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海と日本プロジェクト広報事務局

海ノ民話のまち 福島県新地町の海ノ民話アニメーション「鹿狼山の手長明神」が完成!上映会・フィールドワークを開催しました

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2024年3月6日(水) 開催地:新地町立新地小学校/新地町立福田小学校

一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2024年3月6日(水)、福島県新地町にて新地町を舞台に制作したアニメ「鹿狼山の手長明神」の上映会とフィールドワークを開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。

イベント概要 

[表: https://prtimes.jp/data/corp/77920/table/2508_1_1d60c067ef3afd82cb7a6118588fd0f5.jpg ]

当日レポート(アニメ上映)

上映前に「鹿狼山知ってる人ー?」「鹿狼山に登ったことある人ー?」という質問が投げかけられると、ほぼ全員の手が挙がりました。それほど子供たちを含め町民から愛される「鹿狼山」が舞台となった民話のアニメ「鹿狼山の手長明神」を上映しました。手長明神やそのお供の鹿と狼の愛らしいビジュアルや動きに子供たちは食い入るようにアニメを鑑賞しました。

当日レポート(フィールドワーク)

次に、アニメの舞台となった新地町の海の歴史的背景や海の特徴を、福島県水産資源研究所の神山さんから講演してもらいました。「新地町でよく獲れるホッキ貝の貝殻などが新地貝塚で発見されているが、これは縄文時代から新地周辺が豊かな海であったことを証明しており、トラフグの歯なども見つかっていることから縄文時代は現在と同等かそれ以上に海水温が高く、最近相馬付近で獲れるようになったトラフグも生息していた。」といった民話の裏に隠された背景の部分をお話しいただきました。民話だけでは理解できない事実に基づいた話も、民話を聞いた後だからこそより深い学びが得られました。

最後に海ノ民話のまちプロジェクトの柴田さんによる絵コンテづくり体験では、アニメがどのように作られているのかの説明があり、その工程の一部である「絵コンテ作り」にグループでチャレンジしました。鹿狼山や新地町の海などの題材をもとにグループごとにオリジナルのストーリーを考え、絵コンテという形にアウトプットすることができました。各グループ活発に意見を出し合い、楽しみながら取り組んでいる様子で、出来上がった時には仲間と共に作品を作り上げた達成感も得られたような表情でした。

参加者の声                                    

「新地貝塚など、縄文時代から伝わる新地町の海の歴史が、民話という形で学べて面白かった。」(小5女子)
「4コマの絵コンテを作るだけでこれだけ時間がかかったのだから、30分のアニメを作るのがどれほど大変かを身をもって学んだ。」(小6男子)
「(絵コンテ制作体験では)いろんな魚がとれるきれいな海だよという気持ちを込めて書いた。」(小5男子)

今回の作品(海ノ民話アニメーション)の視聴URL                 

タイトル「鹿狼山の手長明神」
視聴URL  https://youtu.be/6Jo3obmntYo

<団体概要>
団体名称:一般社団法人日本昔ばなし協会
URL:https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/

海ノ民話のまちプロジェクト
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、子供たちに伝え語り継ぐプロジェクトです。日本中に残された海にまつわる「民話」「伝承」を選定し、
次の世代を担う子供たちから、さらに次の世代へと語り継ぐ機運醸成を図ります。この活動を多くの方に知っていただき、「海」との関わりを考える機会にしていただくために活動しています。
公式HP  https://uminominwa.jp/
Youtube  https://www.youtube.com/channel/UCi0_5K6G1yYKYgBL9AFjeGQ
Twitter  https://twitter.com/uminominwa

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

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