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岩手発!ブドウの風味香る日本初の純国産グレープシードオイルが完成

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デクノボンズが、日本ではじめて国内で栽培されたブドウの種を搾ったグレープシードオイルを開発!ワイン残渣を利用したサスティナブルな商品で、障がい者福祉施設との連携により量産化に成功した。


純国産グレープシードオイルは、ワインを搾った後にでるワイン残渣から種を取り出し、その種を一切熱をかけることなくゆっくりと搾る。そのため既存の無味無臭のグレープシードオイルとは違い、ワインの香りがする風味豊かな仕上がりとなっている。

廃棄物として多くが処分されているワインの絞り粕

デクノボンズは、国産原料のみを使用し、食油を製造販売している会社。純国産グレープシードオイル開発のきっかけは、岩手県がヤマブドウの生産量日本1という情報を耳にしたことだったという。

岩手県内でヤマブドウからワインを作ってるワイナリーによると、ワインの絞り粕は肥料として畑に戻すか、家畜の餌にするくらいで、ほとんどが処理に困っていること、廃棄物として処分費用をかけている実態がわかった。


そこでデクノボンズは、ゴミをゴミではなく、新たな価値ある資源として世の中に送り出したい!と事業化を決意。なるべく手をかけずに素材本来の良さを生かすことができるオイルを開発することを商品開発の目標に据え、ワイン残渣から数か月かけて種を選別し、乾燥を行った。

コールドプレスで抽出


貴重なこの種を、どう油にしたらいいか。至った結論が“コールドプレス”だ。同業他社の協力を得て試作し油が出ることを確認したのち、コールドプレスの搾油機を導入して搾油を開始すると、口に含んだ瞬間に感動が広がる油ができた。効率は決して良くないため希少なオイルになるが、豊かな風味のあるグレープシードオイルが誕生したのだ。

量産化を目指して

選別乾燥は、地元の福祉作業所に依頼した。継続できる事業にするため、時間や人数など検証を重ねていくという。

また、2021年産からは複数のワイナリーで出たワイン残渣も受け入れ、年度産、品種、産地ごとに管理した商品を展開予定。 好きなワイナリーのワインと同じブドウのオイルが開発されるかもしれない。

発売開始は2022年はじめを予定している。発売日などの詳細は公式サイトで確認しよう。

公式サイト:https://dekunobonz.jp/japangrapeseedoil/

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