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佐賀市内の高校や大学のトイレに無償で生理用品を。クラファンで寄付を募集中

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佐賀市内の高校や大学の女子トイレに、無償で生理用品を置く取り組みを行っているCivic Force(シビックフォース)。

同団体は、この取り組みを継続、広げていくため、7月12日(水)~10月9日(月)の期間、佐賀県ふるさと納税の仕組みを活用した、ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディングで「佐賀の学校に生理用品を配布するプロジェクト 災害時や学校での生理の困りごと解消へ!」を展開中だ。

佐賀の学校に生理用品を配布するプロジェクト


Civic Forceは、使用期限が近づいた防災備蓄用の生理用品を活用し、2021年9月から佐賀女子短期大学付属佐賀女子高等学校に、同年11月から佐賀大学に生理用品を提供している。

また、6月までに約13,000個の生理用品を提供しており、毎月約500枚が活用されている。

生理に関する困りごとをなくすために

女性が生涯に生理用品に費やす金額は、約40~70万円ともいわれている(※)。生理用品をトイレットペーパーのようにトイレに常備することで、学生たちの経済的、心理的負担を軽減したいというCivic Forceと学校の想いが一致してこの取り組みが始まった。

学校と取り組みを進めるなか、経済的な理由で生理用品が買えない「生理の貧困」だけでなく、10代の女の子たちは、様々な困りごとを抱えていることが分かったという。

月経が順調でないことが多かったり、節約のために生理用品の交換を控えたり、突然の生理で学業や部活動に集中できなかったりと、様々な生理に関する困りごとを抱えている。また、親元を離れて寮生活する生徒もいる。

生理に関する知識向上と職場における相互理解の促進


佐賀大学芸術地域デザイン学部の吉住磨子学部長は、「本取り組みが生理用品を必要とする人の助けになるだけではなく、かつてあった生理に対する強い忌避感のようなものが薄れ、職場の中で生理に対して自然に話ができる空気が醸成されてきたようにも思います」とコメント。

この取り組みが生理に関する知識向上と、職場における相互理解の促進にもつながっている。

生理用品を設置するトイレを増やしていく計画

同団体は、クラウドファンディングで集まった寄付を活用し、学校へ生理用品を提供する他、生理用品を設置するトイレを増やしていく計画だ。

さらに、災害時に備えて備蓄しておき、避難所等への配布にも活用する。加えて、クラウドファンディング以外の方法でも、佐賀の学校に生理用品を配布するプロジェクトに協力してくれる企業や個人からの生理用品の寄付を同団体は受け付けている。

この機会に、ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディングで「佐賀の学校に生理用品を配布するプロジェクト 災害時や学校での生理の困りごと解消へ!」をチェックしてみては。

ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング:https://www.furusato-tax.jp/gcf/?header
プロジェクト名:佐賀の学校に生理用品を配布するプロジェクト 災害時や学校での生理の困りごと解消へ!

※参考:ウィメンズヘルス 月経カップブランド『Intimina』の市場調査:https://www.womenshealthmag.com/jp/wellness/a30069977/average-cost-of-20191205/
Yahoo!ニュース 「生理の貧困」ってなんだろう――言えない、買えない 問題の背景はピルのオンライン診療サービス「スマルナ」の調査から:https://news.yahoo.co.jp/special/period-poverty/

(角谷良平)

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