本場フランスでMOF(国家最優秀技術職人章)を受賞したショコラティエであるエドワール・イルサンジェーのブランド「イルサンジェー」の東京ブティックが、東京・渋谷にグランドオープン。1粒1000円以上する希少なショコラを求めて、来店予約が殺到しているという。
イルサンジェーは、フランスのジュラ地方にあるアルボワという街で1900年に創業。今年で115年の歴史を持つ老舗ショコラトリーだ。
一族4代直系でショコラをつくり続け、その技とレシピは一子相伝、門外不出のため、ショコラはすべて当主がつくり上げるのが特徴。その味わいは、時のフランス首相も感動のあまりに直筆の手紙をしたためたという逸話も残るほどだ。
4代目で現当主であるエドワールは、1997年に当時最年少でMOFを受章。MOFは日本でいう“人間国宝”に値する称号のため、受章のニュースはイルサンジェーの名をフランス全土のみならず、世界中に知らしめた。
エドワールは、115年前の創業当時と変わらず、今でも手づくりにこだわり続けている。イルサンジェーのショコラはすべて、人間国宝であるエドワールのみが1人で丹念につくり上げ、味と伝統を自らの手で守り続けることを貫いている。
東京ブティックでは、初代が100年以上前に創作した名作「トゥシェフ」(840円)、2代目の自由な発想から生まれた「ガレ」(840円)、3代目の繊細さが表現された「シシィ」(840円)をはじめ、人間国宝の技術が光る「カフェ・バール」(1080円)や「クワトロ」(840円)など、30種類近いショコラを購入することができる。またショコラ詰め合わせ(1万6800円)など、ギフト用も充実。
イルサンジェーのショコラが手に入るのは、世界でもアルボワ本店と東京ブティックのみ!希少なショコラを販売しているため、東京ブティックは来店予約制をとっており、事前にメールで訪問する日時を伝えておく必要がある。空き状況は、同店のHP(http://www.hirsinger.co.jp)にて確認ができる。
この冬の贈り物、自分へのご褒美として、足を運んでみてはいかがだろうか。
■「イルサンジェー東京ブティック」
住所:東京都渋谷区神宮前4-26-5 神宮前426ビル 1F 左手入口
営業時間:12時~19時(最終入店予約18時30分)
定休日:火・水