ほっこりくつろぎたい時に行きたい古民家カフェが、また一つ誕生する。京都からJRで9分の大津駅にオープンする古き良き空間で、心和むひと時をすごしてみて。
大津駅から歩いて3分、駅前商店街を入ってすぐの場所に2月2日(土)よりオープンする「MOV’S(town&coffee)」(モブズ タウンアンドコーヒー)は、築90年の民家を再生してできたカフェ。町になじみながらも、ひときわ目をひく佇まいが印象的だ。
東海道五十三次の宿場町としてかつて栄えた面影が多く残る地域で、古くは旅人が素泊まりするための簡素な宿だった建物を、40年間続いた和菓子屋の閉店により改修して地域のコミュニティスペースとして使ってきたが、ここがカフェだったら…などの声に応えて、カフェにリニューアルすることになった。
カフェの近くには琵琶湖をはじめ、世界文化遺産の延暦寺や石山寺など、映画の舞台にもなった寺社仏閣があり、近くには古民家ホテルもオープンするなど、最近話題のスポットとして注目が集まっている。
「MOV’S(town&coffee)」店内は木をふんだんに使用し、ハンス・J・ウェグナー氏やフィン・ユール氏デザインの上質な北欧家具でコーディネート。
懐かしさを感じるガラス戸や土壁が心地よい空間を作り上げている。ここで名作家具の座り心地を楽しんでみるのもよさそうだ。
カフェの一番のおススメはハンドドリップで淹れる本格コーヒー。あっさりマイルドな「琵琶湖ブレンド」500円(税別)とバランスがよく飲みやすい「百町ブレンド」500円(税別)がおススメだ。
豆はプロのコーヒーサービスマンの上級資格「アドバンスド・コーヒーマイスター」により選別から焙煎、味作り、抽出されたもののみを使用している。
また、コーヒーとともに味わいたいシナモンロール、季節のタルト、チョコブラウニーなどの手づくりスイーツも見逃せない。価格は約350円~500円(税別)。
大津市までちょっと足をのばして素敵なインテリアと町の文化にふれながら、ゆったりとした時間が流れる古民家カフェでくつろいでみてはいかが?
■「MOV’S(town&coffee)」
住所:滋賀県大津市御幸町1-56