新潟県東蒲原郡阿賀町に拠点を置く特定非営利活動法人かわみなとは、同団体が運営するしごと・まなび場withブックカフェ「風舟(かざふね)」にて、7月3日(日)10時〜15時に、第2回「一箱古本市@風舟」を開催する。
本屋&カフェ&コワーキングスペース
阿賀町津川は、江戸時代に会津藩の水運拠点「かわみなと(河港)」として栄えたまち。会津の米を大阪へと運び、また逆に北前船から物資を運ぶための中継地として、たくさんの人でにぎわった。
特定非営利活動法人かわみなとは、地域内外から温泉に人が集いつながり、カフェで仕事とまちの未来を展望・実践し、学生寮の高校生たちと地域と学びのこれからを共につくっていく、そんな現代の“かわみなと”をつくっていく。
津川温泉横に2022年に誕生した「風舟」は、本屋・カフェ・コワーキングスペースが複合した施設。人や本との出会いを結ぶ起点となることと、緑豊かな自然の中で思いのまま集中することで新たなアイデアが生まれる場となることを目的としている。
思い思いの本を一箱に詰めて出店
どこかの軒先を借りて、誰もが自由に思い思いの本を一箱に詰めて出店ができるスタイルが人気の「一箱古本市」。今回の選書テーマは“旅のお供“。旅の思い出やこれから行きたい場所のお供にするなら、という視点と出店者それぞれの個性が詰まった一箱を覗いて、会話を楽しみながら本を選べるのも「一箱古本市」ならではの魅力の一つだ。他の人が勧める本との出会いを通じて、人やことばとの縁も提供する。
また、かわみなとでは、「風舟」の敷地内にある学生寮および温泉をプラットフォームとすることで、学生寮の高校生たちと地域や訪れた人たちとの“これから”を共につくっていくための場としての役割も担うことを目的としている。
高校生によるカフェメニューも登場
今回の「一箱古本市」では、ほかに、学生寮に住む高校生たちが企画・考案したスイーツと一緒にカフェが楽しめるメニューが限定登場。どらやき、チーズクラッカー、レモンクッキー、生チョコレートのスイーツ4種とコーヒーがセットになった限定メニューは500円(税込)。訪れる人をおもてなしする気持ちが詰まったメニューで、今夏に向けて商品化を目指している。
また、同店が担う“ここから生まれるアイデアを具現化できる場所”としての役割も同時に果たしていく。
出店者を募集中
同イベントでは、出店者を募集中。参加費は1,000円(中・高生無料)で、出店者特典として隣接する津川温泉のチケットが付いている。興味のある人は「風舟」公式サイトをチェックしてみて。
中・高生も交えて、年代を問わず誰でも本を介したコミュニケーションを楽しめる第2回「一箱古本市@風舟」に訪れてみては。
■しごと・まなび場withブックカフェ「風舟」
住所:新潟県東蒲原郡阿賀町京ノ瀬4851
HP:https://kazafune.fun/