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UNROOFとヤマップが、狩猟後に廃棄されていた鹿革を利活用した商品を共同開発

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革製品を開発・生産受託する「UNROOF(アンルーフ)」は、人と山をつなぐ日本最大の登山・アウトドアプラットフォーム「ヤマップ」と共同で、「鹿革L字ウォレット」と「鹿革スマホポーチ」を開発。10月19日(火)からYAMAP STORE内で販売中だ。

「UNROOF」の取り組み

「UNROOF」では、発達・精神障がいをもった革職人が、他社との革製品の共同開発および受託生産、素材から生産工程までMade in Japanにこだわった独自ブランドの商品企画、生産を行う。障がいの有無に関わらず、一人ひとり違うからこそ固定概念を持たずにフラットな関係構築ができる、多様性を実現する社会づくりを目指している。

また、一つひとつの素材を大切にしたいという想いから、独自ブランドでは受注生産を行い、無駄な在庫を持たずに運営。さらに、日本で食用に飼育され食用後に余った牛皮を原材料に使用し、なるべく長く愛用してもらえるよう職人が一つひとつ縫製を行い、耐久性を高める商品作りをしている。

狩猟後に廃棄せず利活用する取り組み

今回のコラボ商品は、「ヤマップ」の「めぐるしか」の取り組みの一つ。

山の生態系を変化させ、田畑を荒らす増えすぎた鹿は、日本で年間約60万頭も駆除され、そのほとんどは肉や皮が活用されず廃棄されている。「めぐるしか」は、可能な限り鹿を廃棄せずに利活用し、山の恵みとともに山を想う人々の心もめぐっていく循環を目指してスタートした。

「UNROOF」は、鹿革に新しい価値を生み出す同取り組みに共感し、パートナーとして共同企画と生産に取り組んだ。両社はウォレットとスマホケースの販売を通じて、一人でも多くの人へ山で起きている問題に意識を向けてもらうきっかけを作りたいと考えているという。

耐久性の高さと仕上がりにこだわったアイテム

鹿革は、革のカシミヤと称されるほど手触りがしっとりと滑らかで、通気・吸湿性に優れている。

今回使用しているのは野生の鹿皮なので、皮の厚みに個体差があり、一枚の皮の中でも部分によって厚みに違いがあるため、商品一つひとつの革の厚みを数ミリ単位で調整。耐久性の高さと仕上がりにこだわった。


「鹿革L字ウォレット」7,920円(税込)は、キャメルカラーの本体にシルバーのファスナーを装着。

「鹿革スマホポーチ」9,790円(税込)は、あえて鹿革の裏地を使用しており、スウェードのような革の柔らかさを楽しめる。カラーは、キャメルとブラックの2色。また、こちらはクリスマス限定カラーのディープグリーンも登場し、ギフトラッピング付きで10,290円(税込)となっている。

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