セイハネットワークは、『生まれた環境で学ぶ機会を失ってほしくない』『夢を抱いてほしい』という想いで「セイハ図書館プロジェクト」を立ち上げた。
寄付してもらった絵本をセブ島へ
同社が運営するセイハ英語学院はじめ、そろばん教室88くん、セイハダンスアカデミー(ダンス教室)の生徒からも読み終えた絵本の寄付してもらい、セブ島の支援が必要なエリアの子ども達に届けた。このエリアに住むほとんどの子ども達は絵本を見たことがない。生まれて初めての絵本、初めての読み聞かせイベントに大喜び、目を輝かせながらストーリーに耳を傾けていた。
スラムで暮らす子ども達は毎日食べることや生きることに精一杯で、十分な教育を受けられなかったり、居住地域より外の世界をも知ることもなく、さらにインターネットの環境などもないことから自ら情報を得ることはとても難しい状況だ。そんな中でも絵本は子ども達に学ぶ機会だけでなく、夢を抱いたり、希望を持ったりと心の成長もサポートしてくれる素晴らしい経験をもたらすことができる。
SDGsについて考えるきっかけにも
同活動は、フィリピンの子ども達を支援するだけでなく、日本の子ども達がSDGsについて考えたり、現状を知る大きな役割を担うと考える。寄付してくれた本が海を渡り、実際にフィリピンの子ども達の手元に届いたニュースを聞き、日本の子ども達も喜んだ。予想を上回る数の絵本が集まっており、今後も支援が必要な地域や、セブの教育省を通じて現地の学校へも寄付をしていく予定だ。
引き続き絵本の回収行う予定
9月上旬現在、フィリピンセブの学校は、コロナ感染症対策で1年半以上もの間休校しており、授業が受けられない子ども達もいる。同社は、日本の子ども達、セブの子ども達の笑顔の為に同プロジェクトを早期実現に向けて、引き続き絵本の回収を同社の全国の各教室で行っていく予定だ。
同プロジェクトの詳細についてはセイハネットワーク公式HPで確認を。
「セイハ図書館プロジェクト」に今後も注目していきたい。