幻の杉田梅林復興・杉田梅まつり実行委員会は、2月11日(金)、横浜市磯子区杉田の牛頭山 妙法寺から、「幻の杉田梅林復興・杉田梅まつりオンラインライブ」をYoutubeで配信する。
杉田梅林の由来
天正年間(1573〜92年)杉田村一帯の領主だった間宮信繋は、農地には適さないこの地に梅の栽培奨励し、その後1600年代には3万6千株以上にまでなり関東随一の観梅名所だった。明治以降は、戦災や宅地化で姿を消し、かつての面影は妙法寺に見られるだけとなった。
「幻の杉田梅林復興・杉田梅まつり」
「幻の杉田梅林復興・杉田梅まつり」は、観光庁の「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携事業」に、「江戸時代の“幻の杉田梅林”ゆかりの地探訪と梅しごと体験」として採択された。商店街連合会、杉田梅保存各団体、地元企業、社会福祉法人等が集まって、「幻の杉田梅林復興・杉田梅まつり実行委員会」を組成し、京急百貨店、スズキヤ等の企業、自治体や大学、歴史文化団体等の協力のもと、2月11日(金)~13日(日)まで磯子区杉田の牛頭山 妙法寺をメイン会場に、「幻の杉田梅林復興・杉田梅まつり」と観光客向けバスツアー、体験プログラムの実施準備をすすめてきた。
しかしながら、新型コロナ感染の急拡大を受けて、「まん延防止等重点措置」適用決定により、リアルイベント、および観光地の磨き上げの梅しごと体験プログラム、バスツアー等は中止し、オンラインでの1日開催に変更した。
オンラインライブ
オンラインライブでは、3日間で開催予定だったプログラムの見どころを1日に凝縮して配信する。初公開「杉田梅林ヒストリー」では、梅林の歴史を分かりやすく紹介。明治時代に英照・昭憲両皇太后も観梅された名木・照水梅(しだれ梅)をはじめ、妙法寺の今の様子を生配信する。
「武州杉田の梅林」(初代 歌川広重氏)で描かれている江戸時代の賑いを横浜芸者衆が艶やかに再現。
予定のミニコンサートでは、真鍋尚之氏(雅楽演奏家)ら6人による雅楽の演奏、
上田恵子氏(地歌演奏家)と笛と横浜芸者の踊り、守時タツミ氏(ピアノ演奏家)のオリジナル演奏をコンパクトに楽める予定だ。
また、劇団「横綱チュチュ」による境内での小公演、花升宮大工による茶室木組みの実演と横浜市立大学茶道部によるお点前披露、最後は、杉田梅林復興を祈念した団扇太鼓のフィナーレなど、杉田梅林の復興を祈念するプログラムを楽しもう。
詳しい配信プログラムは、「杉田梅まつり公式ウェブサイト」公式ウェブサイトにて確認を。
杉田梅まつり公式ウェブサイト:https://sugitaume.com/