休校や休園、外出自粛が続く中、遊びも学びの環境も奪われてしまった子どもたち。ステイホーム期間が少しでも豊かな時間になるよう、東京おもちゃ美術館では、自宅でできる遊びと芸術のプログラムを提供している。
家元や大学教授らが参加!4つの遊び支援
同館の呼びかけにより、全国の「おもちゃコンサルタント」や、礼法や華道など宗家の家元、大学教授らが参加した同プログラムは、4つの遊び支援で構成されている。
3分動画が毎日公開
1つめは「おうち遊びの簡単レシピ動画」。全国の遊びの専門家が家のなかでできる遊びのレシピをウェブマガジン「good us」にて紹介している。3分の動画を毎日公開中で、6月末までに計100本を公開する予定だ。
病児向けにオンラインで遊びを提供
2つめは「『おもちゃコンサルタント』によるオンライン病児の遊び支援」。息苦しい生活を強いられている難病児とその親たちの声に応え、5月より配信開始。
遊びの専門家「おもちゃコンサルタント」が、手遊びやわらべうたなどをオンラインで紹介し、遊びによる楽しい時間をつくりだしてくれる。5月より配信がスタートし、60分×2回を週に4日実施する予定。現在のところ5月末まで実施する見込みだ。
家族で学べる講座も公開
3つめは「華道・茶道の宗家家元から学べるオンラインレッスン」。第1弾は、5月10日(日)の母の日に合わせ、花屋への支援も兼ねて実施された。
4つめは「『保育者向けの専門講座』の家庭向け無料公開」だ。毎年全国から8000名の保育士が集う「夏の芸術教育学校」のオンライン版を7月に開校する。全20講座のなかには一般家庭のパパママ向けの研修も用意され、なかなか学ぶ機会のない遊びの専門知識を会得し、家庭で役立ててもらうのが狙いだ。
これらのコンテンツは、子どもと過ごすステイホームの時間を、一層楽しい交流の時間にするための手助けをしてくれることだろう。