式駆動型AI「KIBIT」:FRONTEOが独自開発した人工知能。方程式を用いることで非連続な発見、因果関係の把握、高い再現性を実現。学習プロセスの軽量化によりCPUレベルで高速・高精度の解析を可能とします
*3 標的分子:薬を作用させる対象とする分子(遺伝子)のこと
■株式会社スコヒアファーマについて
株式会社スコヒアファーマは内分泌、循環器、腎、代謝領域における高い専門性を活かし、前臨床、アンメットメディカルニーズを満たす新しい医薬品の創出を目指す創薬系バイオベンチャーです。詳細情報につきましては、https://www.scohia.com/をご参照ください。
■FRONTEO Drug Discovery AI Factory(DDAIF)について
【ご参考:製薬企業およびアカデミアとの取り組み】
URL:https://www.fronteo.com/news/ddaif-list

「FRONTEO Drug Discovery AI Factory(DDAIF)」は、自然言語処理に特化した方程式駆動型AI「KIBIT(キビット)」(日本・欧州・米国・韓国特許取得済※)と、FRONTEOの創薬研究者およびAIエンジニアの知見を融合したAI創薬支援サービスです。疾患関連遺伝子ネットワークの解析や、標的分子候補に関する仮説の構築を通じ、医薬品開発における研究者の意思決定を強力にサポートします。本サービスはすでに複数の大手製薬企業で導入され実績を重ねています。
※Drug Discovery AI Factoryに使われている技術は、FRONTEOが日本および韓国、米国、欧州で計21件の特許権を取得しています。
URL:https://lifescience.fronteo.com/products/drug-discovery-ai-factory/
■株式会社FRONTEOについて URL:https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自社開発の方程式駆動型AI「KIBIT(キビット)」の提供を通じて、日夜、社会課題と向き合う各分野の専門家の判断を支援し、イノベーションの起点を創造しています。当社独自の自然言語処理技術(日本・欧州・米国・韓国特許取得済)は、汎用型AIとは異なり、教師データの量およびコンピューティングパワーに依存することなく、高速かつ高精度での解析を可能にします。加えて、解析した情報をマップ化(構造を可視化)する特許技術を活用することで、「KIBIT」が専門家のインサイトにダイレクトに働きかけることができ、近年、「KIBIT」の技術が創薬の仮説生成や標的分子探索にも生かされています。

「KIBIT」の独自技術およびアプローチを通じて、「集合知に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリューションを提供し、情報社会のフェアネスを実現する」理念の実現に向けて、ライフサイエンスAI、リスクマネジメント(経済安全保障分野、ビジネスインテリジェンス・コンプライアンス支援分野、ビジネスインテリジェンス・プロフェッショナル支援分野、リーガルテックAI分野)、DX(株式会社アルネッツ)の各事業で社会実装を推進しています。
2003年8月創業、2007年6月26日東証マザーズ(現:東証グロース)上場。日本、米国、韓国で事業を展開。資本金915,057千円(2026年3月31日時点)。
※FRONTEO、KIBIT、Drug Discovery AI FactoryはFRONTEOの日本および韓国、米国、欧州における商標または登録商標です。