非接触・ジェスチャー対応でパスワード管理から解放
日本電気株式会社(以下 NEC)は、ソフトバンク株式会社(以下 ソフトバンク)の協力の下、株式会社Joshin(以下 Joshin)の全事業所の従業員向けに、NECの顔認証クラウドサービス「Bio-IDiom Services(注1)」および顔認証エッジデバイス「UBio-N Face Pro」を組み合わせた顔認証システムを提供しました。本システムは、Joshinの国内全事業所にて本格稼働を開始しています。画面に直接触れることなく、手などのジェスチャー操作だけで勤怠打刻が可能となり、パスワード忘れの防止や衛生面の向上に貢献しています。

ジェスチャー認識を組み合わせた顔認証の様子
1. 導入の背景
Joshinではこれまで、PCのブラウザーからWebタイムレコーダーを起動し、IDとパスワードを入力して勤怠打刻を行っていました。しかし、パスワードの失念により都度の運用部門による対応や、それによる打刻の遅滞などが発生していました。また、一部の従業員にとってWebタイムレコーダーの操作自体が負担となっていたほか、店舗や各事業所では共用PCを使用するため、感染症対策をはじめとする衛生面の懸念も課題となっていました。さらに、店舗や修理・配送部門に勤務する従業員には制服の着用が義務付けられており、適正な労働時間管理を行うため、更衣室での着替え前後にリアルタイムで勤怠打刻ができる環境の整備が求められていました。
これらの課題を解決するため、生体認証方式による勤怠打刻の導入検討が進められました。さまざまな認証方式がある中で、顔認証方式は、身体的なコンディションに左右されにくく、顔写真の登録のみで誰もが簡単に利用できるという運用面の利便性の高さが評価されました。加えて、打刻時の顔写真がログとして残るため、後から本人確認が必要になった際も容易に確認できる点や、機器に直接触れない非接触でのオペレーションが可能なこと、さらに顔表面の温度測定も行えるため、感染症対策面でも有効であると判断され、導入の決め手となりました。
2. 導入システムの概要と特長
今回、全事業所に導入された顔認証エッジデバイス「UBio-N Face Pro」は、NECの世界No.1(注2)の顔認証技術を搭載したコンパクトな端末で、マスク着用時でも高精度な認証が可能であり、印刷した写真や動画を用いた「他人によるなりすまし」をブロックする機能を備えています。また、暗所でも利用できるLED照明や、多様な環境への設置に対応するIP55相当の防じん・防滴設計も備えています。この端末の「非接触勤怠打刻オプション」とジェスチャー認識機能を活用することで、画面に直接触れることなく、手などのジェスチャー操作だけで「出勤」「退勤」などの打刻を衛生的に完結することが可能です。

UBio-N Face Pro ジェスチャー認識の流れ
本システムはクラウド上で構築されており、各店舗の「UBio-N Face Pro」で取得された打刻ログや認証データは、NECが提供するクラウドサービス「Bio-IDiom Services」へと集約されます。また、API連携により勤怠管理システムをはじめとする既存システムと連携したシームレスでセキュアな構成を実現しています。
本導入においてソフトバンクは、全体プロジェクトマネジメントを担い、NECが提供する顔認証ソリューションと他社勤怠システムを連携するための設計・構築・運用を推進しました。これにより、単なる顔認証機器の導入にとどまらず、多拠点における均質かつ効率的な運用を実現しやすい環境整備を支援しています。さらに、現場負荷の軽減と効率的かつ安定した店舗運営に貢献しています。
3. 導入の効果
更衣室の壁面やその周辺に「UBio-N Face Pro」を設置することで、従業員は更衣の直前・直後にスムーズな打刻ができるようになりました。現場の従業員からは、「共用端末に触れることなく、非接触でオペレーション可能な点が良い」「従来の認証から移行したことで、煩わしいパスワード管理から解放された」「顔認証のため、PC操作と比較して打刻にかかる時間が大幅に短縮された」と非常に好評を得ています。本システムの導入により、従業員の管理ストレスや主管部署への問い合わせ対応が解消され、設置場所の最適化と相まって、勤怠打刻の遅滞抑制に大きく貢献しています。
NECは価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」(注3)のもと、業種横断の知見と最先端テクノロジーによりビジネスモデルを変革し、社会課題とお客さまの経営課題を解決に導きます。そのコアテクノロジーである生体認証技術(顔認証、虹彩認証、指紋認証)は、米国政府機関が主催する世界的なベンチマークテストで世界第1位の評価を複数回獲得しています。今後もサービスや機能の拡充などさらなる付加価値の創出とともに、セキュアで安全・安心なサービスの提供を通じて、お客さまの課題解決を目指します。
以上
<関連URL>
NEC 顔認証
https://jpn.nec.com/biometrics/face/index.html
ソフトバンク株式会社 生体認証サービス(顔認証)
https://www.softbank.jp/business/service/iot/biometrics-face/
(注1) NECの顔認証クラウドサービス「Bio-IDiom Services」について
https://jpn.nec.com/biometrics/services/bis.html
(注2) 米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証ベンチマークテストでこれまでにNo.1を複数回獲得。NISTによる評価結果は米国政府による特定のシステム、製品、サービス、企業を推奨するものではありません。
https://jpn.nec.com/biometrics/evaluation/index.html

(注3)「BluStellar(ブルーステラ)」は実績に裏打ちされた業種横断の先進的な知見と長年の開発・運用で研ぎ澄まされたNECの最先端テクノロジーにより、ビジネスモデルの変革を実現し、社会課題とお客さまの経営課題を解決に導き、お客さまを未来へ導く価値創造モデルです。
https://jpn.nec.com/dx/index.html
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<本件のお問い合わせ先>
ソフトバンク株式会社 生体認証事業担当
E-mail:grp-biometrics-service@g.softbank.co.jp
NEC バイオメトリクス・ビジョンAI統括部
E-Mail:dpf-pr@dpf.jp.nec.com