寝だめによる睡眠の乱れが招く週明けの体調と、専門家からの睡眠アドバイス

パナソニック株式会社は、体調ナビゲーションサービス「RizMo(リズモ)」(以下 リズモ)の利用者933名を対象に、2025年11月~2026年2月(4か月間)の睡眠データを分析し、曜日ごとの睡眠傾向を調べました。その結果、日曜の夜に寝つきが悪くなる人が増え、さらに前日と比べて睡眠リズムのズレが最も大きくなることがわかりました。睡眠リズムのズレが大きいと、心身は“時差ぼけ”に近い状態になり、だるさや集中力の低下につながると考えられます。「月曜の朝がつらい」理由のひとつを、“睡眠リズムの乱れ”というデータで説明できることわかりました。
【本リリースのポイント】
・日曜の夜は、寝つくのに時間がかかる人が他の曜日より増加
・日曜の夜の睡眠は、入眠と起床の“中央時刻”の前日とのズレが最も大きく、約7人に1人が「時差ぼけ」状態に
・背景には、日本人女性の睡眠時間はOECD加盟国で最短という現実。平日の睡眠不足を休日の“寝だめ”で補う生活が、週明けのリズムを乱している可能性も
・女性は月経周期も睡眠に影響あり。「眠れないと思ったら、生理前だった」との声も
・自身の睡眠状態を知るサポートをし、月経周期と睡眠を連動させて分析・アドバイスを提供するリズモの紹介
■分析概要
対象:リズモ利用者 933名(20~40代女性:98%、その他女性2%)
期間:2025年11月~2026年2月(4か月間)
方法:リズモで計測した睡眠データの分析
1. 日曜の夜は「寝つきが悪い」傾向がある

リズモのデータで、寝つくまでに15分以上の時間がかかった夜の割合を曜日別に見ると、日曜の夜が39.6%と、他の曜日より多い傾向が見られました。リズモ利用者へのアンケート(※1)でも、約半数が「日曜の夜の寝つきが悪いと感じることがある」と回答しました。

2. 日曜~月曜の朝の睡眠は、「前日とのリズムのズレが大きい」傾向がある

もう一つ明らかになったのが、睡眠リズムそのものの乱れです。「前日のリズムとのズレ」は、入眠時刻と目覚め時刻の“中央時刻”が前日からどれだけずれたかを示すものです。この中央時刻が前日と1時間以上ずれると「認知機能の低下傾向」、2時間以上になると「時差ぼけ」に近い状態になるといわれています。リズモのデータでは、日曜から月曜にかけてこのズレが最も大きくなる傾向がみられ、約7人に1人が週明けの心身が“時差ぼけ”の状態になっていることがうかがえます。


リズモ利用者へのアンケート(※1)では、1週間のうち朝に「起きるのが最もつらい・だるい」と感じることが多い曜日をたずねたところ、月曜が43.1%と最も多く、「特にない」を除くと2位の木曜(9.6%)を大きく上回りました。

また、休み明けに感じる不調としては、「やる気のなさ」が56.2%で最も多く、「体のだるさ」36.5%、「日中の眠気」35.0%と続きました。「特になし」は17.3%で、82.7%が休み明けに何らかの不調を感じており、「アラームを2回鳴らして、なんとか這い出ている」「とりあえず出勤するだけで偉い!と自分を励ます」といった声が寄せられました。

背景:日本人女性の睡眠は世界最短。休日の“寝だめ”が睡眠リズムの乱れに
内閣府の「男女共同参画白書 令和5年版」によると、日本人の平均睡眠時間はOECD加盟国の中で最も短い水準にあり、睡眠不足が社会課題の一つとなっています。平日は十分な睡眠時間が確保できないため、週末にゆっくり寝るという生活スタイルになっていることが考えられます。
リズモのユーザーアンケート(※1)では、「日頃忙しいので、休みの前日や休みの日は、だらだら過ごしたい、時間を気にせず寝たいという欲求を満たしています。」「趣味などやりたいことが溜まっていたりすると消化しているうちに就寝時間が過ぎて夜更かしをしてしまう。休みの日なにも予定がなければゆっくり起きたいのでいつもより1-2時間くらい遅く起きる」といった声が聞かれました。
3.【月経周期の影響】黄体後期(生理前)にも、寝つきが悪くなる傾向がある
女性の場合は月経周期も睡眠に影響を及ぼします。リズモのデータ分析によると、生理前は寝つきが悪くなる傾向がみられました。

