CONNECTは、終活支援を行う新たなサービス「コトダマ」を9月13日(火)より開始した。
もしもの時に大切な人にメッセージを送れる
「コトダマ」は、大切な人へ、事前に登録したメッセージを届けてくれる終活支援サービスだ。契約者に不慮の事故や災害などが起こった際、遺族が同社へ連絡すると、生前に預けておいた大切な人へのメッセージを配信してくれる。
従来は遺族のみを対象としたサービスだったが、お世話になった人や友人など、多くの人にメッセージを伝えることが可能になった。
登録は、スマホやパソコン、タブレットなどで簡単に進められるので、「もしもの時に備えて終活を始めてみたいけど、何から取り掛かればいいのか迷っている」という人にもおすすめだ。
サービスの流れ
まず、スマホやパソコンで「コトダマ」サービスへ会員登録を行う。次に、大切な人へのメッセージをマイページへ保存する。
その後、不慮の事故や災害などがおきたら、遺族が同社へ連絡する。連絡を受けた同社は各種調査を行い、確認が取れた後に、大切な人へメッセージを送信(送付)。保存しておいたメッセージが大切な人へと届くという仕組みだ。
なお、メッセージの登録は、無料版はテキストで1名までにメッセージを送ることができる。有料版(月額250円)は動画、写真、音声なども登録可能で、人数制限もない。
ただし、利用者当たりの容量は500MBまで。追加容量が必要な場合には、1GBごとに月額100円が追加となる。
終活に必要な機能が充実!
同サービスには、終活に必要な機能も複数用意されている。
「コトダマ証書(メッセージの受け取り)」は、生命保険の証券と同じような機能で、契約者が亡くなった際に遺族が同社へ連絡することで、大切な人へ登録したメッセージを届けることが出来るというもの。コトダマ証書は基本的にデジタルで受け取れるが、別途費用(500円/件)で紙での発行も可能だ。
「資産・負債登録」は、現在保持している資産やローンなどの負債を無料で登録できるというもの。「延命・臓器提供登録」は、何かあった場合の延命処置や臓器提供を無料で登録できる。
ほかに、パソコンやスマホデータの取り扱いなどを登録できる「身の回りの取扱い登録」、良い行いをした日に日記形式で登録が可能な「善日記登録」(どちらも無料)、「占い、ガラポン」のサービスもある。
さらに、遺言書の下書きが自動作成できる機能もあり、遺言相談がある場合は、提携しているグランサクシードに取次いでもらえる。ただし、同サービスで作成した遺言書に法的効力はない。法的効力を持たせるためには、同サービスで作成した遺言書をもとに直筆で作成する必要があるので注意しよう。
なお、同社は今後も、終活を支援する便利な機能として、自伝の登録や、葬式/納骨登録、介護や老後どのように過ごしたいかを登録できる機能などを随時追加していく予定だという。
終活に関心がある人は、この機会に登録してみては。
(オガワユウコ)