日本海有数の港町、島根県浜田市の水産加工会社・シーライフは、新商品となる「のどぐろ干物缶・塩仕立て」を発売。公式オンラインショップで販売開始した。
干物は日常使いよりも贈答ギフト品という立ち位置に
2006年に創業したシーライフは、浜田漁港がブランド化を進める「どんちっち3魚(アジ・ノドグロ・カレイ)」の干物を製造し、百貨店・ギフト・ふるさと納税・公式オンラインショップなどで販売展開している。
同社によると、元々、干物という食べ物は保存食でもあり、味つけが不要で手間のかからない食材として家庭からの需要が高かったが、ライフスタイルの変化などにより、現在では干物は日常使いというよりも高級品・贈答ギフト品という立ち位置になりつつあるという。
そこで同社は、若い世代や忙しい共働き世代でもフタを開けるだけで手軽に味わえるようにと、干物を缶詰にして商品化。馴染みのない魚種を含め、累計で約50種類ほどの魚を缶詰にすることで市場に押し出している。
干物製造で培った技術を応用し、1年をかけて開発
同社が新商品「のどぐろ干物缶・塩仕立て」で目指したのは、従来の缶詰の特徴でもあるしっとりとしたみずみずしい切身の食感ではなく、実際に干物を焼いた際と同様に、外身はほどよい香ばしさとやや噛み応えのある食感でありつつも、中身は脂がのっていてジューシーな食感。
この干物特有の食感を実現するために、缶に入れるまでのノドグロの干し方を試行錯誤し、同社は1年という期間を経て完成にこぎ着けた。
適度に脂ののったあの上品なのどくろの干物が、缶をあけるだけで手軽に食べられる「のどぐろ干物缶・塩仕立て」に注目だ。
■のどぐろ干物缶・塩仕立て
内容量:50g
価格:1,000円(税抜)
公式オンラインショップ:https://ec-sealife.net/
(fukumoto)