沖縄県読谷村にある「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」にて、世界遺産・座喜味城跡の「御城印」の販売を座喜味城(ざちみぐしく)にちなんで、3月13日(日)9時49分から開始した。
旅の記念に集める人が増加中の「御城印」
歴女や城ガール、最近のお城ブームに伴い、全国各地で話題になっている「御城印(ごじょういん)」。
神社仏閣を拝観した際の御朱印のように、旅の記念として集める人が増えている。
沖縄県読谷村観光協会では、2021年に「座喜味城跡 御城印」の筆耕とデザインの募集を行い、力強さが感じられる書と、座喜味城跡らしい曲線美、石積みの美しさを色鮮やかにイメージしたデザインを選定。
紙は、亜熱帯の沖縄県に群生する植物、月桃の葉からつくられる月桃紙が使用されている。
同商品は「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」で限定販売されている。「御城印」は、A6はがきサイズで1枚500円(税込)。あわせて御城印帳も3,000円(税込)で販売中だ。
また、3月13日(日)~4月10日(日)の期間は「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」2階企画準備室にて、応募作品の展示会を開催中だ。企画展のみ入場無料となる。
15世紀初頭に築城された座喜味城
座喜味城跡は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の9資産のひとつとして、2000年に世界遺産に登録された。
琉球王国が日本、中国、東南アジア諸国との交易を通して繁栄した15世紀初頭、築城の名人といわれた読谷山按司護佐丸によって築かれたと言われている。
標高約120mの丘陵に立地する座喜味城跡は、二つの廓(くるわ)で構成されている。
上空から見ると城壁は重厚で、曲線状。いくつもの曲線が組み合わされるようにできており、当時の築城技術の高さが感じることができる。
琉球と読谷の歴史を学ぶ
また、「世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム」は、2018年6月に読谷村立歴史民俗資料館をリニューアルして完成した。
琉球と読谷の歴史、座喜味城跡の歴史・構造のほか、読谷の自然、文化、戦前・戦後の暮らしについても紹介し、子どもから大人まで歴史と文化を楽しく学べるミュージアムだ。
世界遺産・座喜味城跡の「御城印」をチェックして、歴史を感じてみては。
■世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム
住所:沖縄県中頭郡読谷村字座喜味708番地6
開館時間:午前9時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:水曜日、年末年始(12月28日~翌年の1月4日)/展示替え及び燻蒸などの臨時休館日/祝祭日が水曜日に重なったときには翌日が休館
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