「AI駆動開発」による生産性3倍とAI×ITのトータルデザインにより社会課題解決を加速
フューチャー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:谷口友彦、以下フューチャー)は、「経営とAIをデザインする」というコンセプトのもと、主要事業会社のフューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:齋藤洋平、以下フューチャーアーキテクト)とともに、AIをエンジンに、より多くのお客様と社会課題解決に向けたプロジェクトを推進するため、AI駆動設計・開発をはじめとする2026年度以降の取組み・方針についてステートメントを発表します。
1.はじめに
フューチャーは、20社以上のグループ企業を展開するコンサルティングファームです。1989年の創業以来、特定のベンダーに依拠することなく、テクノロジーを中立に評価・厳選できる立場からお客様にとって最適なアーキテクチャをデザインするという独自のコンサルティングサービスを提供してきました。
テクノロジーが加速度的に進化するなか、社会が直面する課題は複雑かつ多様化しています。AIの活用においても、AIエージェントの導入を積極的に進めるお客様が増える一方、経営数値にインパクトを与える投資対効果の見極めや組織体制、AIが引き起こす法的・倫理的リスクのガバナンスなど、より高度なマネジメントに関する相談が増えています。AI時代の企業戦略においては、単にAIのサービスを導入するのではなく、システムや業務全体を含め、いかに実効性のある仕組みとしてAIを導入できるかというトータルデザインが求められています。
フューチャーは、テクノロジーに特化した専門チームと、物流・金融・流通・製造・エネルギーなどあらゆる業界に精通した事業部が協業し「基礎研究」と「社会実装」の両輪でAIの利活用を推進しています。「基礎研究」においては、経済産業省のGENIACに採択され、独自開発したLLMを世界公開※1しました。多くの大学と共同研究を進めており、国内外のトップカンファレンスにおいても複数の論文が採択されるなど先端テクノロジーの追求にも努めています。一方「社会実装」においては、創業以来、複雑かつミッションクリティカルな大規模基幹刷新プロジェクトを数多く手掛けており、テクノロジーをベースとしたコンサルティングファームとして、お客様の経営数値に貢献する真のDXを支援しています。
フューチャーは、AI市場における自社の立ち位置をAIプラットフォーマーや既存ベンダーとは異なる第三極の「トータルデザイナー」と定義しています。私たちの強みは、AIの高度な専門性と、ITアーキテクチャのトータルデザイン力、それを具現化する実装力です。そして、お客様の変革を支援しビジネスをAI-Nativeへと再定義するとともに、私たち自身も「AI社会実装No.1カンパニー」を目指します。

2.未来価値最大化に向けた3つのテーマ
私たちは、お客様の未来価値最大化をミッションに、より多くの社会課題・経営課題に向き合うべく、3つの注力テーマを掲げています。

(1) 経営とITの強みにAIを融合した経営・システムアーキテクチャの実現
フューチャーには、お客様の経営課題に対し、戦略から実装、保守運用までを一気通貫でスコープレスにコンサルティングできるという強みがあります。経営数値に寄与する真のDX実現を目指し、中長期的なパートナーシップで伴走を続けているお客様も増加しています。経営においては、今やAIはどう使えるのかではなく、当たり前にある前提へとシフトしており、その流れは加速しています。お客様の未来価値の最大化を目指し、変化の時代に成長し続けるためには、部分最適でのAI活用ではなく、経営をAI前提に再構築することが必要です。そのために私たちは、セキュリティバイデザインをベースに「経営」「業務」「システム」それぞれが連動し、最適配置されたAIアーキテクチャをハード・ソフト問わずトータルにデザインします。
私たちは、数々の大規模基幹システムの刷新や業界特有の課題解決を手掛けてきた知見を集約した
独自の「知財ソリューション」を提供しており、その「知財ソリューション」とAIの融合を進めています。フルオープンAPIを備えた金融機関向けの次世代勘定系システム(※2) や戦略業務系システム(※3)、アパレル業界に特化した基幹システム(※4)、新聞出版業界向けCMS(※5)、セキュリティ脆弱性管理サービス(※6)など、既に一部では生成AIやAIエージェントの組み込みも実現しています。今後もこの取組みを加速させることで、業界の変革に寄与します。また、テクノロジーを基盤としたコンサルティング企業として、全社基盤となるAIエージェント・アーキテクチャをはじめ、自然言語処理、数理最適化、動画・画像解析、MLOps(機械学習運用)、データ分析といった当社が持つAIの専門性と、自社開発をすすめているAIアクセラレータ(※7)などのハードウェア技術も含め、中立かつ最適なアーキテクチャのトータルデザインを実現します。
今後は、私たちの強みである基幹領域を中心に、全体最適の視点でAIの社会実装を拡大していきます。

