自社ロイヤル顧客の意識データを可視化するSaaSサービスを提供するスパコロは、全国15歳~69歳の9,894名を対象に実施した「購買実態調査 プラントベースフード編」の結果を公開した。
プラントベースフードの認知・購買状況
全国15歳~69歳の9,894名にプラントベースフードの認知・購買状況を聞いたところ、認知率21.3%、購買経験率6.1%、1年以内購買率5.3%、1カ月以内購買率3.1%という結果が明らかとなった。
プラントベースフードの認知率はいまだ全国で2割と多くないものの、購買経験者の約9割が直近1年以内に購買をしており、購買経験者の継続購買率の高さがうかがえる結果となった。
半数以上がテレビがきっかけで購入
ここからはカゴメのプラントベースフードを例に挙げ、購買者の意識をみていこう。
実際、購買者はどんな情報をきっかけとしてカゴメのプラントベースフードを購入したのだろうか。カゴメのプラントベースフード購買経験者に聞いた購入のきっかけとなった情報は上位から「テレビ番組/テレビCM」が56.8%、「SNS」32.4%、「インターネット上の広告」30.6%、「ニュースサイト・アプリ」が30.6%が続いた。ユーザーの半数以上が購買のきっかけとしてテレビを挙げているという結果となった。
約半数が健康のために食べる
そこでカゴメの購買経験者にプラントベースフードを食べている理由を聞いてみると「健康促進のため」が49.5%、「野菜摂取のため」が37.8%、「栄養摂取のため」が32.4%、「SDGsに配慮しているため」が27.9%と続いた。上位には健康関連の項目が多く挙がる結果となった。
また、カゴメプラントベースフード購買経験者にプラントベースフードを食べて不満に感じている点を聞いてみると「価格が高い」が36.9%、「売っている場所が少ない」が25.2%、「飽きやすい」が19.8%、「食感が悪い」が18.0%と続いた。
購買未経験者の購入意向
今後更なる市場拡大が期待されるプラントベースフードだが、今現在購買未経験者のうちプラントベースフードの購入意向がある人はどれくらいいるのだろうか。
プラントベースフード購買未経験者に聞いたプラントベースフードの購買意向では「とても購入したい」が2.8%、「やや購入したい」が15.1% 、「どちらともいえない」が35.6%、「あまり購入したくない」が17.2%、「全く購入したくない」が29.3%となり、購入意向がある人は計17.9%と、購買未経験者の約2割に購買意向がわかる結果となった。
調査からはプラントベースフードが全国で約21%の人に認知されており、約6%の人の購入未経験者の内、約18%に購入意向がみられる結果となった。
この機会に、スパコロが実施した「購買実態調査 プラントベースフード編」を、チェックしてみて。
【スパコロ「購買実態調査 プラントベースフード編」調査概要】
調査方法:全国 15~69歳を対象としたインターネットリサーチ
調査期間:1月12日(木)~13日(金)
有効回答数:9,894名
(江崎貴子)