「なかなか眠れない」と感じたときは、月経周期が影響していることがあります。黄体後期(生理前)は高温期にあたるため、基礎体温が上がり、深部体温が下がりにくくなるため、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたりしやすくなります。
ここからは、寝つきが悪くなる原因や、無理なくできる対策について、睡眠の専門家に解説いただきます。
睡眠評価研究機構 代表・医学博士 白川修一郎先生 コメント

<リズモの睡眠データ分析結果を受けて>
リズモの調査結果からは、日曜の夜に寝つきが悪くなる女性が多いことが見て取れます。これは、休日に睡眠時間が後ろ倒しになり、体内時計が遅れ実際の生活時間との間にズレが生じるためと考えられます。特に、日曜の夜は体内時計の遅れで寝つきが悪くなり、月曜の朝の起床時刻は平日のため睡眠時間も不足がちになります。土曜から日曜、日曜から月曜と、前日と比べてリズムが大きく変動すると、認知機能の低下傾向がみられたり、“時差ぼけ”のような状態になったりします。時差ぼけ状態と睡眠不足が、休み明けの「やる気のなさ」、「体のだるさ」、「日中の眠気」を引き起こしている原因です。
また、女性は月経周期も睡眠に影響を及ぼします。通常、睡眠時は体内の熱を逃して深部体温が下がると深い眠りに入りますが、生理前は黄体ホルモン「プロゲステロン」が増加して基礎体温が上がるため、深部体温が下がらず寝つきが悪くなったり、入眠後も中途覚醒がおこりやすくなったりします。
<睡眠アドバイス>
まずは、平日・週末に関わらず、睡眠リズムは一定にすることが理想といえます。とはいえ日常的に睡眠時間が不足している現状から、なかなか一定にすることは難しいという方もいるでしょう。睡眠は「貯金」はできませんが、たくさん寝ることで「負債」を取り戻すことはできます。休日の“寝だめ”をする場合は、「起床時刻の差」をできるだけ小さく(目安は2時間以内)抑えると、週明けのリズムの乱れを防ぎやすくなります。さらに、平日より就寝時刻を1時間前、起床時刻を1時間後にすると2時間余分に眠れ、リズムの乱れもありません。
生理前の寝つきの悪さや中途覚醒を防ぐには、「入浴は就寝1~2時間前にする」「夏は寝室を涼しく保つ」等、深部体温を下げる工夫が有効です。また、体温が高くなる夕方に運動をして体温をしっかり上げておくと、夜間の体温が下がりやすくなるので、夕方に軽い運動をするのもおすすめです。
寝つきが悪くなったり、月曜の朝がつらかったりするのは、仕事始めの心理的ストレスだけが要因ではなく、睡眠で大いに改善ができる可能性があるので、自身の睡眠について注目してみてください。
*当社から依頼し、頂いたコメントを編集して掲載しています。
睡眠リズムを整え、週の始まりからすっきりと活動をスタートさせるために、まずは「自分の睡眠のズレを正しく把握する」ことが重要です。リズモは、睡眠リズムの変動を自動で可視化し、ひとりひとりにあわせたアドバイスを提供します。衣服内の温度と睡眠をセットで計測・分析し、体調の分析やアドバイスを行うのは、月経周期と睡眠を両方管理できるリズモならではの特長です。睡眠リズムが前日からどれだけずれているかが一目で分かり、ズレをもとにしたその日の体調予測と、体調ケアのコツのアドバイスを提供するので、体調や睡眠管理のサポートにリズモを取り入れてみるのはいかがでしょうか。

体調ナビゲーションサービス 「RizMo(リズモ)」について

女性特有の月経リズムと連動した衣服内温度変化や日々の睡眠状態を手軽に把握できるウェアラブルデバイスと、独自のデータ分析アルゴリズムを採用したアプリケーション(※2)により、健康的な生活習慣をサポートする体調ナビゲーションサービス。
アプリ上で、計測データの確認や、独自のデータ分析アルゴリズムによるその日や先々の体調予測、自身に合った体調サポートアドバイス等を確認することが可能です。
リズモでは睡眠のリズムや前日とのズレ、睡眠時間・覚醒時間や、睡眠の質を分析し、毎日の睡眠状態をわかりやすく可視化します。データに基づき、体調を整えるパーソナルな生活習慣アドバイスも合わせて提供します。
「RizMo」(リズモ)の詳細・申し込み方法は下記URLをご確認ください。
URL:https://ec-plus.panasonic.jp/store/page/RizMo/
※1:リズモ利用者アンケート(2026年7~8月実施、n=260)
※2:iPhone専用