(2) AI-Nativeな設計・開発変革を通じて生産性を3倍に
私たちは、自らの業務プロセスにもAIを深く統合し、プロジェクト運営の核となる設計・開発プロセスを進化させます。AIを駆使した独自の設計・開発支援ツールにより、2027年以降の生産性を3倍に向上させる予定です。私たち自身がAIを活用し生産性の劇的な向上と自己変革を加速させ、社会実装を着実に進めることで、お客様の未来価値の最大化に貢献します。
ファクトベースアプローチをコアに「あるべき姿」を再構築するモダナイゼーション
私たちは、これまで手掛けてきたレガシーシステムを含む数々の大規模刷新プロジェクトでのノウ
ハウを科学的かつ体系的に整備した独自ソリューション(※8)を活用し、プロジェクトを推進しています。
現行システムの構造やソースコードを解析し、「経営」「業務」「システム」の観点から刷新後のあるべき姿を具現化する「ファクトベースアプローチ」が強みです。この「ファクトベースアプローチ」をAIによってさらに進化させ、新たなモダナイゼーションの選択肢として「リノベーションアプローチ」によるプランも提供します。「リノベーションアプローチ」は、「全面再構築」か「ストレートコンバージョン」かの二択ではなく、現行資産を客観的なファクトとして把握した上で、モダナイゼーションの範囲・方法・目的を見極め、効率的なかたちで刷新を進めるためのプランです。コード資産の量と複雑性、ビジネスへの影響度、データの連携状況といった多角的なデータを徹底的に分析することで、モダナイゼーションにおける現実的かつ最適な道筋が選択できます。
AI駆動設計・開発のさらなる進化
AI駆動開発により「コード生成」「レビュー」「不具合改修」などを行うAIエージェントを独自開発し
ていますが、今後は、当社が知財として有する過去の膨大な設計情報とソースコードをAIに学習させることで、設計・開発プロセス自体をAI化します。スピードと精度を劇的に向上させ、生産性を従来の3倍に引き上げることで、より多くの社会課題に向き合える基盤を作ります。
品質マネジメント体制の強化
これまでも私たちは科学的にプロジェクトを運営してきました。AI駆動設計・開発による生産性向上にともない増加するプロジェクト運営のリスクに対応すべく、高度な品質マネジメントを支えるための体制づくりを強化します。私たち自身が品質管理にもAIを適用することで、これからの時代もプロジェクト品質を保ち、変革の実行を支えていきます。
(3)人的資本投資を強化し成長を牽引
フューチャーは、社員の知識、スキル、経験、能力を事業の持続的な成長をもたらす「資本」と捉え、採用や教育研修、健康経営など、一人一人の社員が活躍するための環境整備に投資しています。なかでもコンサルタント人材の育成については、「ビジネス」「マネジメント」「テクノロジー」「エンジニアリング」の4つの構成要素においてAI時代に求められる提供価値をアップデートした独自の研修プログラムを確立しています。これにより、コンサルティングとAI技術への応用力、変化への対応力を培っています。また、AIなどの先端領域に関しては、国内の主要な学会に協賛し、社員の参加を促進しています。生成AIの領域を中心に多数の大学と行う共同研究は、今後も拡大を予定しています。さらに、研究開発の中核を担う人材の育成強化を目的に、働きながら博士号取得を目指す社員を支援する社会人博士育成支援プログラム(※9)を拡大します。高度専門人材の育成に注力することで、これからも成長を牽引する投資を強化します。
3.最後に
私たちは注力テーマをもとに、自社のAI活用を推進し過去の延長線上ではない非連続な成長を目指します。そして、経営とAIをデザインするコンサルタント集団として、AI×ITアーキテクチャをトータルにデザインし、様々な社会課題を解決することで、お客様の「未来価値の最大化」を実現するAI社会実装No.1カンパニーを目指します。
4.フューチャーの取組み詳細
※1. フューチャー、ソフトウェア開発に関する世界最大規模の日本語インストラクションチューニングデータを公開
~大規模言語モデルとソフトウェア開発の研究に貢献(2025年9月2日)
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/PressRelease_FC_InstructionTuningData_20250902.pdf
※2. フルオープンAPIを備えた次世代勘定系システム「InfiniBANK」
https://www.future.co.jp/architect/our_service/solution/#infinibank
※3. 金融機関向け戦略業務系システム「FutureBANK」
https://www.future.co.jp/architect/our_service/solution/#futurebank
※4.アパレル業界向け基幹プラットフォーム「FutureApparel」
https://www.future.co.jp/architect/our_service/solution/#futureapparel
※5. 新聞出版業界向けCMS「GlyphFeeds」
https://www.future.co.jp/architect/our_service/solution/#glyphFeeds
※6.セキュリティ脆弱性管理ソリューション「FutureVuls」
https://www.vuls.biz/
※7. フューチャー、FPGA 搭載型 AI アクセラレータを独自開発
~「RISC-V Day Tokyo 2026 Spring」にて初公開(2026年2月27日)
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/PressRelease_kilab_MARK1_20260227.pdf
※8. プロジェクト運営に関わる情報を可視化し科学的アプローチを実現する「Futurefraqta」
https://www.future.co.jp/architect/our_service/solution/futurefraqta/
※9. フューチャー、社会人ドクター支援制度「Future PhD Support Program」を導入
~博士号の取得支援により先端技術人材の育成を加速(2025年4月23日)
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/PressRelease_FuturePhDSupportProgram_250423.pdf
■本件に関するお客様からのお問合せ先
フューチャー株式会社 AI Transformation Group(AIXG) 加藤、Core Technology Group 星
お問い合わせフォーム : https://www.future.co.jp/apps/contact/fai/project_experience_entry.php