日本ユネスコ協会連盟は、書きそんじたり、印刷ミスをしたり、多めに買って余ったりして、投函せずに使いそびれた年賀ハガキの回収を呼びかける「書きそんじハガキ・キャンペーン2024」を実施中。
回収したハガキは募金に換えて、世界の子どもたちに教育の機会を届ける「ユネスコ世界寺子屋運動」の支援に役立てられる。
未投函の年賀ハガキ・未使用の切手で支援ができる
「書きそんじハガキ・キャンペーン2024」は、未投函の年賀ハガキや未使用の切手・金券・株主優待券などの「タンス遺産」を回収して募金に換えて「ユネスコ世界寺子屋運動」の支援に役立てる取り組みだ。
「タンス遺産」は通年で回収を受け付けているが、年賀状シーズンの年末年始から5月末までを回収強化期間として、全国的に協力を呼びかけている。
子どもたちに教育機会を届けるユネスコ世界寺子屋運動
世界には学校に⾏けない⼦どもが約2億4400万⼈、読み書きができない⼤⼈が約7億6300万⼈いる。教育を受けられないことで読み書きや計算ができないまま⼤⼈になると、安定した収⼊を得る仕事に就くことが困難で、さらには⼦どもが教育を受けられなくなるという悪循環が起こる。
日本ユネスコ協会連盟は、年齢、宗教、性別にかかわらず、すべての⼈が公平に教育の機会を得られるように、1989年から「ユネスコ世界寺⼦屋運動」を実施し「学びの場=寺⼦屋」を提供。これまでに44ヵ国1地域の135万⼈以上に無償で教育の機会を届けてきた。
17枚のハガキで1か月学びの場に通うことも
今月、2024年お年玉付年賀はがきの当せん番号(※)が発表されている。
「書きそんじハガキ・キャンペーン2024」では、当せんして商品を受け取った後の年賀ハガキも、外れてしまった年賀ハガキも、いずれも未投函のものであれば「ユネスコ世界寺子屋運動」の支援として、1枚から回収の受け付けを行っている。
「ユネスコ世界寺子屋運動」では、1枚のハガキは、アフガニスタンでは消しゴム1個、ネパールではペン1本になる。また、17枚のハガキで、カンボジアでは子ども1人が寺子屋(学びの場)に1か月通うことができる。
キャンペーン概要
「書きそんじハガキ・キャンペーン2024」の回収強化期間は5月31日(金)まで。回収対象となるのは、未投函または未使用の年賀ハガキ・郵便ハガキ(書きそんじ、印刷ミス、古いものなども可)、未使用の切手(古いものも可)、未使用のプリペイドカード・商品券・株主優待券など(使用期限が過ぎていないもの)だ。送付先などの詳細は、下記URLにて確認を。
未使用または書きそんじの年賀ハガキなどを募金に換えられるキャンペーン。家庭や職場に役立てられるものがあれば、日本ユネスコ協会連盟に送付してみては。
キャンペーン詳細URL:https://www.unesco.or.jp/terakoya/kakisonji/
※参考:日本郵便「2024(令和6)年用年賀はがきおよび寄付金付お年玉付年賀郵便切手当せん番号の決定」https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2024/00_honsha/0117_01.html
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