岡山県苫田郡にある山田養蜂場グループの観光施設「山田みつばち農園」は、2021年1月5日(火)から「摘み採りイチゴの量り売り」を開始する。
ミツバチの花粉媒介で実る6種のイチゴ
イチゴを栽培するビニールハウス内では、ミツバチが行う花粉媒介「ポリネーション」によってイチゴが果実を実らせていて、受粉が不完全だと果肉が育たず、奇形果が増えるなどの障害が起こってしまう。「山田みつばち農園」では、こうした自然環境でのミツバチの働きを学びながら、イチゴの摘み採りを楽しむことができる。
同園では6品種のイチゴを栽培。爽やかな後味が特徴の「おいCベリー」、爽やかな甘さと上品な香りの「かおりの」、甘みと酸味のバランスが良い「紅ほっぺ」、まろやかな甘味の「やよいひめ」、大粒になりやすくジューシーな甘さの「かなみひめ」、ほのかな酸味と甘味をもつ桃色のイチゴ「桃薫」だ。
難しい無農薬栽培を手間暇かけて実現
イチゴは無農薬で栽培するのが最も難しいと言われているが、同園では化学農薬を一切使用せず、手間暇かけて育成している。第三者機関でも残留農薬が検出されなかったことが証明されており、安心して摘んだり食べたりできるのもポイントだ。
摘んだイチゴの量り売り&カフェで試食
「摘み採りイチゴの量り売り」では、イチゴを入れるパックを受け取り、ハウス内6品種の中から好きなイチゴを摘み、摘んだイチゴの重さを量ってレジにて1g3円(税込)で購入できる。
6つの品種による味などの違いも楽しむことができる(時期によっては食べられない品種がある)。
感染防止対策のため、例年行っている食べ放題企画は実施されないが、購入した採れたてイチゴを同園の売店ハウスにあるカフェスペースで食べることが可能。いろいろな種類が選べるスティックタイプのはちみつも販売しており、イチゴにはちみつをかけて食べるとさらに美味しくなるのだそう。
好みのはちみつと一緒に採れたてイチゴを食べられるのは同園ならではの楽しみ方だ。
このほかカフェでは、同園で採れたイチゴを贅沢に使ったカフェメニューを、5月末までの期間限定で販売。来園の際は、TELまたは同園公式サイトにて予約をお忘れなく。
■「山田みつばち農園」
住所:岡山県苫田郡鏡野町塚谷785-1